Android15のパブリックβ版配信開始。いくつか新機能も追加に

直近でみると不具合に振り回されている印象を受けるGoogleですが、現状では6月のFeature Dropのβ版となるAndroid14 QPR3と合わせてAndroid15 DP2の配信を開始しており、特にAndroid15の開発が最優先事項になっている可能性が高いです。

今回9To5GoogleによるとAndroid15 パブリックβ1で追加された新機能について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

パブリックβ版がいよいよ開始。

3月中旬頃からGoogleはAndroid 15の開発者向けβ版の配信を開始していましたが、ようやくパブリック版の配信を開始しました。さらに今回のパブリック版の配信に合わせて新機能が追加されておりまとめると以下のようになります。

詳細
ライブメモ機能 Pixel Tablet限定機能。ライブでメモを取るためのショートカット機能の追加(ただしロック画面でショートカットの設定はできず)
ネットワークの通知 接続しているセルラーネットワークが暗号化の欠如のため安全ではないと判断された場合に通知を受け取る機能
Wi-Fiのプライバシー 新しいフルスクリーンのWi-Fi「プライバシー」設定の追加
天気アプリ 天気のウィジェットを新たに追加
ウォレットアプリの変更 デフォルトで設定されているウォレットアプリの変更を可能に

パブリックβ版の対象となっているのはGoogle Tensorを搭載しているPixel 6シリーズからPixel 8シリーズまでの機種と分かりやすいです。ちなみにパブリックβ版は安定期と言われているβ3の段階まではおすすめ出来ない状況にあります。

すでに判明している問題も。

またすでに判明している問題もあり以下のようになります。

  • アプリウィンドウがピクチャーインピクチャー(PiP)モードに移行しているとき、PiPトランジションが終了する前にデバイスが回転すると、PiPウィンドウは消えます。
  • デバイスの設定中に「Google Playサービスが停止し続けます」というメッセージが表示されます。
  • デバイスのセットアップ中にアカウントを追加すると、エラーページが表示されます。

逆に開発者向けで不具合が判明していた部分で修正された部分もあります。

  • Developer Preview 2ビルドをサイドロードすると、サイドローディングが完了した後、デバイスに「デバイスが破損しています」というメッセージが表示されることがある問題を修正しました。
  • Face Unlockのフェイスモデルを追加している間、プレビュー画面がトリミングまたはトリミングされているように見える問題を修正しました。
  • ロックされたSIMカードがロック解除されたデバイスに挿入されたときに、ユーザーがSIMカードのロックを解除するためにPINを入力するように求められない問題を修正しました。
  • ランタイム対応SDKに依存するアプリがデバイスの再起動時にアンインストールされる問題を修正しました。
  • システム設定の検索バーが最初にタップされたときに応答しない問題を修正しました。
  • セカンダリユーザーのプロフィール画像を変更できない問題を修正しました。
  • SkiaがAndroid 15プレビューSDKとまだ互換性がない問題を修正し、レイアウトインスペクタで3Dモードを有効にできない問題を修正しました。

何より今後8月頃の本配信に向けて開発が進んでいくと思います。

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