先日より国内においてもPixel 10シリーズの予約が開始していましたがGoogle Storeにおける納期状況をみるとPixel 10 Proシリーズに比較的需要が集中している印象で動きも上々に見えます。
今回はGoogle Pixel 10を購入したので開封しつつGoogle Pixel 9と比較レビューをしてみたいと思います。
開封。
まず開封をしていきたいと思いますが昨年と同様プラスチックフリーの化粧箱を採用しています。なので同梱物を全て取り出した後であれば特段分別することなくゴミ箱に捨てられるのがいいです。
そして付属品を確認するとUSB-CケーブルにSIMピンに説明書とここ近年お馴染みとなっています。ちなみに充電速度を意識するのであればGoogle純正の45W対応電源アダプターを購入するのがシンプルかなと思います。
ガラスフィルムを確認。
次に毎度お馴染みですが開封と合わせて確認していきたいと思うのがガラスフィルムです。
今回も毎度お馴染みですがSpigenのEZ Fitを購入しておりガラスフィルムとガイド枠が一体化しています。そのため本体のディスプレイ表面を綺麗にしてあげた上でガイド枠に合わせて装着するだけです。
最初こそ気泡は入りますがちょっとフィルムを浮かせてあげれば簡単に気泡が抜けるので楽です。
ちなみにEZ FitはPixel 9/Pixel 9 Pro/Pixel 10/Pixel 10 Proの4機種で兼用できます。
Pixel 10シリーズの新機能。
またSpigenのEZ Fitを選ぶ理由の一つとしてMade for GoogleとGoogle認定製品だからです。認定製品限定機能としてフィルム装着後にQRコードを読み込むことで指紋認証の最適化が出来ます。
超音波式画面内指紋センサーを搭載しているだけでも快適ですがPixel 10シリーズではソフトレベルで指紋認証をガラスフィルムに合わせて最適化してくれるのでより快適になります。
実際に最適前と最適化後で比較してみても僅かとはいえ指紋認証の反応が良くなっています。なので指紋認証のことを考えるならMade for Googleの認定製品を買った方が絶対に良いです。
ちなみに購入した人で古いパッケージ版が手元に届いたという報告も地味に頂いています。おそらくEZ FitはEZ Fitで共通のQRだと思うので自分の動画や記事で映っているコードをぜひ使ってほしいと思っておりメーカーにもパッケージの管理を徹底してほしいと思っています。
デザインを確認。
次にデザインを確認していきたいと思いますがぱっと見はほぼ変わらずPixelらしいと思います。本体上部を確認するとアンテナスリットにマイクに加えSIMトレイが本体上部に移動しています。
本体左側面は何もなく本体右側面に音量ボタンに電源ボタンとお馴染みの配置となっています。個人的には他社と同じく電源ボタンと音量ボタンの搭載位置をそろそろ逆にして欲しいかもです。
最後に本体下部を確認するとアンテナスリットにマイクに加えスピーカーグリルを搭載しています。
そして本体背面を確認するとフラット形状のガラスでGorilla Glass Victus 2でコーティングしています。光沢仕上げでマット仕上げと比較すると指紋が目立ちやすいですがカラバリ次第かなと思います。
カラバリはレモングラス/フロスト/インディゴ/オブシディアンの4色展開で手持ちはインディゴです。個人的にはGoogleの濃い色こそPixelらしいイメージなので今回は迷わずインディゴを選択しました。
ちなみに自分のチャンネルで行ったアンケート調査だとフロストが圧倒的な一番人気でした。
Pixel 9と比較。
次にPixel 9からどのように進化しているのかざっくりと確認していきたいと思います。本体サイズでみると縦横は一緒ですが本体の厚みが0.1mmm増して重さが6g増した感じです。
実際に持ち比べればPixel 10の方が僅かに重いとはいえPixel 9自体が地味に重いのでよほど拘りがない限りPixel 9の方が軽いから選ぼうと思えるような軽さでもないかなと思います。
また本体の厚みに関しては正直テーブルなどに置くなりしないと違いは分からないと思います。ちなみにカメラフレーム込みの厚みだと12mmなのでトータルでみると結局は変わっていないです。
そもそもPixelは他社の同サイズの機種と比較して取り回しが悪いのがちょっとネックだと思います。
そしてサイドフレームは同じフラット形状かつマット仕上げですがPixel 9はメタルフレームを採用している一方でPixel 10は航空宇宙グレードのアルミフレームとなっているので材質が変更されたのかもしれません。
とはいえ実際に比較しても材質が変更されたように見えないので気にする必要はないと思います。
あとはPixel 10の場合SIMトレイが本体上部に移動した上でSIMトレイがあった本体下部にスピーカーをもう一つ増設することで無印でありながらもスピーカーを強化してきたのは嬉しいところです。
スピーカーの強化。
