薄さだけで買うと後悔する?iPhone Airの注目すべき5つのこと

折畳式機種に関する技術が成熟してきたこともあるのかバータイプが薄型化する傾向にあります。その中で先日正式発表されたiPhone Airはより多くのユーザーにリーチする存在だと思います。

今回は薄型化に特化したiPhone Airに関して気になる部分について主観的にまとめたいと思います。

市場テストの側面が強い?

Appleのような超大手企業が新しい分野の製品に挑戦したことは賞賛するべきだと思います。良くも悪くもAppleは他社にパクられることが多いので採算を見込めると判断したメーカーは今後薄型化に特化した機種を出す可能性がありSamsungに関しては来年からレギュラー化との予測です。

なのであと数年も経てば薄型化に特化した機種は割と当たり前のような存在になっている可能性もあります。そして今回はiPhone Airを調べた上で気になる部分について確認していきたいと思います。

まず一つ目としてはその名称でリーク時点であればiPhone 17 Airと呼ばれていました。少なくとも最新シリーズと同じナンバリングを採用していることからも事前情報通り今後はPlusが廃止になってAirがレギュラー化するのかと思いきや実際にはiPhone Airです。

他のiPhone 17シリーズと共通している部分も多いとはいえ命名規則に統一性がないです。なので素人目でみるとレギュラー化しているとはいえず今後継続するのかも定かではないです。

何よりAppleはなぜiPhone 12シリーズの頃から4モデル構成に拘っているのかも気になります。

あくまでも勝手な推測ですがAppleがiPhone Airを出した理由の一つは市場テストだと思います。リーク通りであれば来年には同社初となる折畳式機種を正式発表されると予測されています。

一方で品質に拘るAppleだからこそ折畳式機種用に開発されたコンポーネントの品質テストをある程度行いたいところでiPhone Airはそのために存在しているのではないかと勘繰っちゃいます。

シリーズで唯一独自モデムを採用。

また市場テストの側面が強いと思う理由の一つとしてiPhone Airのみ独自モデムを採用していることです。iPhone Airでは改良版であるC1Xを搭載しておりC1と比較すれば対応バンドもより拡大しています。

とはいえ通信速度やミリ波との互換性などQualocommの5Gモデムに及ばないからこそ他のiPhone 17シリーズで採用していない可能性がありAppleとしても品質はまだ不十分なのかもしれません。

もちろんメーカーが今後より良い製品を出すために別の機種で市場テストすることはありです。ただiPhone Airに関しては売れ行き関係なくそもそも先を想定して発表したのか気になるところです。

もちろん反響が良ければ継続するという流れになるのかもしれませんが折畳式機種を出すとフラッグシップモデルで5モデルとかなり多いので折畳式機種と入れ替わりになる可能性もあります。

電池持ちは最初から妥協すべき。

そして同じく薄型化/軽量化にフォーカスしたGalaxy S25 Edgeを初めて触った時はかなり感動したのでiPhone Airを初めて触った時多くのユーザーは感動するかなと思います。

一方でiPhone 17シリーズの中で一番ユーザーを選ぶ機種であることに違いはないと思います。つまり自分の使い方をしっかり把握していないユーザーが購入すると後悔する可能性があります。

折畳式機種にも言えることですが本体が薄いとなると内部スペースにかなりの制約が発生します。その一つがバッテリーで事前情報通りであれば3000mAh程度の容量しかないと言われています。

それこそAndroidなら6.5インチのディスプレイで3000mAhだったらめっちゃ叩かれると思います。

Appleによると1日使ってもまだまだ余裕のバッテリーを搭載しているとしていますがだったからなぜiPhone Air専用のモバイルバッテリーを別途用意したのか気になるところです。

正直遠回しに電池持ちが悪いからモバイルバッテリーも合わせて使ってねと聞こえちゃいます。

そしてバッテリーの他の部分でも犠牲になっているスペックがありそれはスピーカーです。内部デザインを確認出来ていないですがモノラルスピーカーで本体上部にスピーカーを搭載しています。

ちなみに本体下部のスピーカーにように見えるものはマイクとしており上部搭載は珍しいです。また内部スペースの制約からも本体下部のUSB-Cも不均等な位置に搭載されています。

次に今後テスト結果を待つ必要がありますがパフォーマンスを制御している可能性があります。

パフォーマンスを制御している可能性。

表面的にみればiPhone 17 Proシリーズと同じくA19 Proチップを搭載していますがGPUのコア数が異なる上に発熱対策として意図的にパフォーマンスを制御している可能性があります。

iPhone 17 Proシリーズのように放熱性能に優れたアルミのUniBodyを採用しておらずベイパーチャンバーも搭載しているわけでもないので放熱効率が悪いことからパフォーマンスの持続性をある程度担保しようとなった時にそもそものパフォーマンスを制御した方がシンプルなのかなと思います。

