事前情報からもSamsungは年内に「Galaxy Z TriFold」を正式発表することを目標にしていることを明らかにしており、直近の情報通りであれば12月5日に韓国で正式発表される可能性があります。
一方でシンガポールや台湾などでも発売されると予測されていますが、韓国と同じタイミングでの発表になるのか現時点で不明です。今回SamMobileによるとSamsungはGalaxy Z TriFoldに自身がないのか?について言及しているので簡単にまとめたいと思います。
品質と生産の問題。

事前情報通りであれば10インチのディスプレイを搭載するGalaxy Z TriFoldになりますが、Samsungの折畳式機種としては最大クラスになります。また現時点で情報はないですがUTGはディスプレイサイズが大きくなるほど耐久性の懸念があると言われており、Galaxy Z Fold SEで初めて搭載された「UFG」を採用するのか現時点で不明です。
その上で同サイトによるとSamsungはかなり「慎重」になっていると指摘しています。一つ目の理由としてディスプレイの生産効率で、仮にGalaxy Z Foldシリーズ用のディスプレイの生産効率がそこまで安定していないのであればGalaxy Z TriFold用はさらに不安定になる可能性があるとしています。
またGalaxy Z TriFoldはヒンジが2箇所に採用されるため可動部品が増えることになります。つまり故障する可能性が高くなり耐久性の懸念もあります。何より故障しやすいようであればブランドイメージに影響を与える可能性があり、そもそも十分な量を作れる段階にない可能性もあります。
サポート体制の問題。

そしてもう一つの問題としてはアフターサービスの問題があるとしています。もちろんビルド品質を高めて故障しにくくするのは重要ですが、故障しないように作るのは正直無理だと思います。
だからこそサポート体制が重要で、多くのサービスセンターは修理するためのトレーニングなどを受けていない可能性が高いです。また修理するにも修理用のコンポーネントがないと話にならないので、在庫も用意する必要があります。
このことからもSamsungは「自身がない」のではなく「慎重」になっていると指摘。販売地域が狭いのも本体価格含めたトータルバランスで見た結果なのかなと思います。
何より韓国と中国以外で販売される可能性があるだけでも嬉しいところで、市場テストの側面が非常に強いと思います。