先日よりGoogle Pixel 10シリーズのベンチマークの低さが話題となっています。少なくともGoogleはベンチマークでハイスコアを獲得するようなチューニングをしていないとしていますが、多くの人にとってはAIを言い訳にしているように聞こえるとの話です。
今回YouTubeにおいてフラッグシップスマホにどれだけゲーム性能を求めているのかアンケート調査を行ったのでまとめたいと思います。
アンケート調査を実施。
今回YouTubeのコミュニティ機能において以下のような内容でアンケート調査をしてみました。
フラッグシップモデルを買う場合「スマホにゲーム性能をどこまで求めるのか」
具体的な機種やメーカーなどは指定しておらず、シンプルにフラッグシップモデルにどこまで求めるかです。また自分のチャンネル属性をみると中高年の男性が多いこと。あと動画のテーマからもフラッグシップが好きなオタク寄りの人が多いのかなと思います。
その上で結果を確認すると以下のようになります。
選択肢 | シェア |
どんなゲームでも快適に動作してほしい
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25% |
ゲーム性能はそれなりに出来れば十分(原神など負荷が高いゲームは含まない)
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34% |
ゲーム性能は特段気にしない
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38% |
属性が違う他のチャンネルでやった場合結果が異なる可能性があるので注意が必要です。その上で自分の中で想定外だったのが「ゲーム性能を求めている人」よりも「ゲーム性能を求めていない人」の方が多いことです。
最近中華系を中心に「原神」をベンチマークにすることが多いですが、結局の今のフラッグシップ向けのSoCはインフレしすぎていて原神クラスのゲームじゃないとアピール出来ないのかもしれません。
このマーケティングの手法の影響で、原神がまともに動かない=クソみたいな流れになってしまったのかもしれません。
Googleの想定通り。
Googleはだいぶ前から8割のユーザーに満足してもらえるように製品開発を行う「80%ルール」を採用しているとも言われています。そして80%ルールに含まれていない20%のユーザーがゲームやカメラのガチ勢という感じになります。
もっとざっくりいえば自分のような「オタク」ということになります。少なくとも今回の結果をみる限りゲーム性能は求めているユーザーは全体の25%なのでGoogleの80%ルールの想定範囲なのかなと思います。
最低限のゲームができれば多くのユーザーのニーズを満たせると考えているからこそ、閾値を超えた時点で他社のようにもりもり強化するのではなく、AIを強化するために必要な分CPUやGPUの強化を行っていると考えると分かりやすいのかもしれません。
個人的にはフラグッシップを購入するユーザーはバリバリゲーム性能を求めるものだと思っていたので、自分のようにカメラ重視でゲームをやらない人間は少数派なのかなと思っていました。
ただ今回の結果をみる限りゲーム性能を優先している人が意外にも少数派でGoogleの製品開発におけるコンセプトと大きくずれていないことが判明した感じです。