また本体が薄いということは発熱がユーザーに伝わりやすいのでパフォーマンスを優先すると逆にユーザビリティが下がる可能性があるのでバランス優先のチューニングなのかなと思います。

何よりA19 Proチップ自体のパフォーマンスがかなり高いみたいなので仮に制御されたとしてもそこまでの心配をする必要はないですが表面的なスペックだけで判断するのは厳しいと思います。

カメラがしょぼい。

そして3つ目としてカメラ性能よりはゲーム性能を重視している人におすすめしやすいです。約16万円のスマホがシングルレンズカメラ構成というのはちょっと寂しいのかなと思います。

Androidは散々批判されてきた歴史がありますがiPhone Airではほぼ批判されないのがちょっと不思議に感じます。何より広角カメラしか搭載していないことからも望遠がないこと以上に制約があります。

もちろん超広角の画角で撮れないですがカメラセンサーが2つないことで被写界深度を計測出来ないのでシネマティックモードや空間ビデオ撮影など力を入れている機能が非対応です。

またPixel 10のように広角を利用したマクロフォーカスにも対応していないことや単純に超広角がないことからもマクロ撮影やマクロビデオ撮影に対応していないので注意が必要です。

画素数で誤魔化している。

また唯一搭載しているカメラセンサーも現時点で確認がとれておらずAppleはひと昔前の中華系のように画素数だけでカメラをアピールするのは正直あまり良くないかなと思います。

コストを考えればiPhone 16もしくはiPhone 16eの広角センサーなのかなと思います。仮にiPhone 16eと同じであれば1/2.55インチでiPhone 16と同じであれば1/1.56インチです。

そのためセンサーサイズは決して大きいとはいえず光学2倍もあまり期待しない方がいいです。ちなみに光学ズームと聞けば画質の劣化がないズームというイメージが強いですがメーカーによって正直光学ズームの品質管理がバラバラで言葉だけで判断しない方がいいです。

何よりカメラは最低限となっておりカメラだけで見れば下手らしたらエントリーレベルです。

耐久性がちょっと心配。

次に4つ目として本体のデザインでAppleによるとiPhone 17 Proシリーズと対照的なデザインになることを目指したとしておりその一つとして全体的に光沢仕上げを採用したことです。

数世代前の無印のような質感でサイドフレームが光沢仕上げになっているのがちょっと違います。またAppleによると耐久性を担保するためにサイドフレームにはチタンを採用をしています。

一方でバックパネルはCeramic shieldですがディスプレイはCeramic shield 2を採用を採用しています。

ちなみにCoringでみるとGalaxy S25 Edgeでは本体の薄型化に合わせてディスプレイも薄型化する必要があったのでGorilla Glass Ceramic 2を採用をしていますが注意点もあります。

イメージ的にCeramicの方が強そうに見えますがGorilla Glass Victus 2と比較して耐久性が劣るとしているのでやはり薄型化したことによる弊害があるという感じになります。

実際にCeramic shield 2にどの程度の耐久性があるのか不明ですがiPhone Airにそのまま搭載できているのであればそもそもCeramic shield 2の耐久性が微妙なのかもしれません。

最も癖があるiPhone?

何よりiPhone Airは薄型の影響でスペックに制約があるためざっくりいえばスマホはバランス重視でそこそこ使えればいいと思う人がターゲットになっているかなと思います。

単純にバランスを重視するのであればiPhone 17を買った方が幸せになれると思います。なのでフラッグシップが欲しい人の中でも比較的ライトユーザーが使うことを想定しているかしれません。

だからこそ電池持ちに関しても1日使ってまだまだ余裕という表現をしている可能性があります。電池持ちは結局主観的な要素が強く誰がどのように使うかで同じ機種でも印象が違います。

視認性からも出来るだけ大きいディスプレイの方がいいけど重いのは嫌だという人にピッタリでカメラよりもゲーム性能を重視している人向けという感じで割り切った存在に感じます。

なので自分の使い方が明確になっている人にこそおすすめしやすい機種でちょっと異質です。iPhone自体は万人向けですがiPhone Airは何方かと言えば玄人向けの印象を受けます。

単純に薄くて軽い機種が欲しいだけで購入すると後悔するユーザーも出てくるかなと思います。スペックだけで見れば16万円もするのにシングルレンズにモノラルスピーカーとあり得ないです。

まとめ。

今回は注目度が非常に高い印象を受けるiPhone Airの気になる部分をまとめてみました。個人的には薄型化に特化したこの手の機種は中華メーカーの方が相性がいいのかなと思います。

何よりAppleが今後も長く継続させていくことを前提にしているのか非常に気になるところです。

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