Pixel Fold 2で最適化?Android15で追加される2つの折畳式用新機能

Googleは2月中旬よりAndroid15 DPの配信を開始しており現時点ではBeta 2まで進んでいます。順調にいけば4月にはパブリック向けのベータ版の配信が開始して、Android15の開発が一気に進んでいく流れになります。

今回Android PoliceがAndroid 15で追加される折畳式機種用の新機能について言及しているのでまとめたいと思います。

サブディスプレイとの連携性強化。

Souce: Android Police

GoogleはPixel Foldで出来るだけシンプルにしたかったのか、アプリの最適化を待っていたのか不明ですが他社の折畳式機種と比較すると折畳式機種特有のカスタマイズオプションは少なめ。

ただ昨年12月に配信されたFeature Dropではアプリの最大化表示が出来るようになるなど、少しずつですが前に進んでいる印象。そして今回の情報によるとAndroid15ではサブディスプレイの連携性が強化されている可能性があるとしています。

折畳式機種はサブディスプレイでしていた作業をメインディスプレイに切り替えるのは最適化されていることが多いですが逆のパターンはメーカーによってまちまちという感じです。

今回の情報によるとGoogleは新たに3つのオプションを用意していることが判明したとしています。

  • Always: デバイスを折りたたむとフロントディスプレイがオンになる
  • Swipe up to continue: ディスプレイをスワイプすることで継続できる(ゲームや動画アプリ限定)
  • Never: デバイスを折りたたむとフロントディスプレイがロックされます

OnePlusやOppoにHonorなどが採用しているオプションという感じで、現時点でオプションがないPixel Foldにとってはありがたい新機能になります。

ちなみにGalaxyの場合はアプリごとに上記に類似したオプションの設定が可能ですが、今回判明したオプションはアプリごとではなく一括適用になると思われます。

あまり派手な機能ではありませんが、あるかないかでは地味にユーザビリティに影響が出てきます。

タスクバーの常時表示。

Source: 9To5Google

次に2つ目としてはタスクバーを常時表示できるオプションです。GoogleはAndroid 12Lでマルチタスク機能を改善するためにタスクバーを導入しましたが、Android 13 QPR 2ではアプリの表示に影響が出にくいようにするために「一時表示」のオプションを追加します。

そして今回9To5Googleによるとタスクバーを常時表示できるオプションが追加される可能性があるとしています。ちなみにSamsungで見るとタスクバーを常時表示/一時表示はユーザーが任意で切り替えることができます。

一方でPixel Foldで見ると常時表示のオプションがないのでユーザーのニーズに合わせてより柔軟に対応できるようになります。今回判明した2つの新機能は目新しさはありませんがAndroidで標準対応する可能性。

いままではメーカーによって対応がまちまちの部分でしたが今後ある程度統一されてくる可能性もあります。何よりAndroid15は8月頃の本配信になる可能性があるので下半期に登場するPixel Fold 2が最も最適化された状態で登場する可能性があります。

 

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