先日にはPixel 10 Pro Foldなど後発組も発売されたことで今年の新製品は出揃った感じです。一方で売り上げ的にもPixel 10aの正式発表に期待しているユーザーもいるかなと思います。
今回はGoogle Pixel 10aのほぼ確定的なデザインが判明したので簡単にまとめたいと思います。
デザインが判明。
![]()
今回デザイン関連の情報に精通しているOnLeaks氏がPixel 10aのデザインを公開しました。同氏の過去の実績を考慮すれば今回公開されたレンダリング画像はほぼ確定的とも言えます。
その上で本体上部を確認するとアンテナスリットにマイクと現行モデルから変更がありません。次に本体左側面にSIMトレイで本体右側面は音量ボタンに電源ボタンを搭載していることを確認することが出来ます。
最後に本体下部を確認するとUSB-Cにスピーカーグリルの搭載と基本的にはほとんど変わらずです。
ただPixel 10シリーズと違う部分としてはSIMトレイが本体上部ではなく本体左側面に移動していることです。またPixel 10シリーズと同じであれば2つあるように見えるスピーカーの一つはマイクの可能性があります。
少なくともユーザビリティの面でみるとPixel 10aの配置変更はほぼ影響がないのかなと思います。またサイドフレームはフラット形状でPixel 9aと同じであればアルミを採用している可能性があります。
ベゼルがスリム化?
そしてバックパネルに関してフラット形状で現行モデルと一緒だと複合素材に加えマット仕上げの可能性があります。またPixel 9aの大きな特徴だったカメラフレームなしのデザインはPixel 10aでも踏襲されています。
そしてLEDフラッシュの位置もPixel 9aと一緒に見えますが実機で見れば微妙な違いがあるかもしれません。
一方でレンダリング画像同士で比較した場合Pixel 10aはベゼルがスリム化されています。個人的にはあまり気にならないですが現行モデルと比較すれば安っぽさを感じる部分がなくなったのかなと思います。
何よりぱっと見の印象としては現行モデルから大きな変更はなく正直間違い探しレベルです。ただPixel 10シリーズが前モデルと同じデザイン言語を採用していることを考えるとPixel 10aも同じデザイン言語を採用していても不思議ではなくコストを考えれば余計に変更しにくいと思います。
iPhone 17 Proシリーズを始めとしてカメラバンプが派手になる傾向がある中でカメラバンプが嫌いなユーザーにとってカメラフレームもなくカメラバンプもほぼないPixel 10aは救世主かもしれません。
カラバリのヒントも判明。
またデザインに直結する部分として本体のカラバリとは別に壁紙がすでにリークしています。ちなみに壁紙を見れば本体のカラバリとは違ってもどの色の系統を採用するのかは推測出来ます。
その上で事前情報からもPixel 10aはブラック/ブルー/ダークブルー/レッド/グリーンの5色展開と予測されています。ちなみにカラバリの正式名称ではない可能性が高く例えばブラックではなくオブシディアンの可能性があります。
なので注意が必要ですがリークしている壁紙をみるとブルーだけがかなり異質な感じとなっています。現時点でこの壁紙が何を意味しているのか不明ですが単純なブルーではない可能性もあります。
何より近年のaシリーズでみても5色展開はなかったのでこの異質なブルーは限定色の可能性もあるのかなと思います。仮に限定色であればGoogleとしてはPixel 10aにかなり気合いが入っているのかなと思います。
本体サイズ判明。
| 本体サイズ | Pixel 9a | Pixel 10a |
| 本体サイズ | 154.7×73.3×8.9mm | 153.9×72.9×9.0mm |
| 重さ | 186g | ? |
| ディスプレイサイズ | 6.3インチ | 6.2インチ |
一方で今回CADがリークしたことで本体サイズも判明しており現行モデル対比で僅かに小型化しています。
ベゼルがスリム化した分小型化した程度の差しかないですがディスプレイサイズも6.2インチになのでベゼル幅関係なく僅かに小型化した上でベゼルをスリム化させたことでディスプレイを僅かに大型化させたと解釈するのが分かりやすいかなと思っていますが本当に僅かな違いです。
一方で単純に考えれば小型化した分軽量化していてもおかしくないですがPixel 10シリーズは僅かに厚みが増した上で地味に重くなっているのでPixel 10aも厚みが増していることから軽量化されていると断言できず上位モデルのようにQi2に対応しているなら尚更という感じです。
コストの問題と上位モデルの差別化を考えればPixel 10aはQi2非対応でもおかしくないです。AppleですらiPhone 16eでMagSage非対応であることを考えると尚更なのかなと思います。
ここは正直今後の情報を待つ必要があり仮に対応しているなら重くなっている可能性が高いです。
バッテリー容量は増加?
