Googleは効率性を改善するためにコストをかけてまでGoogle Tensor G5からサプライヤーをTSMCに移行したとも言われています。少なくともゲームパフォーマンスを改善させるためにTSMCに移行した訳ではないことは分かりきっていたことですが、安定性の改善にはかなり期待していました。
今回GSM ArenaがGoogle Pixel 10 Pro XLのバッテリーテストの結果を公開したので簡単にまとめたいと思います。
バッテリーテストの結果が公開。
今回同サイトがGoogle Pixel 10 Pro XLのバッテリーテストの結果を公開したことが判明しました。
スコア | |
Pixel 9 Pro XL | 12時間32分 |
Pixel 10 Pro | 9時間53分 |
Pixel 10 | 9時間38分 |
先に公開されていたGoogle Pixel 10とGoogle Pixel 10 Proのスコアからも、Google Pixel 10 Pro XLも同様にスコアが大幅な悪化になるかと思っていましたが案の定という感じです。
Pixel 10 Pro XLのバッテリー寿命は、XL以外のものとほぼ同じであることが判明しました。言い換えれば、期待外れでした。ウェブブラウジングスクリプトで約11時間、ビデオ再生で13時間半、ゲームテストで5時間を記録しました。アクティブ使用スコアは10時間弱で、昨年のモデルよりも悪く、競合他社にはるかに遅れをとっているパフォーマンスを要約しています。
少なくとも同サイトのテストをベースにすると電池持ちは前モデルから大幅な悪化となっており、1世代でここまで悪化した機種は今まで同サイトがバッテリーテストを公開した機種の中でもいなかった可能性があります。
実使用における体感は違う。
一方で自分は発売してからずっと使ってきましたが体感は全然違います。同サイトのテスト項目にあるように、長時間の通話もしなければ長時間動画を見たり、長時間ゲームをしたりしません。
その上で前モデル対比でみると10%程度で電池持ちが改善したのかなという印象です。なので自分の中での感覚では同サイトにおけるスコアでみると「13時間前後」という感じです。
なので自分の使い方であればPixel 10シリーズの電池持ちはそこまで問題はないですが、負荷の高いタスクをバンバン処理させたい場合ここ近年のPixelの中でも最も不安定な電池持ちになっているのかもしれません。