発売直後からGoogle Pixel 10シリーズはベンチマークスコアが低いことでボロクソに叩かれている印象を受けます。一方でDimensity9500やSnapdragon 8 Elite Gen 5が正式発表されたこともあるのか、Antutuはバージョンが11にアップグレードされました。
今回YouTubeにおいてGoogle Pixel 10シリーズのGPUスコアが特に低い理由について情報を共有して頂いたので簡単にまとめたいと思います。
GPUスコアが低い理由。
まず先日購入したGoogle Pixel 10 Pro FoldのベンチマークスコアにおいてGPUが「8万点」前後とかなり低いことを確認することが出来ます。その上で今回以下のようなコメントを頂きました。
PixelのAntutu GPUスコアがやばいことになってるのはAntutu V11からレイトレーシングのベンチマークになってTensor G5だとその分スキップされて0点にされるからだと思うので実際そこまで違いは無いのかな。
自分はちょっと初耳だったのですが、Ver.11からは「レイトレーシング」が評価基準の一つとなっており、Google Tensor G5はハード的には対応していますが実装はされていないため結果的に加算されないことからも、特にGPUのスコアが悪く見えてしまうとの話です。
ちなみにPixel 9 Pro FoldのGPUスコアを確認すると「40万点」前後で、両機種ともレイトレーシングには非対応です。ただ海外サイトが指摘している通り、GPUドライバーが最新の状態になってことからも、本来のパフォーマンスに対して3分の1程度以下まで制御されているとの話です。
このことを考えると仮にGPUドライバーが最新の状態になればスコアでみればGoogle Tensor G4と同程度になる可能性があり、ベンチマークスコアでみると全体では170万点前後近くまでは伸びる可能性はあるのかなと思います。
鵜呑みにするのは危険。
何よりXperia 10Ⅶの動画で頂いたコメントで一番気になった部分としてはベンチマークスコアが80万点前後とこれなら買うならありとの声です。もちろん前モデルとして比較してSoCのパフォーマンスが向上していることに違いはありませんが、一番の恩恵はAntutuの計測方法が変更されたことで今までより高スコアを獲得しやすくなったことだと思います。
単純にほとんどの機種が同様の恩恵を受けておりXperia 10Ⅶだけが良くなったわけではないです。だからこそ「スコア」だけで見て購入するか判断するのはやはり危険で、同じ機種でもバージョンが違えばスコアも違います。
なのでスコアで判断せず、結局自分の使い方にマッチしているかどうかで選ぶのが一番なのかなと思います。