電池持ちはユーザーの使い方によって印象が異なるため主観的要素がかなり強いです。一方で海外サイトが公開したバッテリーテストをみるとGoogle Pixel 10シリーズの電池持ちは期待されていたほどの改善は見られなかったことになります。
今回Android AuthorityがGoogle Pixel 10シリーズの電池持ちが悪い理由について言及していることが判明したのでまとめたいと思います。
モバイルデータ接続時の燃費の悪さ。

まず同サイトはWi-Fi/4Gと大きく2分した上で、データのダウンロード/YouTubeの再生/ウェブの閲覧/ズームと4つの分野でそれぞれ消費電力を計測してみたとしています。
Wi-Fiに対してモバイルデータ接続の方が消費電力が増えるのは妥当ですが、Pixel 10 Pro XLはGalaxy S25 Ultraと比較すると消費電力がかなり増えていることを確認することができます。
どちらのPixelsも、私のGalaxy S25 Ultraよりも、Wi-Fiウェブブラウジングとズーム通話テストでより多くのバッテリーを消費しました。しかし、さらに懸念されるのは、4つのテスト状況すべてで4Gデータを使用したときに観察されたはるかに高い消費電力です。サムスンのフラッグシップが到達するものよりもはるかに高く、ギャラクシーの2Wをわずかに超えるのに対し、電話の平均消費量は2.5Wを超えています。
また同サイトによると不安定な接続でデータをダウンロードするとさらに消費電力が増えることにも言及しています。
まだ改善出来ず。

最後に同サイトは以下のようにまとめています。
これはまた、私の同僚のリタが日常の使用で気づいたことと一致します。 Pixel 10 Pro XLのバッテリー寿命は、自宅で丸一日簡単に持続できますが、ローミング中はひどい画面表示時間を提供します。残念ながら、Pixel 6以降、お客様は同様の問題を報告していますが、まだ解決されていません。
5Gモデムの品質の悪さが原因なのか、それともGoogleのチューニングの問題なのか不明ですがGoogleの優先事項の一つとなっている電池持ちの改善のためにも今後さらに注力して開発を進める必要があると思います。
また仮にGoogleのチューニングの甘さが原因であるなら、Pixel 11シリーズでMediaTek製の5Gモデムに刷新されると言われていますが、あまり期待出来ないのかもしれません。