愛してやまないPixel 10。それでも絶対的に欠如していると思う4つのこと

約1ヶ月後にはGoogle Pixel 10 Pro Foldの発売を控えているとはいえ、注目されていたGoogle Tensor G5含めた基礎スペックの部分で先行して発売されているGoogle Pixel 10シリーズである程度評価が固まりつつあるのかなと思います。

今回Android AuthorityGoogle Pixel 10に足りないと思うスペックについて言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

シリコンカーボンバッテリーと充電速度。

充電周りにおいて大きな特徴とも言えるのがQi2に対応したことです。さらにGoogle Pixel 10シリーズは前モデル対比でバッテリー容量を増加しています。少なくともGoogleは本体サイズや重さを犠牲にしてまでもユーザビリティの改善を優先したと判断することが出来ます。

とはいえ中華メーカーと比較するとバッテリー容量が少ないことに違いはなく、Pixel 10シリーズは海外サイトのバッテリーテストの結果をみると前モデル対比で電池持ちが悪化しているからこそ余計にバッテリー容量の増加は重要になると思います。

Googleは、SamsungやApple(この技術を採用していない)と同様に、技術が成熟するのを待っている可能性が高い。それはおそらく、OnePlusやNothingのようなより小さく、より機敏な企業をモルモットにしているでしょう。これらの新しいバッテリーがリチウムイオン電池よりも大幅に速く劣化する場合、Googleは何百万ものフラッグシップ電話に搭載する前に、そのことを知ってほしいと思うでしょう。

何よりGoogleはバッテリーの品質を優先している印象を受けます。現にシリコンカーボンバッテリーはバッテリー容量に対しての電力効率が悪いと言われており、さらにバッテリー自体が劣化するのも早いと言われているのでGoogleも躊躇している可能性があります。

また充電速度の遅さにも言及しています。Pixel 10 Pro XLはQi2では現状最大となる25Wのワイヤレス充電に対応したとはいえ有線における充電速度は速いとは言えません。

同サイトによるとGoogleにとって一番気にしているのはAppleで、iPhoneが採用していない技術は無理に採用しなくてもいいと考えている可能性があると指摘しています。

iPhone 17シリーズでも充電速度が速いわけでもなくシリコンカーボンバッテリーも搭載していません。

ストレージと価格。

そして3つ目としてはストレージオプションでベースが128GBというのは足りないと指摘。重いゲームをやる人はターゲットになっていないと思うので考慮する必要はないと思いますが、GoogleはPixelのカメラを世代を重ねるごとに強化しています。

Pixel 10シリーズでは、より良いショットをフレーミングする方法をリアルタイムで指示するAIを活用したツールであるCamera Coachがあります。Auto Best Take があり、最大 150 枚の写真をバーストでキャプチャできるため、グループ写真の全員が最高の外観になります。Proモデルの手ぶれ補正が改善され、絹のような滑らかなビデオの撮影がこれまで以上に簡単になりました。

よりカメラで高画素な写真や動画を撮れるようになったということは一つあたりのデータ容量も増すのでストレージが足りなくなります。フラッグシップモデルだからこそ256GBからにするべきだとしています。

ただ4つ目として従来の256GBにしたとしても価格は128GBモデル程度に抑えるべきだと指摘しています。

GoogleはついにPixel 10 Pro XLの128GB層を排除しました。これは現在256GBから始まります。しかし、それはまだ同じ目を楽しませる1,199ドルを請求しています。1,799ドルのPixel 10 Pro Foldも同じです。価格を高く保ちながら、より多くのストレージを提供することは、消費者に優しい動きではありません。

アメリカでは相互関税の影響があり、国内では為替の影響がある中で価格が据え置きになっただけでもまだマシなのかもしれません。ただストレージを理由に高止まりしてしまうのはユーザーにとってはあまり良くないです。

何よりPixel 10シリーズでは安定性が想定していたほど改善しなかったことからも今後の明確な課題です。同サイトが指摘するようにバッテリー容量を改善させるのか。

それともSoCでの最適化に尽力するのかPixel 11シリーズが今から非常に楽しみです。

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