とりあえず音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。音量が改善されたことも要因の一つだと思いますが音圧も改善され結果音のまとまりが出た印象を受けます。
もちろんトップレベルとはいえないですがだいぶ実用性のあるスピーカーに進化した印象です。
カメラデザインの違い。
本体背面に関しては両機種ともフラット形状かつガラスでIP68含めて耐久性にも変更はないです。
ただカラバリが変わったことでやはり雰囲気が違うことに加えカメラ部分が大型化しています。
さらにPixel 10はトリプルレンズカメラの搭載とデザインでも変化したので新鮮味があります。逆にPixel 9はデュアル構成であることを考えるとカメラ部分は割と無駄があったことになります。
ちなみにGoogleの拘りとしてテーブルなどに置いた時にカメラバンプがあってもガタガタしないことです。
何よりスペックでみた場合本体の厚みが増して重くなったのでマイナスと思うかもしれません。ただ実際に比較してみると正直誤差の範囲で個人的には特段気にするようなレベルじゃないです。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイを確認していきたいと思いますが基礎的な部分はほとんど変わっていません。ディスプレイサイズに表示解像度にリフレッシュレートにアスペクト比も全く一緒という感じです。
また筐体サイズも縦横が一緒でディスプレイサイズも一緒なのでベゼル幅も一緒だと思います。さらに両機種ともGorilla Glass Victus 2を採用と耐久性の部分でも一緒となっています。
コストの問題なのか差別化のためなのか不明ですがそろそろ可変式120Hz表示に対応してほしいところです。
コンテンツの表示を確認。
そしてYouTubeを再生してみるとディスプレイの色味自体はほとんど変わらないように見えます。ただ色のバランスが保たれたまま明るく表示されることからもPixel 10は結果的にかなり見やすくなった印象を受けます。
またコンテンツの見やすさという部分でPWM調光でPixel 10 Proでは新たにオプションが追加されていますがPixel 10を確認するとそれらしきオプションが見当たらないので強化されていないと思います。
ディスプレイ輝度を確認。
そしてスペック上で唯一分かりやすい違いとしてはディスプレイ輝度でPixel 10は着実に底上げされています。ちなみに海外サイトを参考にするとPixel 9は自動調節で2232nitsと十分な明るさを誇ります。
残念なことに執筆時点でテスト結果が公開されていないですがPixel 10も同程度のスコアになる可能性があります。
実際に屋内で比較してみるとPixel 10の方が明らかに明るくなっていることを確認出来ます。さらに屋外で比較した場合自動調節に問題があるのかPixel 10の方が圧倒的に明るいです。
ただディスプレイ輝度の改善で差がついたのか自動調節の最適化で差がついたのか不明です。とはいえ手持ちの個体だとPixel 10は特に屋外では比較にならないほどの差があります。
ディスプレイに関してはコストカットが優先されたのか分かりやすい進化はほとんどないです。ただディスプレイ輝度が底上げされたことでユーザビリティが改善されただけでもマシだと思います。
基礎スペックを確認。
次に基礎スペックを確認していきたいと思いますが標準搭載してるOSのバージョンは2世代分の差があります。とはいえサポート期間で見れば1世代分の差しかないのでそこまで心配する必要はないと思います。
一方でPixel 10はAndroid 16 QPR 1なのでMaterial 3 Expressiveを標準搭載しています。
事前情報通りなら9月のFeature Dropで追加される新デザインでPixel 9もまもなく対応予定となっています。デザインテーマがよりダイナミックになるという感じで今までより見やすく自分好みにできる可能性があります。
そしてアップデートサポート期間は一緒となっており国内におけるバンドも全く一緒です。ただPixel 9はWi-Fi7に対してPixel 10はWi-Fi6Eと理由不明ですが退化しているので注意が必要です。
容量構成を確認。
容量構成に関してRAMにしろストレージオプションも全く一緒でSDカードスロットも非搭載です。一方で海外サイトの指摘通りであればPixel 10の256GBモデルのみUFS4.0に対応との話です。
少なくともストレージ規格が強化されればアプリの読み込みなど動作性が地味に改善する可能性があります。ただざっくり触った感じだと違いがよく分からないので今後しっかりと様子見する必要があります。
そして何かと話題となっているGoogle Tensor G5ですが今まで以上にゲームを切り離した感じにも見えます。とりあえず発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続で回して負荷をかけてみました。
発熱とパフォーマンスの持続性を確認。
ちなみにProモデルと異なりPixel 10は前モデルと同様ベイパーチャンバーを搭載していません。シリーズの中でも一番発熱が大人しい印象を受けますが内部温度はかなり高くなっているのが意外でした。
