先日に発生したXperia 1Ⅶの文鎮化問題に目処がつき始めたのか、SonyはSony Storeにおいて一部モデルを8月下旬より販売再開することを明らかにしています。
一方でXperia 1Ⅶの文鎮化問題に不安を感じているユーザーも多いのかなと思います。今回はXperia 1ⅦのユーザーやGalaxyやPixelに流れている印象を受けるので簡単にまとめたいと思います。
ユーザーにとって捉え方が異なる。
Xperia 1Ⅶの文鎮化問題が発生したことに対して、自分は該当個体ではなかったこともあるのかイメージ自体は大きく変わっていません。もちろんサポート体制が完璧だとは思いませんが、無料交換プログラムを提供したことで、少なくとも該当バッチのユーザーが泣き寝入りするような状況を防いだというのは英断だったのかなと思います。
何よりメーカーは「不具合」を認めるとイメージが悪くなるので認めないことの方が多い印象だからこそSonyは英断だったと思います。一方で文鎮化問題が発生したこと自体に不信感を持ったユーザーも一定数いるのも事実です。
例えばYouTubeで以前頂いたコメントをみると、該当パッチで交換してもらったけど今後使うことはないので売却したとの話です。特に一台持ちのユーザーが多いことからも文鎮化問題の発生は致命的で、新しい個体に交換すればいいというだけの話ではないんだと思います。
Pixelに流れている印象。
ちなみにXperia 1Ⅶは6月上旬に発生しましたが、7月上旬から8月下旬までと約1ヶ月半販売停止をしていました。その間Sonyは交換機の在庫を確保するなど対応に追われていた感じになりますが、販売停止期間中に正式発表された他社の機種に興味を持ったユーザーも一定数います。
例えば交換機が届いたけどGalaxy Z Fold7を購入したユーザーや、直近でみればPixel 10 Proシリーズを予約したユーザーなど。SDカードスロットやイヤホンジャックに拘りがあるユーザーであれば今回の文鎮化問題でも他社に選択肢がないことからユーザーは動かないと思います。
一方でそこに拘りがないユーザーからすればXperiaが良さそうだから買ったけど文鎮化問題で信用できなくなったから他社へ移動と柔軟に動きます。今後Sonyが売上を維持するためには、この柔軟に移動するユーザーをどれだけ取り込めるかが非常に重要です。
逆に動きがないファン相手であれば従来のニッチ向けで十分だったと思います。何よりXperiaのシェアが減少するとPixelのシェアが拡大すると言われている中で、完全な自滅ですがSonyは敵に塩を贈った形になってしまったのかもしれません。
今後の対応次第では今まで以上にハイエンドを好むユーザーはPixelやGalaxyに流れる可能性があります。