iPhone 17 Proはあり?Pixel 10 Proと比較して気になること

国内でもPixel 10シリーズがいよいよ発売されましたがネットでの評価は厳し目の印象です。何よりベンチマークが低いことに加えゲーム性能が低いことからも割とボロクソな印象です。

今回はiPhone 17 Pro Maxの気になる部分を確認しつつPixel 10 Pro XLとざっくりと比較したいと思います。

デザインを確認。

現時点だとiPhone 17シリーズのスペックしか分からないので評価するのが非常に難しいです。

一方で意識的なのかPixel 10シリーズと比較した上でiPhone 17シリーズを評価している人が多い印象なので今回は最上位であるPixel 10 Pro XLと比較しつつiPhone 17 Pro Maxの気になる部分を確認していきたいと思いますが一つ目としてはデザインでちょっと想定外でした。

Pixel 10 Pro XLは前モデル対比で筐体サイズは一緒ですがバッテリー容量の増加やQi2の正規対応も影響したのか本体の重さが230gオーバーとかなり重めと大きなデメリットになりました。

比較 本体サイズ 重さ
iPhone 16 Pro Max 163×77.6×8.25mm 227g
iPhone 17 Pro Max 163.4×78.0x8.75mm 233g
Pixel 10 Pro XL 162.8×76.6×8.5mm 232g

一方でiPhone 17 Pro Maxは本体の厚みが8.75mmとかなり分厚くなった上で横幅が78mmに重さは233gと地味に大型化しています。重心次第の面もありますがiPhone 17 Pro Maxのサイズ感は明らかにユーザーを選びます。

SamsungやOppoなどは最上位モデルでも薄型化/軽量化に拘っている中で真逆の動きです。またPixel 10 Pro XLと比較してもiPhone 17 Pro Maxの方が取り回しが悪い可能性があります。

カメラデザインの変更。

そしてiPhone 17 Pro Maxの大きな特徴としてはカメラデザインが大きく変更されたことです。カメラバンプ自体は個人的に問題ないですがカメラバンプが前モデル対比でかなり目立つのにカメラリング部分がさらに飛び出していることからテーブルに置いた時に結局ガタガタします。

デザインとのバランスをとっただけかもしれませんがカメラリングはどうにかしてほしかった所です。シンプルにPixel 10 Pro XLの方がカメラバンプが派手に見えてもガタガタしないです。

チタン廃止と修理のしやすさ。

そしてAppleによるとより排熱効率を改善しつつ耐久性を改善するためかUnibodyを採用しています。一部情報によると前モデルまで採用していたチタンは中国のサプライヤーに依存していたと言われています。

そもそもチタンのコストが高いことに加え相互関税の影響からもコストが爆増する可能性があったからこそアルミに変更した可能性がありもう一つ気になる部分としてはシャーシのデザインです。

前モデルは例えばバッテリーを交換する際にバックパネル側をはずすだけで交換が可能でした。ただiPhone 17 Pro Maxのプレス画像をみる限りバックパネル側からバッテリーを交換出来ないように見えます。

つまり都度ディスプレイをはずす必要があるため修理は前モデル対比でよりしにくくなった可能性があります。この辺Pixel 10 Pro XLはバッテリーの交換ならバックパネル側からアクセス出来るのが魅力なのかなと思います。

また良くも悪くもAppleを真似するメーカーが多いので今後チタンを採用する機種は減る可能性があります。さらにApple自身がカメラバンプを派手にしたので何と表現すればいいのか不明ですが長方形型のカメラデザインを採用する機種は今後Androidからも増える可能性があるかなと思います。

逆にPixelは来年スクエア型を採用することができればデザインで差別化できる可能性もあります。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイに関して前モデルと比較してもほとんど変更されている部分がないです。またPixel 10 Pro XLと同じくSamsungの最高品質となるM14を継続採用している可能性があります。

