Pixel 10搭載Tensor G5。スマホの価格はベンチマークで決まるものではない

一部情報によると来年登場するGoogle Tensor G6ではSnapdragon 8 Elite Gen 6やDimensity9600などと同様にTSMCの2nmプロセスノードを採用する可能性があると予測されています。

もちろんユーザーとしては最新のプロセスノードを採用するのは嬉しいところですがコストの方が大きな懸念となります。今回Android AuthorityがGoogle Tensor G5のパフォーマンスについて言及していることが判明したのでまとめたいと思います。

多くのユーザーは許容出来ない。

散々言われている部分でもありますがGoogle Pixel 10シリーズの大きなデメリットになっているのがベンチマークの低さです。分かりやすい指標であることからも良くも悪くもベンチマークスコアだけで、その機種の良し悪しを判断するユーザーが多いのも事実です。

特にクアルコムのSnapdragonとアップルのAシリーズチップと比較すると、Tensorがパフォーマンスのプロットを大きく失っているように見えることです。元の記事は、誰もが超高速なパフォーマンスを必要としているわけではないと主張しましたが、読者は、Tensorに関するGoogleの非効率的で時代遅れの決定のいくつかが、特にゲーム、熱管理、および長期パフォーマンスなどの分野でPixelラインナップを妨げていることをすぐに指摘します。

個人的にでゲームパフォーマンスの低さは気になりませんが、Pixel 10やPixel 10 Proの発熱に関しては海外サイトが指摘したように長年の問題が改善したとは評価出来ません。

また電池持ちに関して前モデル対比で改善しているとはいえ団栗の背比べという感じで今後しっかりと底上げする必要があるのかなと思います。

肯定的な意見もある。

一方で以下のようなコメントもあると同サイトは指摘しています。

PixelsがTensorに付属しているからといって、Googleがプレミアム価格を請求できないわけではありません。携帯電話の価格はチップだけで定義されていません。ピクセルには、ハードウェアとソフトウェアの両方で、その価値提案に重みを与える多数のヘッドライン機能があります。すべてがベンチマークとバッテリーの消耗テストに関するものではありません。最終的には、ユーザーエクスペリエンスに関するものです。

中華系のコスパがいいと言われる機種は、ベンチマークと価格だけで判断されているようにも見えなくないです。ただ今回のコメントにあるようにベンチマークが全てではないというの完全に同意です。

またベンチマークスコアが高ければ価格が高くても合理的との声もありますが、例えば最新SoCは400万点近くになり昨年と比較して100万点近く上がっています。スコアが改善したことからも値上げしてもいいか?となった時に許容できるユーザーが限定されているので矛盾を抱えているようにも感じます。

テンソルには改善の余地がたくさんあります。Googleは追いつくことがたくさんあり、批判の多くはPixelsの成功を見たいファンからのものです。

個人的にはGoogle Tensor G5のGPUドライバーが最新の状態になっていないと言われている中で、今後Googleがどのタイミングで更新するのか気になるところです。仮に最新の状態になれば6割近くパフォーマンスが改善する可能性があるのでベンチマークでもちょっと見え方が変わってくるのかもしれません。

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