一方で非対応だった場合でもバッテリー容量が現行モデル対比で増えているなら重くなる可能性もあります。ユーザーからのフィードバックがどうなっているのか不明ですがPixel 9aは十分な電池持ちを実現しているとは言い難いと思っておりGoogleとしてもPixel 10aではさらに強化して欲しいところです。
そして電池持ちを改善させるためにバッテリー容量を増やしているのであれば重くなると思います。まだまだ分からないことが多いですが小型化した一方で本体の厚みが増しているのでユーザーからの評価がどうなるのか気になるところで9mmになると今や折畳式機種と同程度の厚みになります。
Google Tensor G4を搭載。
そして以前記事にまとめさせて頂きましたが最大のネックになるのがおそらくSoCだと思います。事前情報通りであればGoogle Tensor G4を2年連続で採用する可能性がありSoCの進化がないです。
フラッグシップモデルでみればGoogle Tensor G4のパフォーマンスは物足りないかもしれません。ただミドルレンジモデルになるとまだまだ競争力があることに違いはなく尚更ターゲット層の一般ユーザーからすれば気にする部分でもなく気にしているのは自分のようなオタクだけだと思います。
単純に考えるとGoogle Tensor G4を継続採用する理由としてはコストカットのためだと思います。
狙いはコストカットの可能性。
Google Tensor G5からはTSMCに切り替わっており従来のようにパッケージング方法を変更してコストカットするという方法が使えないとも言われておりGoogle Tensor G5自体のコストも高い可能性があります。
TSMCに製造を委託しただけでもコストが爆増している可能性がある上にダイ面積が大きいと言われています。そのためGoogle Tensor G6ではGPU部分をコストカットすることでダイ面積を小型化するとも言われています。
あくまでも事前情報通りであればGoogle Tensor G5をそのまま搭載するのはコスト的に厳しいのかもしれません。
Tensor G4であるがゆえのデメリット。
一方でGoogle Tensor G5を搭載しないことによって発生するデメリットの一つ目としては安定性かなと思います。SoCが一緒であればより最適化に注力できる可能性もありますがそもそも電力効率がイマイチなGoogle Tensor G4を頑張ってチューニングしたとしても限界があるのかなと思っちゃいます。
なのでバッテリー容量やOSレベルで徹底的に強化しないと電池持ちの改善にあまり期待出来ないです。そして2つ目としては今まで以上に上位モデルと区別化される可能性があり魅力が薄くなる可能性があります。
そもそもPixel 9aとPixel 9シリーズで見ても差別化のためか廉価版は削られている機能が多いです。
例えばズームエンハンスはハード的な制約だと思いますが動画ブーストは差別化のためだと思います。一方でPixel 10シリーズで実装されたカメラコーチやマジックサジェストなどはどこまでGoogle Tesnor G5に依存しているのか不明で仮に依存度が高いのであれば非対応になる可能性があります。
またPixel 10シリーズの大きな特徴の一つとして独自ISPを搭載したことでカメラの画質が改善しています。ただGoogle Tensor G4ではSamsungのISPを継続利用することになると思うので画像処理に差があります。
コストを考えるとカメラセンサーに大きな変更がない可能性がありPixel 10の望遠なしに近いかもしれません。
ただ実際に広角と超広角であっても撮れる写真や動画は地味に変わってくる可能性があるかなと思います。差別化のために上位モデルと機能面が一緒にならないのは正直仕方ないと思っており妥当です。
ただ歴代Pixelを見ると新機能は基本遡及して対応しないことからも最初に非対応だとそのまま非対応の可能性があり最大7年のアップデートに対応しているとはいえ差が広がるばかりの可能性があります。
なので巷でよく言われるコスパという部分では今までのaシリーズの中でも悪い方になる可能性もあります。
ただ現時点では価格も当たり前ですが分からないのでコスパを判断することは出来ないです。今回の情報だとPixel 9aと同じく$499になるとの予測ですが国内の場合は為替の影響があるので推測することが難しく安くなれば魅力的になりますが個人的には据え置きで御の字かなと思います。
今までのaシリーズは部分的にコストカットが目立つけど上位モデルと同じSoCを搭載しているのが大きな魅力の一つだったのに今後異なるようであれば見え方がちょっと変わってくると思います。
まとめ。
今回はPixel 10aのデザインがリークしたので簡単にまとめてみましたがほとんど変わらないです。それでSoCも仮に一緒となると少なくともPixel 9aから買い替えるような機種ではないと思います。
とはいえ今から楽しみで何だかんだ国内で最も売れるAndroidになる可能性があるかなと思います。今年と同じであれば来年の3月から4月頃に正式発表で遅くても5月頃までに発売になると思います。