すでにSamsungは「Exynos2600」を正式発表したことからも、来年の2月頃に正式発表が予測されているGalaxy S26シリーズの一部市場向けのモデルで採用される可能性が高いと思います。
少なくともGalaxy SシリーズでExynosを採用するのは2世代ぶりで、Exynos2600は2nmプロセスノードを採用しているにも関わらず歩留率は安定しているのかもしれません。
今回Phone Arenaによると今後SamsungはSnapdragonの依存度を下げる可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
スタート地点に?

今回の情報によると以下のようにポストされていることが判明したとしています。
Samsung keeps adding in-house silicon blocks. Makes it even harder to believe Exynos exists just for 25% of Galaxy S. Exynos 2600 taking ~25% in S26 looks like a starting point, not an end state. You don’t pour money into in-house CPU and GPU design for a permanent minority role.
— Samir Khazaka (@SamirKhazaka) December 28, 2025
事前情報からも次期Galaxy Sシリーズの約75%はSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載することをQualcommが示唆しています。その上で今回のポストを確認するとSamsungは莫大なコストをかけてまで残り25%のためにExynosを開発しているとは思えないとしています。
なのでExynos2600から今後Snapdragonの依存度を下げるためのスタート地点にたったSoCの可能性があると指摘しています。また2027年に登場が予測されているExynos2800で独自GPUを採用する可能性があるとも指摘しています。
コスト増加への対応。

少なくともSoCも世代を重ねるごとにコストが増加しており、特に「Qualcomm」のSoCはコストが高いと言われています。一方でExynos2600のコストが安いかは微妙なところで、下手をしたらSnapdragon 8 Elite Gen 5と同等の可能性もあります。
とはいえ自社製品なので「利益率」の部分で変わってくる可能性もあります。何よりvivoでみればDimensity9500にvivo独自の画像処理チップを統合したり専用のNPUスペースを設けるなどセミカスタマイズしていますが、逆にいえば独自SoCを開発する余力はないと判断することが出来ます。
一方でSamsungの場合はGalaxy専用ではないですが、同じ会社で半導体を開発する技術があるからこそ活かさないのは勿体無いと思います。