今後3年が大きな分かれ道。革新的なApplと振り回されたSamsung

Samsungは特に韓国国内においてAppleからシェアを取り戻すがためにAppleを強く意識していると言われています。もちろん意識するのは重要だと思いますがSamsungの場合は真似に走っているのがマイナスです。

とはいえこれはSamsungに限った話ではなく中華メーカーなどももろにパクっている印象です。今回GSM ArenaによるとAppleとSamsungで今後3年が大きな分かれ道になりそうなので主観的にまとめたいと思います。

今後3年は激動の時代。

まずAppleに関して今後3年間は特に注目すべき期間になると予測されておりまさに激動の時代になる可能性があります。あくまでも事前情報通りであれば来年の下半期には同社初の折畳式機種が登場するとの予測です。

さらにラインナップの発表時期も変更すると言われており2026年下半期に発表されるのは仮称ですがiPhone Air 2/iPhone Fold/iPhone 18 Proシリーズを正式発表との予測です。

直近の情報からもiPhone Airは売り上げ不振から90%の減産指示が出たと言われていますがそもそも来年にiPhone Airの後継機種を出す予定だったら現行モデルの売り上げ関係なく出すと思います。

これはminiの時と同じで開発自体が前もって進められていることからも急遽変更することは厳しいと言われています。そして無印となるiPhone 18は2027年上半期にiPhone 18eと合わせて正式発表との予測です。

中華メーカーに少しでも牽制するためなのか現状製造比率が下半期に集中しているのを通年にすることで生産をより安定させるためなのか現時点でAppleの狙いはよく分かっていません。

ただ事前情報通りであればAppleは他社のように年に2回に分けてフラッグシップを発表する流れになるのかもしれません。

生誕20周年記念モデル。

そして2027年はiPhone生誕20周年と記念すべき年になることからナンバリングを変更すると予測されています。ちなみに生誕10周年のタイミングでAppleはiPhone Xを出しており20周年でもナンバリングを揃える流れになるとの話です。

つまりiPhone 18シリーズの後継機種が単純にiPhone 20シリーズになるというイメージです。ちなみにXiaomiは明らかにAppleを意識して最新機種でXiaomi 17シリーズにナンバリングを合わせてきましたが2027年のタイミングでまたAppleにナンバリングを揃えるのか気になるところです。

一方で個人的に情報を追いきれていませんがAppleは生誕20周年を記念したモデルを準備中と言われています。

実際にはiPhone 20 Proシリーズの特徴になるだけかもしれませんが中華メーカーが昨年まで採用していたマイクロクワッドカーブディスプレイのような四隅が湾曲したディスプレイを採用すると言われています。

さらに中華系のマイクロクワッドカーブディスプレイと違う部分はディスプレイのベゼルがないことです。そのため正面から見た時に完全なベゼルレスデザインでリキッドグラスのデザインをより活かせるデザインになっていると言われています。

ちなみにiPhone 18 Proシリーズではパンチホールの搭載位置が本体左端に移動すると予測されています。また現行モデルのデュアルパンチホールデザインではなくFace ID関連のセンサーはディスプレイ下に搭載されるためAndroidのようなパンチホールデザインになるとの話です。

そして生誕20周年記念モデルではUDCをを採用することでベゼルレスデザインにパンチホールもないと言われています。また2028年にはクラムシェル型のiPhoneを出すと予測されていますが現時点で詳細は不明です。

ざっくり言えば今後3年で折畳式機種の拡充に加え生誕20周年を記念した特別モデルが登場する可能性があります。

Galaxy S26シリーズが延期に。

一方でSamsungに関してはAppleを意識しすぎた結果なのか直近の情報だとグタグタです。まずGalaxy S26シリーズに関して当初はGalaxy S26 Edgeが出ると予測されていましたがiPhone Airの販売不調に加えGalaxy S25 Edgeも売れていないことから発売を急遽キャンセルしたとも言われています。

そして開発が中止になっていたGalaxy S26 Plusの開発を急遽再開したと予測されています。ただ本来であればこの時期に開発が終了していないとヤバいのにラインナップを変更した結果開発に遅れが出ていることからも正式発表時期も従来の1月から3月に変更されるとの予測です。

ちなみに事前情報通りであればGalaxy S26 Ultraは12月に大量生産が開始するのに対してGalaxy S26とGalaxy S26 Plusに関しては来年の1月と言われており生産も追いつかない感じになりそうです。

ただGalaxy Sシリーズの中でUltraの構成比は半分を超えることがほとんどなのでGalaxy S26 Ultraを年内に大量生産を開始できるだけでもまだマシな状況なのかもしれません。

それこそGalaxy S26 Plusは間に合わせで登場する可能性が高く現行モデルも売れていないです。このことを考えると十分な在庫を正式発表する前に用意する必要はなく売り上げに合わせて微調整した方がよく一方でGalaxy S26はGalaxy S26 Proとして発表されるとの噂がありました。

