GoogleによるとGoogle Pixel 9シリーズでラインナップを拡充した理由の一つがiPhoneに対抗するため。Googleにとって最も重要なことはAndroidのシェアを拡大させることで、iPhoneに対抗するためにプレミアムモデルを拡充したことを明らかにしています。
そして今回9To5GoogleによるとPixelはプレミアム市場において世界で最も急成長しているブランドであることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
iPhoneは僅かに失速。
年間に10億台は出荷されるスマホ市場ですが、エントリーモデルやミドルレンジモデルは各社乱発していることもあり完全な飽和状態に。その中でここ近年成長を見せているのが「プレミアム部門」になります。
そして今回の情報によると2025年上半期においてプレミアム部門は前年対比で8%の成長を遂げています。その上でメーカー別でみると一位はやはりAppldeです。
ただ出荷台数は3%も増加しているのに対してプレミアム部門におけるシェアは3%減少しています。単純に考えればiPhone 16eの登場で出荷台数は増えたことから高いモデルの売り上げに僅かな影響を応募した感じになります。
一方で今回の調査結果から圧倒的な成長となっているのが「Google Pixel」で前年対比105%と驚異的な成長を見せています。
信頼が高まっている。
少なくとも今回の調査結果にGoogle Pixel 10シリーズは含まれていません。つまりPixel 9シリーズが成長に大きく貢献したと判断することが出来ます。
Googleは5年ぶりにトップ5のプレミアムスマートフォンブランドに入りました。Pixel 9シリーズの好調なパフォーマンス、新しい市場への拡大、より積極的なマーケティング活動に牽引されて、売上高は前年比で2倍になりました。Googleは、単にハードウェアの仕様を強調するのではなく、クリーンなソフトウェアエクスペリエンスを備えたAIファーストデバイスとして位置づけることで、Pixelシリーズを差別化することに注力しています。Pixelデバイスに対する消費者の信頼は高まっています。
国内でみると「ゲーム」と「ベンチマーク」で批判されていますが、調査結果をみると一般層の多くはほとんど気にしていないことになります。仮に多くのユーザーが気にしているのであれば今回のような結果にはならないです。
何より安いというイメージが強いPixelですが、プレミアム市場において驚異的な成長を遂げており、世界で5位と考えるとかなり存在感が増してきたのかなと思います。
何よりGoogleの方向性は多くのユーザーに評価されていることになります。