先日にGoogleはGoogle Pixel 10シリーズやPixel Watch 4シリーズをようやく正式発表しました。一方でGoogleは世代を重ねるごとに国内展開もより強化している印象でどんどん整ってきた感じです。
今回はGoogle StoreでGoogle Pixelがだいぶ購入しやすくなったと思うので主観的にまとめたいと思います。
だいぶ環境が整ってきた。
国内でみればPixel 3シリーズからの展開でしたがあの当時Androidの直販版は珍しめでした。特に大手キャリアが扱っていたAndroidの中で直販版の選択肢はほぼなかったと思います。
また直販版もdocomoのB21やおサイフケータイに対応などしっかり最適化していた印象を受けます。少なくとも端末の方は最適化を頑張っていたと思いますがサポート体制は物足りなかった印象です。
ただプロモーションを上手く活かせばかなり安く購入できることからも妥協する人も多かった印象を受けます。一方で先日にはPixel 10シリーズの予約が開始しましたがGoogle Storeの環境もだいぶ整った印象を受けます。
分割支払いが強化。
一つ目としてキャリアの残価クレジットのような仕組みはありませんが従来は分割が最大12回まででした。ただ先日より最大24回までの分割が手数料無料で使えるようになったのでハードルが下がった印象を受けます。
Preferred Careの拡充。
次に2つ目として有料の保証プランであるPreferred Careで月額払いが可能になりました。少なくとも国内においては2年分を一括払いという選択肢しかなく例外だったのが本体の購入と合わせてPreferred Careもカートに追加して分割支払いすると実質12回払いになった感じです。
一方でPreferred Careへ加入できる条件は購入時に合わせてカートに追加か購入後1ヶ月以内に加入するかの2択で2年経過した後にまた新規で加入することが不可と延長することが無理でした。
ただ月額支払いが追加された際に最大60ヶ月となっていることからも最大5年は保証を受けられることになります。もちろん月額払いの方が利用期間によっては高くつきますが最大期間が拡張されたのは嬉しいところです。
おそらく5年くらいまでサポートできるようになればほとんどのユーザーのニーズを満たせると思います。キャリアのように実質無期限とはいきませんがPixel 10シリーズでもメーカー保証は1年です。
またメーカー保証は実質初期不良にしか対応していない感じなので有料プランの強化は重要です。
ストアポイントに刷新。
そして3つ目としてはストアクレジットが今回からストアポイントと制度が刷新されたことです。その一つとしてストアクレジットの有効期限は付与されたタイミングから1年となっていましたがストアポイントに関しては2年に拡張されたのでより多くのユーザーのニーズに応えやすくなったと思います。
少なくともストアポイントだけで見れば2年に1回の買い替えでも良くなりましたが下取りの価格を考慮するとなると2年はちょっと中途半端になるのでお得にと考えると判断が難しいところです。
何よりGoogle Storeでもだいぶサポート体制が整ってきた印象でキャリアと大きな差があるのはオフライン店舗があるかないかで今後Googleにも頑張って直営店を出してほしいかなと思います。
キャリア版と直販版の違い。
次によくある質問の一つとして直販版を購入した方がいいのかキャリアモデルを購入するべきかです。現時点でキャリアモデルの価格が揃っていないので本体価格を厳密に比較することは難しいです。
一応執筆時点で価格が公開されているauを参考にするとPixel 10の128GBは価格が一緒です。
ストレージ | au | 直販版 | |
Pixel 10 | 128GB | 12万8900円 | |
256GB | 14万9900円 | 14万3900円 | |
Pixel 10 Pro | 256GB | 18万4900円 | 17万4900円 |
512GB | 20万4900円 | 19万4900円 | |
Pixel 10 Pro XL | 256GB | 21万2900円 | 19万2900円 |
512GB | 23万2900円 | 21万2900円 | |
Pixel 10 Pro Fold | 256GB | 29万7500円 | 26万7500円 |
512GB | 31万7500円 | 28万7500円 |
一方でPixel 10 Proはauの方が1万円でPixel 10 Pro XLは2万円にPixel 10 Pro Foldは3万円と従来と同じくキャリアモデルの方が直販版よりは地味に高くなる傾向が継続しています。
この価格差をどう考えるかはユーザー次第ですが個人的には安心を買うための追加コストなのかなと思います。例えば直販版のPreferred Careはメーカー保証が使えない場合に使う流れとなるのでそもそもGoogleのサポートに相談してからの結果次第になるので使えるか時間がかかります。
個人的には完全に無料で修理や交換してもらうことよりも交換機の手配を最優先してほしいです。2万円弱を払えば翌日には交換機が手元に届くキャリアのサービスの方がよほどストレスがないです。
オフラインがある強み。
また直販版に関しては電話やチャットにメールなどオンラインでしかサポートを受けられないです。例えば店頭であれば不調な端末を持っていって店員さんに直接見せながら説明することが出来ます。