ただ直近の情報だと中身は従来の無印の延長線であることから結局命名規則は変更されずと言われています。少なくともリーカーによるとGalaxy S26シリーズの発表が延期されたこと確定との話です。

競合他社と被る可能性。

また今回の情報通り来年の3月に正式発表されるのであればiPhone 17eと被る可能性があります。オタク目線でみればフラッグシップモデルと廉価モデルなのでターゲット層が全く違うことは分かりますが一般層から見ればGalaxyの新製品と同時に安いiPhoneが登場したというイメージになるかもしれません。

また中国市場でGalaxyは人気がないためそこまでの影響はないかもしれませんが4月には中華系がUltraモデルやマイナーアップデートモデルであるSモデルを発表する可能性があるのでもちろん影響が出る可能性があります。

またGalaxy S26シリーズの発表が遅れるのであれば下半期のGalaxy Zシリーズにも影響する可能性があります。

もちろんSamsungはGalaxy Zシリーズの発表時期を変更しない可能性もあるのでなんともです。ただ少しでもGalaxy S26シリーズの売り上げを伸ばそうとなった時にGalaxy Zシリーズの発表時期を少しでも遅らせた方がよく単純に2ヶ月ずらとなればiPhoneと丸かぶりする可能性もあります。

どんなにSamsungがGalaxy Z Fold8で頑張っても注目度はiPhone Foldの方が高くなると思います。Appleを牽制するために発表時期を前倒していたのがAppleを意識した結果計画の変更から発表時期が延期になり最悪の場合Appleと丸かぶりになるのでSamsungにとって厳しい一年になるかもしれません。

今後どうするのか気になる部分。

また現時点で有力な情報はありませんが今後SamsungがAppleを意識して変更する可能性があるスペックもあり一つ目としてはUltraモデルに採用されているチタンをやめるかもしれません。

事前情報通りであればAppleやSamsungが採用しているチタンのサプライヤーは中国との話です。ただ相互関税の影響なども重なりコストが増加していることから両社ともやめるとの予測でした。

少なくともAppleは相互関税が決まってからやめたとは考えにくいので原価コストが上昇傾向にあったと判断することができ思い切った判断だと思いますが潔くアルミに変更した感じです。

現状だとSamsungが取り残された感じとなっており今後コストカットのために廃止になる可能性も十分にありえます。

光学倍率の変更。

そして2つ目としてはUltraの光学5倍でiPhoneを意識して10倍をやめてまで変更したと言われています。実際のところはもちろん分かりませんがiPhone 17 Proシリーズで光学は5倍から4倍に変更されました。

仮にリーカーの指摘通りであればGalaxyのUltraモデルが光学5倍を継続する意味もなくなったと捉えることが出来ます。ただだからといって光学3倍の望遠を搭載している以上光学5倍のセンサーを4倍に変更することも出来ないです。

少なくともSamsungは自社で優秀なセンサーを搭載するよりも優秀なセンサーを他社に提供することで利益を伸ばしているとも言われており今後も一気に強化される可能性は低いです。

また今までは2億画素が大きな特徴でしたが今後HP5などを採用する機種が一気に増えると予測されています。その中で他社と差別化するのは難しくなる可能性もありAppleの真似もしにくくなった状況なのかなと思います。

少なくともHP2は2026年まで採用すると予測されていることからも2027年には刷新される可能性があります。ただカメラに関して特にUltraモデルは迷子になる可能性があるので今後の情報はかなり重要になると思います。

iPhone Foldの存在。

そして3つ目として折畳式機種でiPhone Foldの存在をかなり強く意識する可能性があります。当初SamsungはGalaxy Zシリーズの出荷台数は2000万台オーバーでGalaxy SシリーズとGalaxy Zシリーズの構成比は半々にするのが目標としていましたが今年でみれば500万台程度になるとも言われています。

Galaxy Z Fold3あたりをピークに失速している感じでその原因の一つがAppleが市場に存在していないことだと言われています。リーカーによるとAppleという真似する存在がいないからこそ迷子になった可能性があるとの話です。

一方でiPhone Foldが出てくるのであれば待望していた真似できる存在になる可能性があります。直近の情報によるとiPhone FoldはiPad miniと同程度のディスプレイサイズになると予測されています。

またアスペクト比も14:10と予測されていることからもiPad miniを折畳式にした感じになるのかもしれません。つまり現状のブック型を比較するとそれなりにデカい可能性がありSamsungが真似する可能性も十分ありえます。

まとめ。

良くも悪くもSamsungはAppleを意識しているからこそAppleに振り回されている印象です。個人的にはiPhone 17 Pro MaxよりGalaxy S25 Ultraの方が全体的に好きですがiPhoneと似ている部分が多いからこそiPhoneからユーザーを奪うのはちょっと大変なのかなと思います。

何より意識することは重要だと思いますがSamsungの独自路線をしっかり貫いてほしいところです。

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