直近の情報からもGoogle Pixel 10aは現行モデルと同じくGoogle Tensor G4を搭載すると予測されています。この噂にどれだけの信憑性があるのか不明ですが、仮に2世代連続で同じSoCを採用した場合パフォーマンスはあまり向上しないと思いますが、最適化がより強化される可能性があり安定性が改善する可能性があります。
今回は良くも悪くもGoogle Pixel 9aが最も安定した最新のPixelになりそうなので主観的にまとめたいと思います。
電池持ちが一番マシかも。
Googleの公式サイトにおいてGoogle Pixel 9aにGoogle Pixel 10シリーズは共通して30時間以上の駆動時間を実現したとアピールしています。一方でGSM Arenaのバッテリーテストの結果を参考にすると以下のようになります。
スコア(前モデルのスコア)) | |
Pixel 9a | 12時間42分(11時間25分) |
Pixel 10 Pro | 9時間53分(13時間11分) |
Pixel 10 | 9時間38分(13時間5分) |
Pixel 10 Pro XL | ?(12時間32分) |
Pixel 10 Pro Fold | ?(11時間54分) |
残念なことに執筆時点でPixel 10 Pro XLとPixel 10 Pro Foldのバッテリーテストの結果が公開されていません。ただPixel 10とPixel 10 Proのスコアをみる限りは大幅な悪化傾向にあるので、Pixel 10 Pro XLとPixel 10 Pro Foldに関しても程度に差があれど前モデルより悪化してもおかしくないです。
何より現時点で公開されているPixel 10シリーズのスコアをみる限り電池持ちはかなり悪いです。その中でPixel 9aのみ唯一電池持ちが改善傾向にあり、あくまでも同サイトのテスト方法でみれば現状最も安定したPixelとなっています。
ただ注意点としてPixel 9aのスコア自体も他社と比較すれば決して優秀とはいえず、むしろ平凡です。
1周回っておすすめしやすい。
個人的には負荷の高いゲームをやらないためベンチマークが低くくても問題ないです。というかほとんどの人にとって重要なのは「ベンチマークスコア」ではなく自分自身が日常で使う上で快適に動くかどうかだと思います。
一方でコストをかけてまでTSMCに移行したことからも個人的にはスマホとしての安定性はもうちょっと頑張って欲しかったところです。正直AIを重視するとゲームを重視するとかの前に、一般層をターゲットにしていることからもスマホとして安定しているかどうかだと思います。
特に一般層は電池持ちをかなり重視する傾向にある中でPixel 10シリーズは全然安定していないです。もちろんユーザーの使い方次第だと思いますがGPUに負荷がかかるタスクをすると電池の減りがかなり速くなるので尽力しているAIに関しても使えば簡単に電池が減ることになります。
この中でスコアだけでみればPixel 9aが一番安定している状態に。一部噂通りGoogle Pixel 10aでGoogle Tensor G4を継続するのであれば、少なくとも一般層にとっては逆に嬉しい判断になるのかもしれません。