今後スコアが3倍以上に?Pixel 10のベンチマークが低い理由

先日より話題となっているのがGoogle Pixel 10 Pro XLのベンチマークスコアの低さです。AnTuTuにおいて110万点しか出ていないことからも悲観的に捉えている人が多いですが、そもそもこのスコアもどのような状態で計測されたのか不明なので鵜呑みにするのは危険です。

今回Phone ArenaによるとPixel 10シリーズのベンチマークが低い理由について言及しているので簡単にまとめたいと思います。

ベンチマークが低い理由。

今回Xにおいて以下のように投稿されていることが判明したとしています。


今回のポストを確認するとPixel 10 ProのGPU性能が非常に低いことを指摘しています。

何らかの理由で、非常に低い周波数である396 MHzで動作しており、1100 MHzではありません。また、Googleは最新のドライバにアップデートしていません。PowerVR DXTはVulkan 1.4に準拠していますが、Pixel 10のドライバは現在Vulkan 1.1に留まっています。

その理由の一つとしてGPUドライバーにアップデートしていないことを指摘しています。少なくとも今回のスコアから見ればMAXに対して3分の1程度しかパフォーマンスが出ていないことを考えるとベンチマークが低いのは当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。

今後大幅に底上げされる可能性。

少なくとも同氏のポストを確認する限りPixel 10 Proのスコアが異常に低いことを確認できます。これはGoogle Tensor G5がしょぼいと判断するべきではなく、意図的に制限されている可能性があると判断することができます。

また同氏が言及したスコアが「製品版」なのかも現時点では不明です。何より歴代PixelでみてもGPUドライバーのアップデートによってパフォーマンスが大幅に改善したことがあります。

ここ最近でみればPixel 6シリーズやPixel 7シリーズのGPUドライバーがアップデートされています。また同氏によるろ理論的にはスコアが1万〜1万5000程度まで増加するとしており、Galaxy S25やiPhone 16 Proには及ばないもののPixel 9 Proを越える可能性があります。

何より仮に今回のベンチマークスコア通りのまま発売されたとしても、今後GPUドライバーのアップデートで化ける可能性が十分にあり、同氏の指摘通りであればGPUドライバーのアップデートでパフォーマンスが2倍以上改善する可能性も。

何より製品版ではどうなっているのか非常に気になるところです。とりあえず一つ言えるのは現時点でのスコアに一喜一憂しても正直意味がないことです。

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