ただオンラインになるとそれが出来ないので自分は過去の経験からも動画を撮って送るなど時間が地味にかかることが多かったので時間が優先の人にとっては単純にストレスになると思います。
普段キャリアショップにお世話になることがないとしても何かあった時はショップがあった方が楽だと思います。だからこそキャリアモデルは直販版と比較して本体価格が高いとしても安心を買っている感じになると思います。
また購入方法も直販版より充実している分手数料がかかると思うのでコストを上乗せしているかもしれません。自分はトラブルがあった時はもう一台買うくらいのスタンスなので直販版でも全く問題ないです。
ただやはり何かあった時に面倒ごとが発生するのは嫌だと思う人はキャリアの方がシンプルです。
保証はケチらない方がいい。
あとは主観ですが有料プラン込みだと高いからケチりたいと思う場合は価格帯を下げた方がいいと思います。結局中途半端にケチると逆に高くつく可能性がありそうなった場合サポートに不満を持ちがちです。
有料プラン代込みで自分が維持していける端末を選ぶのがよく正直ケチらない方がいいと思います。これは直販版でもキャリアモデルでも一緒で変な話何かあっても基本メーカーはトラブルを認めたくない傾向に見えXperia 1Ⅶの文鎮化問題で無料交換プログラムを提供しただけですごいと思っちゃいます。
下手したら他のメーカーだったらユーザーごとの対応でプログラムなんて用意しない可能性もありえます。つまり対応してもらうサポートの運が悪ければユーザーが泣き寝入りする可能性だってあります。
今のフラッグシップモデルは高いからこそ何かあった時に保証がない自己負担はかなり痛いです。だからこそ保証込みで自分の予算と相談した上で無理のない範囲で端末を選ぶのがいいです。
何よりキャリアモデルか直販版はサポートにどこまで求めるかで選んだ方が分かりやすいです。
誰にとっても安いわけじゃない。
なんだかんだ言ってもGoogle Storeで直販版を購入する最大のメリットは安さだと思います。
また自分はdocomoユーザーということもありドコモオンラインショップで購入するために認証アプリを端末にインストールして設定が必要など個人的には面倒に感じるのに対して直販版はAmazonでキッチンタオルなど日用品を買うような手軽さがあるのも大きな魅力に感じます。
一方で何件かコメントを頂いていますが特典なしでみた場合Pixel 10シリーズは高いとの話です。
少なくともキャンペーン期間内に購入すればストアポイントをもらえるので特典なしの状態で考えること自体がナンセンスだと思っておりストアポイントの使い道がないとの声も聞きますがそれこそPreferred Careへ加入する際に使えばいいしアクセサリーを別途買ってもいいと思います。
それでも欲しいと思うものがないという場合正直知ったこっちゃねーよと思っちゃいます。
どんな店だって全ての人にとって欲しいと思える品揃えになっている可能性は低いと思います。むしろ店に訪れる人全てが欲しいと思えるようにすれば取り扱い製品を超限定すればいいだけです。
例えば取り扱い製品を1つにすればそれが欲しい人しか店にこないので必然的に全てのニーズを満たせるのかもしれません。一方でAppleにしろSamsungにしろオンラインショップで取り扱いがある製品に対して全てのユーザーが欲しいと思えるラインナップだと思っておらずこれはどこでも一緒だと思います。
また通りすがりの人にとっても安い価格設定にする段階に今のGoogleはありません。
ファンを増やすことが目的。
以前は為替に対して頑張っていたので安かった印象が強いですが今は為替に対して割と忠実です。ちなみにPixel 10 Pro XLは19万2900円でアメリカの現地価格になると$1199となっています。
執筆時点の為替かつ消費税10%を加算してみると約19万4360円と国内価格の方が安いです。またアメリカにおける$1199は税抜なので税込でみた場合日本の方が結果的に安いかもしれません。
何よりGoogleは既存ユーザーとiPhoneユーザーの買い替え促進を主軸にしている印象を受けます。
また言い方が悪いですがスーパーなどセール品しか買わない人をバーゲンハンターといい店側からすれば客寄せのためにセールをやってきてもらったついでにセール以外の物を買って貰うことで利益や売り上げを伸ばすことも目的にしておりバーゲンハンターは店にとって正直あまり価値がなくGoogle Storeにおけるキャンペーンはバーゲンハンターにとって旨みのあるセール内容にすることではなくPixelのファンを増やすためだと思います。
そのためメーカーが狙い打ちしているユーザーがお得に購入できるようにしているのは当たり前だと思います。正直今回メーリスに登録するだけで1万円分のプロモーションコードが貰えるだけでもかなりお得だと思います。
何より安く購入できる人はどこかしらのタイミングで決断している人が多い印象でぱっとみて安く購入できないから高いと言ってもそれはどのメーカーの機種でもそうじゃないと思っちゃいます。
まとめ。
今回はGoogle StoreでPixelがだいぶ購入しやすい環境が構築されてきたのでまとめてみました。もちろん完璧だと思いませんがGoogleが国内展開に力をいれているからこそだと思います。
何よりGoogle StoreにおいてPixel 10シリーズは全モデル購入したので届くのが楽しみです。