Googleも少しずつ余裕が出てきたのか大容量モデルの販売地域を徐々に拡大している印象で、ヨーロッパでみるとPixel 10 ProとPixel 10 Pro Foldから1TBモデルが追加になっています。
一方で国内のGoogle Storeでみるとむしろ大容量モデルの選択肢はそこまで増えなかったとも言えます。今回9To5GoogleによるとPixel 10 ProシリーズはZoned UFSに対応していると報告しているのでまとめたいと思います。
UFS4.0に強化。
GoogleはPixel 6シリーズからUFS3.1を搭載。ただ他社が2023年頃からUFS4.0に切り替える中でGoogleはPixel 9シリーズでもUFS3.1を継続していました。一方で事前情報通りですがGoogle Pixel 10シリーズではようやくUFS4.0に移行しています。
UFS 4.0はいくつかの大きな飛躍を遂げます。1つは、読み取り/書き込み速度がはるかに高速です。UFS 3.1は2,100 MB/sの読み取りと1,200 MB/sの書き込みをサポートしていますが、UFS 4.0は最大4,200 MB/sの読み取りと2,800 MB/sの書き込みにジャンプします。その上、UFS 4.0もかなり電力効率が高い。
そして今回の情報によるとPixel 10 Proシリーズの512GBモデルのオプションに関しては「Zoned UFS」に対応していることが判明したとしています。ただ残念なことに現時点でZoned UFSが何を意味しているのか分かっていません。
一方で国内のラインナップにおいて対応機種は以下のようになります。
選択肢 | |
Pixel 10 Pro | オブシディアン |
Pixel 10 Pro XL | オブシディアン |
Pixel 10 Pro Fold | ムーンストーン |
あくまでも国内だとこの3択しかないのが非常に寂しく感じてしまいます。
ベンチマークだけでは測れない動作性。
正式発表される前にリークしたベンチマークからもすでに叩かれ気味ですが今回YouTubeで以下のようなコメントを頂きました。
256GBからですが、UFSが4.0にアップグレードされたと情報がでましたね。 TensorG5もそうですが、使用感にかなり影響がありそうです。 Pixel10は実際に触るほど違いに気づきやすそうですね。
AI性能含めてそうですが、実際の使用感とベンチマークスコアはがっちりと比例しているわけじゃないです。このことを考えると今まで以上にPixel 10シリーズは実際に使ってみて良さを実感する流れとなるのかもしれません。