今月の始めにGoogleは3月のFeature Dropを包括したアップデートを配信しており、機種によって異なりますが新機能が追加された一方で話題となったのが「かこって検索」機能の対象機種です。
今回Phone Arenaによるとかこって検索がより多くのPixelが対応すると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
対象機種がより拡大。
Samsungは1月中旬にGalaxy S24シリーズと合わせてGalaxy AIを正式発表。Galaxy AIで追加された新機能の一つとして「かこって検索」があり、本体のAI機能+Googleレンズで対象物を認識した上でGoogleで検索する機能になります。
またGoogleはGalaxy S24シリーズの発売日に合わせたのか、1月下旬にイレギュラーとなるFeature Dropを配信をした上でPixel 8シリーズも同様に対応しました。
そして今月上旬のFeature DropにおいてPixel 7とPixel 7 Proも新たに対応しましたが、なぜかPixel Foldは対象外となり大きな話題になりました。ただ今回の情報によるとGoogleはかこって検索の対象機種を拡大することを明らかにしたとしています。
今回拡張される機種はPixel 6/Pixel 6 Pro/Pixel 6a/Pixel 7aで今週中にはアップデートの配信を開始するとしています。少なくともかこって検索くらいの負荷であればGoogle TensorのTPU性能でも十分という感じなのかもしれません。
また具体的な日時は発表されていませんが、まもなくPixel FoldとPixel Tabletも対応することを明らかにしています。以前海外サイトが指摘した通りPixel FoldやPixel Tabletが3月のFeature Dropで対応しなかったのはUIの最適化が遅れているからというのが最も整合性がありそうです。
他社の対応はまだまだ先。
SamsungはまもなくGalaxy S23シリーズやGalaxy Z Fold 5にOneUI6.1のアップデートの配信を開始するため、順次かこって検索の対応機種が拡大していく可能性があります。
一方でSamsungの発表によると、かこって検索は10月の始めまでGoogleとSamsungの独占機能であることが明らかになっており、それまではPixelとGalaxy以外の機種が対応する可能性は低いです。
なぜ10月の始めなのか不明で、独占するほどの機能なのかも不明ですが他社と差別化している可能性。ただ現時点で他社においてかこって検索の開発はあまり積極的でもないことが明らかに。
かこって検索はハマるとかなり便利ですが、言ってしまえばGoogleレンズの強化版という感じで大きな進化を遂げているわけでもありません。
ただ今回の情報によるとGoogleはかこって検索を強化しており、翻訳アイコンを新たに追加しています。つまり指定した部分を翻訳する機能も追加されるようになり、どんどん多機能になっていく可能性があります。