絶対待つ価値がある。iPhone Foldについて現時点で分かっていること

先日の情報からもデザインが大幅にブラッシュアップされたGalaxy Z Fold7は各地で予約記録を更新したことが判明しておりヨーロッパにおいては昨年対比で2.5倍の売上と絶好調です。

一方で来年にはAppleが初の折畳式機種を出すとしていることからも焦っている可能性もあります。今回iPhone Foldは久しぶりに待つ価値があるApple製品だと思うので主観的にまとめたいと思います。

eSIM専用モデルになる可能性。

Appleはだいぶ前から折畳式機種の基礎技術の開発を進めてきたと言われていますが製品化を目標とした開発段階に移行したのは割と最近の話で早ければ来年には正式発表される可能性があります。

仮に来年の9月に発表されると仮定した場合現時点ではまだまだ開発段階のため詳細なスペックを求めても今後変更される可能性があるのでスペックを求めるなら来年の2月頃がいいかなと思います。

その上でiPhone 17シリーズが発売されたからこそ見えてきたこともあり一つ目としてはSIMです。iPhone 17シリーズの国内モデルに関してはeSIM専用モデルになったことが大きな話題になりました。

一方で薄型化に特化したiPhone Airに関しては中国含めて販売地域関係なくeSIMモデルのみです。これは割と単純な話でSIMスロットの搭載を確保できるほどの余裕がなかったとされています。

このことを考えると今回の記事ではiPhone Foldと仮称させて頂きますが同様の流れになるかもしれません。

バッテリー技術の進化次第。

事前情報通りであればiPhone Foldは開いた時の厚みが4.5~5.0mm前後と言われています。筐体サイズが全然違うので単純な比較は出来ませんがiPhone Airより薄いことになります。

そしてiPhone Airはシングルレンズカメラ構成だからこそカメラバンプをなくすべきだったとの声がかなりありますが内部デザインをみるとカメラバンプ部分にほぼ集約されている感じです。

もちろん全てではないですがカメラ部分以外の場所はほとんどバッテリーになっておりカメラバンプ部分がむしろ本体と言えるくらい集約しているのでカットするのは無理な話です。

良く言えば内部デザインが洗練されていると言えますが悪くいうとバッテリーが微妙なことになります。

現時点でシリコンカーボンバッテリーを搭載しているのか不明ですが事前情報通りであればあれだけのスペースを使っていながらも3000mAh程度のバッテリーしか搭載出来ていません。

つまり本体がさらに薄い可能性があるiPhone Foldはバッテリーがさらに制限される可能性があります。なのでバッテリーをもっと効率化出来ないとバッテリー容量も制限された上でスペックも制限される可能性があるのでコストをしっかりかけてでもしっかりと技術力を見せる必要があるのかなと思います。

何よりiPhone Airを見ている限りだとバッテリーでそのほとんどのスペースを占有される可能性があるのでSIMスロットを搭載できる余裕は全くない可能性があるのかなと思います。

命名規則と継続性。

次に2つ目として正式発表されるまで分からないですが命名規則がどうなるのか非常に気になるところです。リーク段階だとiPhone AirはiPhone 17 Airになると予測されていましたが実際には違いました。

事前情報だと従来あったPlusを廃止してAirが新たにレギュラー化するとの予測でしたがiPhone Airにナンバリングがなかったことを考えると今後継続するのか現時点で不明です。

ナンバリングがない機種としてはiPhone SEがありますが今年からeモデルと命名規則が変更されています。逆にiPhone 16eとナンバリングがあることからも以前のように不定期ではなく今後はレギュラー化した可能性がありリーク通りであればiPhone 17eを出すと予測されています。

一方でiPhone Airに関してはナンバリングがないことからもiPhone SEの時のように不定期になる可能性があります。もしくは今後継続を前提としていない可能性もあり市場テストの側面もあるのかなと思います。

iPhone Foldのためにある存在。

ちなみにiPhoneやGalaxyのフラッグシップが数年にわたって同じコンポーネントを採用する理由の一つとしてはコストの問題で2つ目としては品質を優先しているからとの話です。

長く使われているコンポーネントは明確な不具合もなく品質として安定していると判断することができiPhone Airに使われているコンポーネントもしくは技術はiPhone Foldに使われる予定のコンポーネントもしく技術を前もってテストしている可能性があるかなと思います。

事前情報通りであればiPhone Foldは$2000を超えると言われており非常に高価になるとの予測です。その中で品質を重視するAppleが下手な物を採用するわけにいかないからこそiPhone Airで先にテストすることでiPhone Foldの品質をある程度担保しようとしている可能性があります。