ただディスプレイの発色や色味に関しては実際に比較してみないと分からないので何ともです。一方でディスプレイで気になる部分としてはディスプレイ輝度でピーク輝度が3000nitsに強化されたことです。

とはいえHDR表示は1600nitsと前モデルから変わらずでPixel 10 Pro XLは2200nitsです。

比較 HDR表示 重さ
iPhone 16 Pro Max 1600nits 2000nits
iPhone 17 Pro Max 1600nits 3000nits
Pixel 10 Pro XL 2200nits 3300nits

海外サイトのテスト結果をみてもiPhone 16 Pro Maxは自動調節で1800nitsと最近押され気味です。ピーク輝度が改善したことでどこまで視認性に影響するか不明ですがPixel 10 Pro XLの方がなんだかんだ明るいディスプレイを搭載している可能性があり視認性に優れているかもしれません。

アスペクト比が違うためコンテンツの視認性は好みが出る部分でパンチホールも評価が分かれるのかなと思います。あとはディスプレイの耐久性が改善したことをアピールしていますが結局運が悪ければ割れます。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペック部分で気になるのが通信関連でiPhone Airのみ独自となるC1Xを採用しています。iPhone 16eの時はdocomoのn79などに非対応でしたがC1Xで対応したのはポイントだと思います。

一方でユーザーによって評価が分かれる部分としてiPhone 17シリーズはeSIM専用であることです。ほとんどの人は気にする必要はないですが自分はレビューのためにSIMを割と頻繁に入れ替えます。

また国内で発売されている機種の多くはeSIMに対応していますがたまに非対応の機種もあります。そのため万が一に備えてeSIMを使わないようにしていますが多くのユーザーはそもそもeSIMを使ったことがない可能性がありiPhone 17シリーズの買い替えで最初混乱する可能性があります。

少なくともiPhoneからiPhoneであればデータ移行の際にeSIMをワンタップで移動させたり物理SIMからeSIMに変更することが出来るので問題ないと思いますがAndroidからの移行はパニックになる可能性がありeSIMの移行もキャリアによって違ったりするので注意が必要です。

今後のPixelにも影響。

個人的にはそこまでのデメリットだと思っていませんがAppleがeSIM専用モデルの販売地域を拡大したことで今後他のメーカーの機種の展開に関しても影響が出てくるのかなと思います。

例えばGoogleはPixel 10 Pro Fold以外のPixel 10シリーズはアメリカでeSIM専用です。何より今後日本でeSIM専用モデルに切り替わるタイミングが早くなった可能性があるので気になるところです。

ただeSIM専用にしたことでSIMスロット用のスペースを節約できるようになったことでバッテリー容量が増加したのがメリットでeSIM専用かそうではないかで容量が違うので注意が必要。

何よりiPhone 17 Pro MaxのeSIM専用モデルは初めて5000mAhを超えたのがちょっと感動です。

カメラを確認。

次にカメラですがインカメラに関してはStudio Displayなど採用されている被写体が中心になるようにフォーカスを合わせてくれるセンターフレーム技術を採用したのは面白いと思います。

Pixel 10 Pro XLもインカメラは意外と力を入れていますがiPhone 17 Pro Maxの方が汎用性が高いかもしれません。一方でリアカメラに関して光学8倍としていますが結局のところインナーズームかなと思います。

そのためAndroidでみれば実質光学8倍相当のズーム画質で撮れると表現した方がいいのかもしれません。Huawei Pura80 Ultraのようにプリズムを動かしているわけではないので相当と考えた方がいいと思います。

もちろん実機で確認する必要がありますが8倍で撮影した写真の画素数は12.5MPになるのかもしれません。あと公式サイトをみると16倍の光学ズームレンジと表現していますが超広角を含めていると思います。

また公式サイトにおいて前モデル対比でセンサーは56%も大型化したとアピールしていますが単純に考えると1/2.5インチ前後なのでPixel 10 Pro XLと同程度のセンサーの可能性があります。

