Googleは5月14日にGoogle I/Oを開催することを明らかに。あくまでもGoogle I/Oはソフトウェアの基調講演となっていますが、毎年何かしらの新製品が発表されており、今年であれば廉価モデルであるPixel 8aが正式発表される可能性があります。
今回Android AuthorityがGoogle Pixel 8aの一部スペックに言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
ディスプレイが想定以上の進化。
事前情報通りであれば今年の5月に正式発表される可能性があるPixel 8aですが、今回Google内部からの情報として一部スペックが判明したことに言及しています。
そして今回判明したスペックで気になる部分としては大きく2つあり、一つ目としてはディスプレイです。
Pixel 7a | Pixel 8a | |
サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ |
表示解像度 | 2400×1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz |
輝度(HDR表示) | 1000nits | 1400nits |
今回の情報通りであればディスプレイサイズや表示解像度に変更はありませんがリフレッシュレートが強化されること。おそらくPixel 8 Proのように可変式には対応していませんが、それでも大きな進化といえます。
さらにディスプレイ輝度も強化されるとの予測でHDR表示で最大1400nitsとしていることからもより明るく改善される可能性。スペックだけで見ればPixel 8のディスプレイとほとんど一緒という感じで、また差別化が難しい状態になる可能性があります。
問題は発熱と電池持ち。
そして今回の情報によるとPixel 8aはGoogle Tensor G3を搭載していると予測していますが順当な流れ。ただ一方で問題なのがGoogle Tensor G3で採用されるパッケージング技術です。
Pixel 8シリーズが搭載しているGoogle Tensorは「FOPLP」を採用していますが、Pixel 8aが搭載するGoogle Tensor G3では「IPoP」を採用する可能性があるとしています。
これはPixel 7aが搭載しているGoogle Tensor G2と同じで、「IPoP」を採用することでSoCのコストを下げることができる一方で、SoC自体が分厚くなるとしています。
つまりSoCの電力効率も悪化した上で発熱もしやすくなると最悪の流れです。結局Pixel 7aでは発熱しやすく電池持ちが悪いと安定性の部分が大きなデメリットになっていますがPixel 8aも同様の流れになる可能性。
まして今回の情報通りであればPixel 8aのディスプレイはより強化されるので燃費は悪くなる。Pixel 8自体がディスプレイの強化と引き換えに前モデル対比で電池持ちが大幅悪化したことを考えるとPixel 8aの電池持ちはあまり期待できない可能性があります。
実際に使ってみないとわからないですが、少なくとも今回の情報通りであれば電池持ちが良い廉価モデルという感じにならなさそうです。