そしてAppleがiPhone Foldを実際に出すとなった時にナンバリングがあるかどうかは重要です。もちろんiPadのようにナンバリングをつけない可能性がありますがiPhoneと同じ扱いになるのであれば命名規則は一緒の可能性がありナンバリングがあれば今後も継続する可能性があります。

ちなみにタイミングでみればiPhone 18 Foldあたりが無難な名称なのかなと思います。一部噂によるとAppleはSamsungに対して約2000万台分のディスプレイを発注したとの話です。

ただこれは1世代で使う量ではなく今後数年にわたって使う予定だと噂されており単純に考えれば数世代にわたって継続すると思いますがナンバリングである程度はっきりすると思います。

ディスプレイの先進性。

そして3つ目としてiPhone Foldの最大の特徴はディスプレイに折目が全くないとの話です。ただこれはディスプレイの技術というよりはヒンジの技術によって実現したとも言われています。

自分はこの手の知識がないため何ともですがヒンジ部分に特殊なプレートを採用することで今まで以上に折りたたんだ時にディスプレイに負荷がかかりにくく結果折り目も出来にくいです。

ちなみに現時点ではUTGを採用するのかUFGを採用するのか不明ですがディスプレイ自体の耐久性はGalaxy Z Fold7やPixel 10 Pro Foldと比較してそこまで変わらない可能性があります。

またこの折り目のないディスプレイを実現するために必要なヒンジのサプライヤーはSamsungの子会社とも言われておりGalaxy Z Fold8で同様の技術を採用する可能性があります。

ただ一方でApple Pencilに対応することができるのかまでは現時点で分かっていません。とはいえ仮に対応するとしてもiPadが対応している物をそのまま併用できるとは思えないです。

そしてGalaxy Z Fold7ではUnder Display Cameraがカットになったことが大きな話題になりました。ただこれはAppleの特許が絡んでいたとの話でSamsungはAppleに対して特許料を払うか回避する技術を開発できない限りは当面パンチホールデザインを採用する可能性があります。

一方でiPhone Foldに関してはUDCを採用していると言われており想定外な部分としてはメインディスプレイだけではなくサブディスプレイにも同様にUDCを採用しているとの予測です。

ちなみにコストの問題兼内部スペースの問題からもFace IDには非対応と予測されています。単純にFace IDに対応するとなった場合にメインディスプレイとサブディスプレイの両方に採用する必要があることからもコストが爆増なので本体側面にTouch IDの方が安上がりです。

アプリの最適化とOS

最後に4つ目としてメインディスプレイは7.8インチでサブディスプレイは5.4インチと予測されています。メインディスプレイのアスペクト比は非常に独特になると予測されており横長との話です。

ただイメージとしてはiPad miniに近いと言われておりアスペクト比4:3に近い可能性もあります。おそらくAppleの狙いとしてはiPad用に最適化されているアプリをそのまま使えるようにすることだと思います。

ただ一方で現時点で不明なのはiPadOSをベースにするのかiOSをベースにするのか不明です。

例えばiPadOS26で初めてiPadでも純正の電話帳アプリが追加されましたがiPhone FoldがiPadOSを搭載するための下準備の可能性もある一方でiPadOSとiOSのハイブリット型の可能性もあります。

何よりiPhone Foldに求められることの一つはマルチタスクがいかに使いやすいかだと思います。iPadに関してはマルチタスクがだいぶ使いやすくなってきた印象ですがiOSは遅れています。

このことを考えるとiPadOSをベースにしても特段おかしくないのかなと思いますが詳細は不明です。Appleが折畳式機種を出すだけでも大きな意味があると思いますがメインディスプレイの折目が目立たないだけでは$2000を出して購入するのは熱狂的な信者だけかなと思います。

少なくともAndroidメーカーの方が技術が圧倒的に進んでいる印象でAppleが優れる部分があるとすればアプリの最適化くらいでハード含めてどうなるのか非常に気になるところです。

近年のAppleには面白みがないと思っていた人でもiPhone Foldは魅力的に感じるかもしれません。自分もレビュー関係なく久しぶりに欲しいと思えるiPhoneになるのかなと思います。

まとめ。

今回はiPhone Foldについて現時点でのリーク情報をもとにざっくりとまとめてみました。あとはEUの規制からも特殊なツールなしでバッテリーを交換できる仕様を採用する必要性があります。

2026年はギリギリ大丈夫でも2027年からは適用される可能性があるのでデザインをどうするのか非常に気になるところです。

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