そして個人的に重視しているポートレートモードですがiPhoneの場合はまさに肖像画を撮るモードなのかなと思います。つまり人を被写体にしている場合はいいですが物を被写体にする場合は寄れない可能性もあります。

ズームでカバーできるという考えもありますが一番センサーがリッチな広角で寄って撮れないのは正直言い訳だと思っておりiPhone 17 Pro Maxでどうなっているのか非常に気になります。

これで寄れないとなると自分の使い方では圧倒的にPixel 10 Pro XLになるかなと思います。

また歴代iPhoneは動体撮影も決して強いわけではないので改善されているのか試したいところです。そして動画性能が強化されたみたいですがPixel 10 Pro XLには動画ブーストがあります。

なので素人が撮る分にはAIでしっかり補正してくれる動画ブーストの方が汎用性が高い可能性もあります。正直Appleが目指しているカメラと自分が求めているカメラの方向性がかなり違うと思います。

なので仮に自分のように動き回る子供や植物などを接写したい人はPixelの方が合うと思います。

パフォーマンスに求める方向性の違い。

最後に一番評価が分かれる部分としてはパフォーマンスで分かりやすく言えばゲームをやるかどうかだと思います。おそらく日常使いにおいてiPhone 17 Pro Maxは前モデル対比で動作性能に差を感じない可能性が高いです。

iPhone 17と異なり120Hz表示に前モデルも対応していたので余計に違いは分かりにくいのかなと思います。一方でゲームをやらないユーザーにとって一番の恩恵になる可能性があるのは電池持ちの改善です。

安定性に大きな差。

公式サイトを確認するとビデオ再生時間は前モデル対比で6時間とかなり改善しています。ちなみに海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると17時間ちょいなので18時間程度まで伸びる可能性がありフラッグシップモデルの中で電池持ちはかなり圧倒的な存在になる可能性もあります。

一方で執筆時点でPixel 10 Pro XLのスコアが発表されていませんが10時間前後の可能性があります。なので同じテスト内容であればiPhone 17 Pro Maxの方が単純に2倍近く優秀な可能性があります。

そして最大25WのQi2対応は一緒でバッテリー容量が多いPixel 10 Pro XLの方が充電に要する時間が長いかなと思っており有線に関しては従来通りであれば劇的な差ははないと思います。

あとは発熱でiPhone 17 Pro Maxはベイパーチャンバーの搭載をアピールしていますがパフォーマンスの持続性が改善する一方で本体の発熱は今まで以上に感じやすくなるのかなと思います。

何よりゲーム性能含めて安定性の部分は圧倒的にiPhone 17 Pro Maxなのかなと思います。

AIに大きな差。

一方で公式サイトをみる限りApple intelligenceをあまりアピールしている印象は受けないです。かこって検索や消しゴムマジックに似た機能はありますがPixelには大きく劣る印象を受けます。

そして面白いと思うのはパフォーマンスが低いと散々批判されているPixel 10シリーズの方がApple含めて圧倒的にオフラインで処理できるAIが多いことからもAIに全振りしていることが分かるという感じでAppleはおそらく実現したい機能をまだ実装出来ていない可能性があります。

撮った写真や動画の編集含めてAIで生活をより便利にしたい人はPixelの方がいいと思います。一方でAIよりもゲーム性能が優先の人はiPhone 17 Pro Maxを選んだ方がいいと思います。

まとめ。

何より現時点では詳細な情報がないため表面的な比較しか出来ないですが総合力が優先ならiPhone 17 Pro Maxを選ぶのが分かりやすいというか拘りがないならiPhoneを選ぶべきです。

少なくともiPhoneの Proモデルが候補に入ってくる人は予算にそれなりに余裕がある人だと思います。

その上でiPhoneを今まで使ってきて物足りないと感じる部分が増えてきた人が他社を検討するのが分かりやすいと思っておりPixel 10 Pro XLでみればおそらくAIとカメラが優れている可能性があるのでこの2つに拘りがある人が比較対象として検討するのがいいと思います。

最新情報をチェックしよう!