ちなみに計測終了ごとに外部温度を計測したところPixel 9は34.6/36.0/36.1度に対してPixel 10は32.3/33.4/34.5度で内部温度の割に外部温度はそこまで高くならない感じです。
正直想定外でここまで熱くならないのはOppo Find X8 ProやOppo Find X8以来です。次にパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testをしてみました。
パフォーマンス自体がしっかり底上げされた上で安定率も改善されていることを確認出来ます。ちなみに計測終了後に外部温度を計測したところPixel 9は40.4度でPixel 10は39.2度です。
それなりに発熱を感じますが熱くて触れないみたいな不快になるような発熱はしないです。何よりシリーズの中で圧倒的に発熱しにくい印象でこれがGoogleの理想だったのかもしれません。
バッテリー関連を確認。
そしてバッテリー関連を確認するとPixel 10はバッテリー容量が微増したのは嬉しいところだと思います。残念なことにPixel 10のテスト結果は公開されていませんがPixel 9は13時間6分とあまり良いとは言えません。
今後様子見をする必要がありますがPixel 10 Proを使ってきた感じだとそこまでの期待は出来ないです。ただPixel 10 ProよりPixel 10の方がバッテリーの容量が増えているのでまた違う可能性もあります。
とはいえ期待していたほどGoogle Tensor G5の搭載で電力効率が改善した印象を受けません。なのでPixel 10に関しても劇的に改善するとは考えにくく僅かに良くなる程度の話かもです。
一方でPixel 9は充電開始30分で55%でフル充電に要した時間は1時間25分と決して速くないです。Pixel 10の方が僅かに速くなっているとはいえバッテリー容量の増加を考えると同程度なのかなと思います。
一方でワイヤレス充電に関してPixel 9はPixel Stand 2を利用することで最大15Wでした。ただPixel 10に関してはQi2対応の充電器であれば最大15Wと今までと比較すると分かりやすくなったと思います。
また本体にマグネットを内蔵していることからもQi2対応アクセサリーを選べるようになったのはかなりデカい感じで今まで以上にアクセサリー選びを楽しみやすくなったのかなと思います。
ただベイパーチャンバーもないことからも充電中は熱がこもりやすい可能性があるので注意が必要です。
その他を確認。
生体認証に関してはクラス3に対応した顔認証に加え超音波式画面内指紋センサーを搭載しています。一部情報によるとGPUドライバーが最新状態ではないと指摘されており理論値の3割程度です。
なので今後アップデートでドライバーが更新されればパフォーマンス全体が底上げされる可能性もあります。
カメラを確認。
次にカメラを確認していきたいと思いますがカメラセンサーが大きく変更されているとの話です。少なくとも画素数などが変更されていることは公式サイトにおいても十分に確認することが出来ます。
ちなみにPixel 10はPixel 9aの広角と超広角を採用しているとの話なのでセンサーで見れば退化です。また公式サイトをみる限りは超広角においてオートフォーカス機能も残念ながらカットです。
一方でPixel 10はSamsungの1/3.1インチの3K1を採用との話で光学5倍デジタル20倍に対応しました。ちなみにPixel 9に関しては2倍ですら光学相当なので光学ズームに対応していませんでした。
AI関連でみるとカメラコーチやオートベストテイクなど新機能にPixel 10はしっかり対応していますが個人的に期待していたズームエンハンスや動画ブースト非対応なのはちょっと残念でした。
とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。
今回のサンプルはPixel 9/Pixel 10の順番になっているので予めご了承下さい。
僅かにPixel 10の方がより現実寄りの色味になった印象を受けます。
広角で撮影。
Pixel 9に関してはフレアが入っています。
次に接写してみましたがセンサーサイズが小さい分Pixel 10の方が被写体に寄りやすいです。
正直高照度の環境だとセンサーサイズの差はほぼ気にならないかなと思います。
ポートレートで撮影。
まず大きな変更点としてPixel 10シリーズ共通ですがポートレートが1倍から撮影可能となっています。
ただ被写体に以前より寄りにくくなっている印象を受けます。むしろ最短撮影距離がほぼ変わらず倍率だけが1倍に変更されたのではと思っちゃうくらいです。
次に2倍で撮影してみました。
Pixel 10の方がフォーカス精度がちょっと甘い印象を受けます。
そして最大となる3倍で撮影してみました。
やはり3倍になるとPixel 10の方がノイズが多い印象を受けます。
マクロで撮影。
