先日より話題になっているのが中華メーカーがグローバル展開するにあたってバッテリー容量が減少してしまうことです。また減少幅も今やシリコンカーボンバッテリーを採用しているからこそかなり大きく感じます。
今回GSM Arenaがvivo X300のバッテリーテストの結果を公開していることが判明したのでまとめたいと思います。
驚異的なスコア。

今回同サイトがvivo X300のバッテリーテストの結果を公開していることが判明しました。
| スコア | |
| iPhone 17 Pro | 15時間23分 |
| Galaxy S25 | 13時間9分 |
| Xiaomi 15 | 16時間28分 |
| Pixel 10 Pro | 12時間6分 |
同じく6.3インチ前後のディスプレイを搭載した機種と比較するとvivo X300のスコアは圧倒的な印象を受けます。また大型モデルの中でも電池持ちがいいと言われているiPhone 17 Pro MaxやXperia 1Ⅵと比較しても同程度で、「無印」でここまでの電池持ちを実現したと考えるとちょっと恐ろしいです。
ヨーロッパモデルの存在。

一方で今回同サイトがテストした個体はアジア向けのユニットだとしています。
| vivo X300 | vivo X300 Pro | |
| 大陸版(一部アジア向け) | 6040mAh | 6510mAh |
| ヨーロッパ向け | 5360mAh | 5440mAh |
| テスト結果 | 17時間31分 | 12時間45分 |
ちなみに同サイトがテストしたvivo X300 Proの個体はヨーロッパ向けとなっており、だからこそかバッテリーテストのスコアが圧倒的に悪いです。逆にvivo X300 Proもアジア向けのユニットでテストすればスコアは大きく改善する可能性があります。
UN 38.3と呼ばれる世界規格によると、20Whを超えるリチウムイオン電池が考慮されます。ヨーロッパの運送業者は、これらの「危険物」の輸送についてより厳しい規則に従う義務があります。その結果、追加の書類作成、危険表示、および特別な梱包要件により、より大きなバッテリーを搭載したスマートフォンを出荷するための追加コストと複雑さが生じます。その結果、スマートフォンメーカーは、追加コストを回避するために、ヨーロッパ市場でバッテリー容量を削減することを選択することがよくあります。
メーカーによって考え方が異なりますが、vivoに関してはヨーロッパとアジア向けでバッテリー容量を分ける感じで、Oppoに関してOppo Find X9シリーズで見れば全世界で同じバッテリー容量を採用。
そしてXiaomiに関してXiaomi 17シリーズでどうなるのか不明ですが、今まで通りであればヨーロッパ向けの規制にグローバルモデル全てを合わせる感じなので、大陸版のみバッテリー容量が多いという感じです。
コストを考えると仕方ないのかもしれません、海外スマホが欲しい人は少なくともヨーロッパ向けのモデルは避けた方がいいのかなと思っちゃうくらいです。