文鎮化問題の影響でイメージはかなり悪くなったとはいえXperia 1Ⅶは歴代Xperiaと比較して最高クラスの完成度を誇ることに違いはありません。だからこそ文鎮化を発生させてしまったのは非常に勿体無いと感じてしまいます。
今回NoteBook CheckがXperia 1Ⅶのレビューを公開していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
デメリットに感じた部分。
まず同サイトはレビューを通してデメリット部分を以下のように指摘しています。
- 電源アダプタとUSB-Cケーブルは含まれていません
- 充電容量が低い
- ストレージのみ256GB
- 平凡な望遠カメラ
国内では512GBモデルも用意されていますが、そもそも512GBモデルが販売されている市場は限定的です。いくらSDカードスロットに対応しているとはいえ、今やほとんどの機種が対応していないことを考えると、そもそもSDカードを使っていないユーザーも多いと思います。
その中でストレージオプションが制限されているのはマイナスに感じても仕方ないと思います。またSonyはGoogleのGoogle Oneのようなクラウドサービスを提供しているわけでもないので、ユーザーに課金してもらう機会も逃していることになります。
何よりコストカットのためにストレージオプションを最低限にしているのかなと思います。
望遠が最大の課題。
そして同サイトはXperia 1Ⅶのカメラに関して以下のようにコメントをしています。
自動モードで写真を撮るのが好きなら、Xperia 1 VIIには満足できないでしょう。前身と同じように、ソニーのスマートフォンは細部まで設定され、良い写真を撮ることができます。標準的な写真モードでは、ショットも素晴らしいですが、最終的には「ポイントアンドシュート」コンペティションよりも優れていません。
他社とカメラソフトの方向性が違うこともあり物足りなく感じてしまうユーザーも多いと思います。現実をより忠実に撮影するコンセプトは素晴らしいですが白飛びやフレアに黒潰れなどカメラソフトの物足りなさを実感する部分は実際に使っていても感じます。
可変3.5倍から7.1倍のズームを備えた望遠カメラは、競合他社の画質に完全には匹敵しませんが、まともなシャープネスでしっかりとした写真を撮ることができます。
何よりXperia 1Ⅶで最大のネックになっている部分としては「望遠」で、逆に後継機種で望遠がしっかりと強化されれば印象が大きく変わる可能性があります。ただ望遠センサーを大型化した上でペリスコープを採用するとなれば本体デザインとのバランスも難しくなるのかなと思います。
同サイトはクリエイターや写真愛好家にとってXperia 1Ⅶは夢のスマートフォンだと締めくくっています。