カメラのお化け。vivo X300シリーズのスペック総まとめ

半導体メーカーも互いに牽制している印象でMedaiaTekは9月22日にDimemsity9500を発表しました。そして翌日にQualcommがSnapdragon 8 Elite Gen 5を正式発表とまさかの1日違いになりました。

ただ搭載機種が早く登場したのはSnapdragonの方でXiaomi 17シリーズがすでに発売にされています。今回は正式発表が近づいてきたのでvivo X300シリーズのデザインやスペックなどリーク情報を元にまとめてみたいと思います。

vivo X300

まず標準モデルとなるvivo X300ですがvivo X200というよりはvivo X200 Pro miniの後継機種とも言える存在でディスプレイサイズが6.3インチと現行モデル対比で小型化しています。

さらに本体の厚みも8mm前後であることが判明しており取り回しの改善を優先した可能性があります。

ちなみに一部リーク通りであれば本体サイズは150.83×71.76×8.15mmで重さは187gです。すでにティザー画像も公開されておりデザインを確認することが可能でサイドフレームは前モデルと同様フラット形状かつマット仕上げでおそらくアルミを採用している可能性があります。

また物理ボタンは音量ボタンと電源ボタンのみと流行りのシャッターボタンは搭載していません。

そしてカラバリは4色展開で全体的に明るめの色味が多いことからも女性を意識している可能性もあります。次に本体背面を確認するとマット仕上げのガラスを採用していることに加えフラット形状です。

そして本体の薄型化に伴い目立ちそうなのがカメラバンプですがvivoによるとかなり拘った部分であることを明らかにしています。自分は知識がないためよく分からなかったですがカメラバンプが目立ちにくくなるように特殊なガラスの加工技術を使ったことでバックパネルとカメラバンプが一体化したデザインになっています。

もちろんカメラバンプがなくなるわけではないですがデザインとしてまとまりが出る感じになります。

基礎スペックを確認。

そして一部スペックを確認していくと6.3インチのフラットディスプレイで表示解像は1.5Kです。

容量構成に関しておそらくベースモデルのみRAM12GBでそれ以外のオプションはRAM16GBだと思います。そして搭載SoCはDimensity9500でvivo X300シリーズが世界初の搭載機種で確定しています。

またバッテリー容量が6040mAhと言われておりOppoやXiaomiと比較すると控え目な印象です。現行モデルで見てもvivoの電池持ちは普通以上だけどちょい物足りないことが多いから楽しみです。

その他IP68に加えIP69に対応すると言われており指紋認証は超音波式画面内指紋センサーを搭載すると予測されています。

またvivoといえばカメラですが独自SoCではないとはいえSoCレベルでチューニングをより強化しています。Dimensity9500にvivo専用とも言えるNPUエリアを確保したことでファーカス追従性能やシャッター速度の改善にズーム性能の強化などvivoがずっとやりたかったことがようやく実現しています。

また従来vivoは画像処理チップとしてVチップを搭載してきましたがvivo X300シリーズではDimensity9500に直接V3+チップが統合されているため画像処理がより効率化される可能性があります。

すでにvivoによると4K/60fpsのシネマティックポートレート撮影に対応したことを明らかにしています。またチップが統合されたことで電力効率の改善に期待ができカメラ使用時の発熱抑制にも期待出来ます。

カメラを確認。

そして広角に関してはvivoとSamsungが共同開発したと言われている1/1.4インチのHPBを搭載することが判明しています。超広角に関しては現時点で不明ですが従来通りの流れであれば1/2.75インチのJN5が無難かなと思います。

そして望遠は1/1.95インチのLYT-602を搭載で光学3倍にデジタル100倍ズームに対応するかもしれません。何より画像処理がどこまで強化されたのか楽しみで無印の中ではトップクラスのカメラになるのかもしれません。

vivo X300 Pro

次に上位モデルとなるvivo X300 Proを確認していきたいと思いますが似ている部分が多いです。とりあえずデザインを確認すると物理ボタンは音量ボタンに電源ボタンくらいとスッキリです。

この感じだとカメラ用の物理ボタンが搭載されるのはUltraモデルのみの可能性があります。

また現行モデルとの大きな違いとしてはディスプレイがフラット化されたことでサイドフレームもバックパネルも完全にフラット化されており個人的には好みですがシンプルになった印象を受けます。

また本体の厚みもvivo X300と同様8mm前後といわれているので比較的スリムな方です。

そしてvivo X300とサークル型のカメラデザインは一緒ですがカメラバンプはあえて強調しているように見えます。最上位のvivo X200 Ultraに近いデザインを採用したカメラリングのようにも見えます。

カメラバンプにどの程度の厚みがあるのか不明ですがvivo X300よりは目立つかなと思います。

そしてカラバリは4色展開で個人的には現行モデルのブルーのようなカラバリがないのは残念です。もちろんカラバリは違うとはいえ全体的にOppo Find X8 Ultraに似たデザインという印象です。

ディスプレイを確認。

そして一部スペックを確認していくとディスプレイサイズは6.78インチで表示解像度は1.5Kだと予測されています。ベゼルのスリム化を意識している可能性がありますがそれよりもフラットになったことで現行モデルよりもディスプレイが広く見える可能性がありディスプレイ輝度に関する情報はないです。

