Pixel 8で迷走。Googleはすでに7年間のアップデートの約束に迷っている

昨年の10月に発売されたGoogle Pixel 8シリーズや今年の1月に発売されたGalaxy S24シリーズでは現状Android最長となる最大7年のアップデートサポートに対応しています。

ただ今回Android AuthorityによるとGoogleはすでに7年間のアップデートの約束に迷っていると報告しているのでまとめたいと思います。

既存機種への対応は微妙。

先日にGoogleはPixel 8にGemini Nanoを統合しないことを明らかにしており同じシリーズでも格差が広がっている。Gemini Nanoに関連した新機能や動画ブーストにマニュアル撮影などPixel 8 Pro専用機能がどんどん広がっている感じです。

一方で今回同サイトが指摘しているのは先日にGoogleがバッテリー関連のAPIを削除したこと。GoogleはAndroid 14 QPR 1で充電回数やバッテリーの製造日を確認することが出来ましたが直近のアップデートで削除されました。

当初バグかと思われましたがGoogleによるとPixel 8aからの新機能になることを明らかにしています。つまり既存機種が対応している機能も突如削除されてもおかしくないという流れになっています。

Androidの内部コードからもGoogleはアダプティブタッチの開発を進めていることが判明に。タッチパネルの感度を環境や気候やスクリーンプロテクターの装着に合わせて自動的に調節する機能です。

少なくともβ版の段階だとPixel 8シリーズでその存在を確認できますが、実際にはPixel 9シリーズで実装される可能性もあり、結果的にPixel 8シリーズも取り残される可能性もあります。

Pixel Foldも厳しい立場に。

また先日にGoogleはかこって検索の対応機種を拡大しましたが実際にはPixel 7とPixel 7 Proのみが新たに対応。Google Tensor G2を搭載しているPixel 7aも対応できそうですが廉価モデルという立ち位置から差別化されたのかもしれません。

一方で不遇となっているのがPixel Foldで現状対象外となっています。GoogleがなぜPixel Foldを対象外にしたのか不明ですが、海外サイトは折畳式機種用にUIが最適化されていないからこそ後回しにされたと指摘しています。

またPixel Foldの今後に対してGoogleはほぼ言及していませんが、Gemini Nanoが統合される可能性も低く、Google Tensor G3を搭載していないことからも動画ブーストや音声消しゴムマジックなどに対応する可能性も低いです。

Pixel Foldは最大5年のアップデートサポートに対応していますが、発売から1年も経過しない状態で取り残されている感じで今後不安しかないという感じです。

結局期間しか保証していない。

少なくともPixel 8シリーズは最大7年のアップデートサポートに対応しているとはいえ、7年間今後登場する最新機種と同じ新機能が追加されることを保証されているわけではありません。

ただ現状を見るとGoogleの更新ポリシーが安定していないことからも、発売から1年も経たない内に蔑ろな扱いとなっており、機能によっては最新機種のために取り上げられることがあるくらい。

この状態だといくら7年に対応しているとアピールしてもユーザーによってセキュリティパッチの更新以外はあまり意味がないのかもしれません。

とりあえずGoogleの今のアップデートの対応は最も悪い例として見られても仕方ないのかもしれません。

 

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