リーカー指摘。AppleとSamsungの致命的な違い

少なくとも韓国市場においてもAppleの勢いはとまらないとされており、現時点でのシェアでみればSamsungが一位のシェアを誇りますが、若年層でみればiPhoneの方が圧倒的にシェアが高いと言われています。

つまり今は良くても今後Samsungはシェアを落とす可能性があることに。だからこそSamsungはAppleを意識しすぎて模倣を繰り返しているとも言われています。今回PhoneArt氏がSamsungとAppleの大きな違いについて言及しているので簡単にまとめたいと思います。

「スペック」だけでは買わない。

今回同氏がSamsungとAppleの大きな違いとして以下のようにコメントしています。

ほぼすべての分野で、勝利を最終的に決めるのは技術そのものではなく、物語を支配する者だ。言葉を定義し、ルールを書き換え、意味を形作る者がいれば、平凡なものを画期的なものに、試行錯誤を探検に、制約をスタイルに変えられる。この世界であなたが見るものすべて、あなたが感じるものすべては、現実の反映というよりは、物語の投影に過ぎない。時代はすでに静かに移り変わっている

すごく分かりやすい例えなのかなと思います。結局ユーザーの多くは「スペック」など技術的な側面だけでは選ばないことに。同氏が指摘する「物語」がしっかりしているからこそ、iPhoneはスペックに特徴がなくても圧倒的に売れることになります。

Samsungに欠如していること。

また同氏は以下のようにもコメントしています。

技術がもはや物語を決定するのではなく、物語が技術の意味を決定するのだ。物語を所有することが、未来を所有することだ。それが、サムスンが公衆の想像力の中でアップルほど高く昇れない理由だ。サムスングに技術が不足しているからではなく、その物語を語る力が、アップルのそれにまだ大きく遅れているからだ。

結局SamsungがどんなにApple製品のデザインや機能を模倣したとしても、「物語」で追いつけないことには絶対追いつけないことになります。少なくとも直近の情報からもSamsungは今年通期でシェア2位とAppleに抜かされる可能性があります。

それだけ厳しい年になる可能性があり、今後は「物語」というか、ユーザーにいかに魅力に感じてもらえるコンセプトを用意できるかが重要になってくるのかなと思います。

Galaxy Z TriFoldなど素晴らしい技術があるからこそ、ただのAppleの後追いにはなってほしくないです。

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