超高くなりそう。Pixel 10シリーズは今から待つ必要があるのか

例年より約2ヶ月の前倒しで正式発表されPixel 9シリーズですが一方で一部情報によるとGoogleはすでにGoogle Tensoro G5のテストをクリアした上でTSMCとの契約も完了しているとの予測があります。

このことを考えるとPixel 10シリーズに合わせて今年の発表時期をずらした可能性があります。今回はGoogle Pixel 10シリーズは待つべき価値があるのか主観的にまとめたいと思います。

ラインナップの強化と折畳式機種。

現状だとSamsung製よりTSMC製のSoCの方が完成度が高いことからもGoogle Tensor G5に期待しているユーザーはPixel 9シリーズよりPixel 10シリーズの方が気になると思います。

今回は現時点で噂されているPixel 10シリーズの情報を確認していきたいと思いますが一つ目としてはラインナップの強化で折畳式機種を除いて4モデル構成になると予測されています。

まさにAppleのiPhoneと同じようなラインナップになる感じで標準モデルにProモデルがそれぞれ2モデル展開になると予測されておりPixel 9シリーズの命名規則通りであれば無印の大型モデルとなるPixel 10 XLが新たに追加されると予測されていますが詳細は不明です。

少なくともPixel 9とPixel 9 Proは同じディスプレイサイズに筐体サイズを採用しておりさらにカメラバンプ部分の大きさも揃えることでコストカットしつつアクセサリーの兼用が可能になっています。

一方で詳細は不明ですが厳密に言うとPixel 9 ProとPixel 9は充電コイルの大きさなのか位置なのか僅かに違うことからもPixel 9 Pro用のケースはマグネット対応でもPixel 9が非対応のこともあります。

とはいえPixel 10 XLが仮にでてくるのであればPixel 10 Pro XLと同じ筐体サイズにした上でカメラバンプの大きさなども一緒にすることでコストカットしてくる可能性が高いのかなと思います。

ただこの情報は昨年リークしたロードマップが基になっているためPixel 8シリーズやPixel 9シリーズの売れ行き次第では十分に変更される可能性があるのでまだ噂半分程度です。

何より現時点ではコードネームすらリークしていないので何モデル展開になるかも情報がないです。またAppleで見るとiPhone 16シリーズではiPhone 16 Plusが継続してますが人気がないです。

事前情報通りの生産台数であればiPhone 16 Plusの生産シェアは圧倒的に低いという感じです。またiPhone 17シリーズではPlusが廃止になり新たにSlimが追加されると予測されています。

Appleですら無印の大型モデルの販売に苦労していることを考えるとGoogleもかなり厳しいかもしれません。それこそPixel 9ですら$799になってしまったことを考えるとPixel 10 XLは最低でも$899とあとちょっと投資すればProの小型モデルを購入できる価格差なので正直難しいのかなと思います。

折畳式機種の強化。

またPixel 9 Pro Foldは以前リークしたロードマップで特段言及はないことが判明しています。これはPixel Foldの売れ行きがその当時不透明だったことから中期計画を立てにくかった可能性があります。

ただPixel 9 Pro Foldが爆速で完売した上に販売地域が大幅拡大されたことからも順調の可能性が高いかなと思います。少なくとも折畳式機種の販売が好調となってくるとロードマップ通りであればフリップ型の導入されるとの予測があります。

現行モデルと同じ命名規則が採用されるのであればPixel 10 Pro Flipが導入される可能性あることになります。ただ現時点で詳細な情報は全くないので本当にフリップ型が導入されるのかも不明という感じです。

何より以前リークしたロードマップ通りであれば来年の下半期に合計で6つの新型が登場する可能性がありますが同時に6モデルは発表しすぎだと思うので発表時期を上手く調整してほしいかなと思います。

Google Tensor G5とRAMの底上げ。

次にスペック面ですがリークしていることは本当に限定的でGoogle Tensor G5の搭載です。事前情報からもTSMCの3nmプロセスルールを採用した上で最新のパッケージング技術を採用するとの予測です。

現時点でアーキテクチャの部分は情報はありませんが箱の部分だけでも処理性能の向上に期待できます。Google Tensor G4でみるとSamsungの4nmプロセスルールを採用していますがパッケージングは事前情報と異なりGoogle Tensor G3と同じ方法が採用されている可能性があるとの話です。

そのため想定していたほど処理性能や電力効率が改善しなかったとも言われています。ただGoogle Tensor G5はパッケージング技術だけでもジャンプアップなので十分に期待できると思います。

 

またリーク通りであればSamsung製の16GBのRAMが統合されている可能性があるとの話です。なので単純に考えればPixel 10シリーズはモデル関係なくRAM16GBに統一されている可能性があります。

海外サイトによるとPixel 9のRAMの制御方法はPixel 8 Proなどと同じだと言われています。一方でPixel 9 Proシリーズに関してはAI Coreを常駐させるために3GB分ロックされています。

その結果より迅速にAIを動作させることが可能になっていますがこれはAIを使っていても使っていなくても3GB分はロックされているままなので使わない人からすればある意味無駄に感じるかもしれません。

それでもRAM12GBを搭載していると考えれば分かりやすく多くのユーザーにとって余裕があります。何より事前情報通りであればPixel 10シリーズでは共通して一部RAMをロックしている可能性があります。