基礎スペックを確認。

そして容量構成はvivo X300と同じ可能性があり大陸版に関しては最大で1TBモデルがあると思います。次に搭載SoCでDimensity9500はもちろん一緒ですがvivo X300と違う部分としては画像処理エンジンです。

先ほどの話と重複しますがDimensity9500には画像処理チップであるV3+が統合されています。一方でvivo X200 Ultraですでに採用されていますがvivo X300 ProではVS1を採用する可能性が高いです。

ちなみにV3+は撮影後の処理を担うチップですがVS1は撮影中の処理を担うチップとの話です。なのでvivo X300 Proの方が画像処理はさらに強化されている可能性が高いかなと思います。

カメラを確認。

そしてカメラセンサーを確認すると広角は1/1.28インチのLYT-828を搭載との予測です。現行モデルが搭載しているLYT-818の後継だと思いますがLYT-828はおそらくSonyとvivoが共同して開発したセンサーではないからこそOppoなども採用する流れになっているのかもしれません。

あくまでも推測に過ぎませんが広角に関しては従来通り24mmを継続採用している可能性があります。そして超広角は不明ですがJN5あたりが無難で望遠は200MPの1/1.4インチのHPBを搭載することが判明しています。

無印では広角に採用されるセンサーがvivo X300 Proでは望遠で採用される流れになります。おそらくXiaomiなどHP9を採用するメーカーが増えてきたこともありvivoはSamsungと共同開発することでより自分達が求めるズーム品質を実現するためにコストをかけた可能性があります。

またペリスコープ構造を採用しているといわれていますが構造自体はブラッシュアップされている可能性があります。ちなみに光学3.7倍でデジタル100倍に最大20倍のマクロ撮影は現行モデルから変わらない可能性があります。

ちなみにバッテリー容量は6510mAhと言われておりOppoやvivoと比較するとカメラ部分がデカいことに加え出来るだけ薄くするためにバッテリー容量を控えめにした可能性があります。

何より今年登場する機種の中でvivo X300 Proは望遠の王者になる可能性が十分にありえます。

共通の進化点。

そしてvivo X300シリーズ共通で対応している部分について確認していきたいと思います。一つ目としてはvivo X200 Ultraで初めて用意されたカメラキットが同様に用意されていることです。

また公開されているティザーをみる限りカメラキットにもカラバリがあることを確認出来ます。

ただそれぞれのカラバリに合わせてカメラキットのカラバリも用意されているのかは不明です。それだけvivo X200 Ultraの時にカメラキットの反応が良かったと判断することが出来ます。

さらに光学2.35倍に対応した外付けレンズも用意されておりティザーをみる限りですは従来のブラックに加えシルバーも用意されているのでユーザーがより好みに合わせて選ぶことが可能です。

ただ外付けレンズ自体はアップグレードされているか不明ですvivo X200 Ultraと同じ可能性もあります。あくまでも短期間使った感じだとオートフォーカスがないのでフォーカスを合わせるのが大変でした。

なので結局しっかり合わせて撮りたいとなった時は三脚が必要だと思っており取り回しが悪いです。もちろんカメラに知識があってうまく撮れる人は三脚なんてなくても綺麗に撮れるのかなと思います。

OriginOS 6が世界共通に。

そして2つ目としては従来大陸版限定だったOriginOSがグローバル版にも搭載されることです。今までグローバル版はFuntouchOSを搭載していましたがOriginOSの簡略版という感じです。

それがグローバル版でも統一してOriginOSが搭載されのは地味に嬉しいところだと思います。ただもちろん他のメーカーもそうですが大陸版とグローバル版と細部が異なる可能性もあります。

またvivo X200 Ultraの時はApple製品との連携性を強化する機能を多数実装していましたが今後グローバル版でも同様に実装されるかまでは不明でvivo X200 Ultraの大陸版でも中国に設定したApple IDが必要だったことを考えるとグローバル版での対応は微妙なのかもしれません。

ちなみにvivoによるとAndroid16をベースにしたOriginOS6を10月15日に正式発表予定です。

グローバル展開される可能性。

そして例年通りとも言えますがリークしているベンチマークや認証情報からもグローバル展開はほぼ確実と言える状況でvivo X300とvivo X300 Proの両方は展開される可能性が高いです。

ただ大陸版と比較してカラバリに加えストレージは512GBモデルに限定される可能性があります。あとは今後vivo X300 Ultraも登場予定となっていますがグローバル展開があるかは不明です。

直近の情報をみる限り広角は1/1.12インチのLYT-990で超広角は1/1.28インチのLYT-828で望遠は1/1.4インチのHPBと言われており大型センサーのトリプルレンズカメラ構成になる可能性があります。

現時点で分からないことがほとんどですがカメラのお化けになることには違いないと思います。

まとめ。

今回はvivo X300シリーズの正式発表が近づいてきたのでリークをまとめてみました。個人的にはOppoのようにvivoにもグローバル展開を頑張ってほしいところでタイムラグを出来るだけなくしてほしいところで11月頃には一部市場で発売してほしいかなと思っています。

何よりカメラを試すのが楽しみで正式発表からどれくらいで発売になるのかも気になるところです。

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