認識違いだったら申し訳ないですがPixel 10はPixel 9の時のように超広角を利用したマクロモードではなく、広角を利用したマクロフォーカスに対応していると思います。
分かりやすい違いとしてはUIでPixel 9はマクロモードのオン/オフの切り替えがオプションから選択可能ですがPixel 10に関してはオプションがなく自動で切り替わるという感じです。
自分の撮り方の問題かPixel 10はマクロモードではないのでそこまで被写体に寄れないです。
望遠で撮影。
最初にPixel 10にとって光学となる5倍で撮影してみましたが、この時点ですでに差があります。
Pixel 9は望遠レンズがないため仕方ないですがズーム性能に差があり、上記の画像はPixel 9が最大となる8倍でPixel 10は10倍で撮影していますが差をはっきりと確認出来ます。
そしてPixel 10で最大となる20倍で撮影してみました。
ズームで接写。
まずは2倍で撮影してみました。
2倍だとノイズなどにそこまでの差はない印象を受けます。
次に3倍で撮影してみました。
被写体に寄りますがそこまでの差がない印象を受けます。
そして5倍で撮影してみました。
Pixel 10は光学となりますが、中距離撮影する時と一転してアラが目立つ印象を受けます
超広角(低照度)で撮影。
次に低照度の環境で手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してきました。
高照度の環境と一転してPixel 10の方が明らかにノイズが多い印象を受けます。
広角(低照度)で撮影。
広角になると上記のサンプルではそこまでの差はありません。
ただ街灯など強い光源があると白飛びなど処理の荒さがかなり目立ちます。
望遠(低照度)で撮影。
まず2倍で撮影してみました。
次に3倍で撮影してみました。
最後に5倍で撮影してみましたが光学ズームということもありPixel 10の方がまだ安定しています。何よりセンサーの弱さが目立つのはやはり夜の撮影で特に超広角は結構厳しいです。
ただそれ以外に関してはスペックほど退化したという印象は受けないです。
アクセサリーを確認。
最後にアクセサリーを確認していきたいと思いますが今回はPixel 10用としてほぼ買っていないです。その理由としてはPixel 10 Proと兼用出来るのでPixel 10 Pro用があればほぼ十分です。
また先日にはPITAKAさんよりMagsafeケースをご提供頂いており薄くて軽いケースが欲しい人におすすめでケースが僅か1mm以下となっているにも関わらずマグネットがしっかり内蔵されています。
ケースがあまりにも薄いので耐落下衝撃性にはあまり優れず引っ掻き傷などから守りたい人向けかなと思います。
何よりケースを付けていることを忘れるくらい薄くて軽いので取り回し優先の人には魅力的です。
CASEFINITE
そして先日の記事でもご紹介しましたがCASEFINITEさんから各種ケースをご提供して頂きました。PITAKAのケースと比較すると厚みがありますがその分耐落下衝撃性に優れているのがポイントだと思います。
また何よりの特徴としてはデザインでクリアケースとなるTHE INVISIBLE AIRは2色展開です。
独自技術によりクリアケースであるあるの黄ばみが発生しにくくなっているのは嬉しいところです。
何より透明感がかなり強めなのでデザイン性を楽しみたい人にはぜひ手に取ってほしいところです。
そしてマット仕上げとなっているTHE FROST AIR Ultraも2色展開で用意されています。
クリアケースのデメリットになりがちな指紋の目立ちやすさやベタつきが最小限に抑制されます。
また半透明のフロスト仕上げだからこそ本体のデザインも楽しみつつ実用性もあると思います。
手持ちは全てPixelsnap対応バージョンとなっていますがマグネットなしのバージョンもあります。価格もPixelsnapありで約6000円と純正ケースが8000円弱だからこそ相対的にに安く感じます。
Pixelsnap リングスタンド。
そして純正になりますがPixelsnap リングスタンドを購入してみました。質感はそれなりに高めの折りたためるマグネットタイプのスタンドで本体縦向きでも横向きでも使えるので便利です。
ただバンカーリングのようにも使えるのかと思いきやとリング自体の磁力がそこまで強くないです。なので割と簡単に外れるのでリングスタンドならPITAKAとか他社を使った方が安心かもです。
まとめ。
今回はPixel 10を購入したので開封しつつPixel 9からどう進化したのか比較してみました。少なくともGoogle Storeにおいて価格が据え置きになっているので進化した分コスパは改善したのかなと思います。
カメラセンサーの変更は大胆だと思いましたが独自ISPによって上手くカバーした印象を受けます。何よりPixelをまずは試してみたい人にとって分かりやすい選択肢になるのかなと思います。
今後様子見が必要ですがシリーズの中で割とまとまっている感じでおすすめしやすいかなと思います。
製品提供: CASEFINITE & PITAKA Japan