現状だとPixel 9とPixel 9 Proは同じGemini Nanoを統合していてもAIの処理速度などに差が発生する可能性がありますがPixel 10シリーズではシリーズ通して同じ体験になる可能性があるとも言えます。

またGoogleの幹部によると2025年にはより大規模な言語モデルをAndroidに統合することに期待と発言しています。このことを考えるとAIのオフライン処理をより強化するためにSoCを底上げする可能性があります。

一方でちょっと恐ろしいのがPixel 10aでGoogle Tensor G5にRAMが統合されているのであればRAM16GBとか廉価版で訳が分からない存在になりますが実際に正式発表されるのかも不明です。

少なくとも直近の情報をみる限りPixel 9aではExynos5300を統合して衛星通信には非対応とコストカットしている可能性があると言われているのでPixel 10aでも差別化される可能性は十分にありえます。

何よりAIをより強化するためにSoCが底上げされた上でシリーズで共通の体験ができる可能性があります。

カメラデザインの変更。

また勝手な推測ですがカメラデザインは変更される可能性があるのかなと思っています。これはGoogleのPixelのデザインへの拘りと矛盾するので正直何ともですがPixel Fold系のカメラデザインが次のフラッグシップのカメラデザインのヒントになっているように見えます。

Pixel FoldのカメラデザインはベースとなっているPixel 7シリーズやPixel 8シリーズと異なりサイドフレームに一体化するようなカメラデザインを採用していませんがPixel 9はPixel Foldに非常に似たデザインを採用しておりPixel 9 Pro Foldではデザインを刷新しています。

少なくともGoogleによるとデザイン言語に囚われないようにしつつ最適化しているとの話です。

そのためPixel 9 Pro Foldは本体の薄型化に合わせて内部スペースを確保するためにカメラセンサーを小型化した上でカメラの配置をスクエア型を採用して効率化した可能性があります。

ただPixel 9シリーズで見ると電池持ちの悪さなどからも今後大容量のバッテリーが必要になるかもしれません。そうなった時に並列型のカメラデザインをは内部スペースにおいて無駄が多いとの話です。

そうなるとスペックを底上げする特にPixel 10シリーズはカメラデザインを変更する可能性があります。ただ仮にPixel 9 Pro Foldのようなスクエア型になるとiPhoneみたくなっちゃいます。

高くなるからこそ下準備が重要。

少なくともPixel 10シリーズの現時点でのリークをみる限りおそらく80%ルールは継続採用されると思います。そのためカメラやゲーム性能にガチで拘る残り20%のユーザーはターゲット層じゃないです。

一方でGoogleが今もっともやりたいことであるAIを最適化するためにSoCから刷新する感じです。少なくともPixel 9シリーズでハード品質はかなり底上げされたのであとは安定性の部分とソフトで特にAIをしっかり動かしたいとなれば安定したパフォーマンスを発揮できるSoCは必要です。

一方でTSMC製に切り替えることからもGoogle Tensorのコストは爆増する可能性が高いです。詳細は不明ですがフラッグシップ向けSoCの製造依頼がほぼないSamsungは顧客を獲得するために単価が安い可能性がありますがTSMCに関しては需要過多でむしろ値上げするとの話もあります。

ちなみにSnapdragon 8 Gen 4はSnapdragon 8 Gen 3対比で30%前後上昇する可能性があります。また最終的にはメーカーごとの発注量で変わると思いますがリーク通りなら$250前後との予測です。

さらにAppleに関してもTSMCの値上げ要求に対して再度契約を締結したと言われています。ただ値上げ要求をのむ限り3nmプロセスルールを採用したSoCの供給を優先するとの条件みたいです。

あくまでも他社の話になりますがリーク通りであればGoogle Tensor G5のコストは高いと思います。そうなるとPixel 10シリーズはさらに本体価格が為替関係なく値上げされてもおかしくないです。

ただこれは他社の動向を見て判断できると可能性がありGalaxy S25シリーズが全体的に値上げしてくるのであればGoogleもPixel 10シリーズで値上げしやすい環境になると思います。

だからこそPixel 10シリーズが欲しい人は主観ですが今から準備をしておくのがいいと思います。もちろん実際に正式発表されないと分からないですが値上げされなかったらラッキーくらいです。

なので最低でも現行モデルと同じ価格となれば高いことに違いはなくGoogle Storeでの販促を上手く利用するためにも下取りの機種を準備したり繋ぎとしてPixel 9シリーズを購入など自分はPixel 10シリーズを購入する際はPixel 9シリーズの下取りとストアクレジットを利用予定です。

結局Googleは以前のように誰にとって安い価格設定ではなく既存ユーザーを優先させます。そのため言ってしまえば既存ユーザーが安く感じるような販促を行う可能性が高いかなと思います。

下取りでみてもPixel 5やPixel 6シリーズがバグっている感じだったので来年はおそらくですがPixel 7シリーズあたりの下取り額がバグってくる可能性があるので十分にチャンスという感じ。

まとめ。

今回はPixel 10シリーズの現時点で判明していることについて主観的にまとめてみました。少なくともPixel 9シリーズの購入でもらえたストアクレジットの期限が2025年の9月2日です。

そのためPixel 10シリーズは2025年の9月2日までには正式発表され予約を開始すると思います。何よりラインナップが強化されAIが底上げされAI自体がもっと身近になる可能性があります。

なので今後AIをしっかり使っていきたいと思う人は十分に待つ価値があるのかなと思います。

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