先日海外サイトが公開したバッテリーテストの結果からもGoogle Pixel 10シリーズは前モデル対比でスコアが大幅に悪化していることが判明しています。少なくとも同サイトのテスト項目で見るとPixel 10シリーズは前モデルよりも相性が悪くなったと判断することが出来ます。
今回GSM ArenaがGoogle Pixel 10 Pro XLの総合評価をしているので簡単にまとめたいと思います。
デメリットを確認。
まず同サイトはGoogle Pixel 10 Pro XLのデメリットについて以下のようにコメントしています。
- 重いです。
- 残念なバッテリー寿命。
- 氷河充電速度。
- 一部のAI機能は、今のところ米国に限られています。
- 生のパフォーマンスが悪く、CPUのスロットリングが著しく低下する。
- 限られたクローズアップ撮影能力。
やはり充電速度は前モデルからほぼ進化がないことを考えると仕方ないのかもしれません。何よりAppleを意識している可能性が高いGoogleやSamsungはAppleが充電速度を大幅に強化しない限り底上げしないのかなと思います。
またアメリカではiPhoneが圧倒的に売れていることをかんがえると、中華メーカーのような超急速充電に拘っているユーザーは限定的なのかもしれません。
Pixelを選ぶ理由。
何よりGoogle Tensor G5が全体的に足を引っ張っている可能性があり、ベンチマークスコアが低いとオタク受けは悪い。さらに効率性を重視したと言われている中で電池持ちは同サイトのテスト結果では大幅に悪化しています。
実際に使っている限りだと非日常なテスト項目が多いバッテリーテストでは結果が悪いけど日常的な使い方では電池持ちが改善している印象を受けます。とはいえ電池持ちが良いと呼ばれる機種と比較すればまだまだなので重要な課題の一つであることに違いはありません。
いつものように、Pixel 10 Pro XLの主な魅力はソフトウェアです。AIベースの機能(新しい機能と確立された機能の両方)と、UIの滑らかさと微妙な点への注意が特別な感じを与えます。それがピクセル(XLなど)を手に入れる理由です。これらのことをあまり気にしていない場合は、他の場所でより良い価値を見つけるのは当然です。
結局のところソフトとAIに価値を感じるかどうかに尽きるとの話です。ここに魅力を感じないのであれば他社を選んだ方が合理的ということになりそうです。