Googleの判断は正解?ヨーロッパにおける折畳式機種市場でPixelは堅調な成長

Samsungは長らく折畳式機種市場をリードしてきましたが、年々シェアは減少傾向にありました。少なくともグローバル市場全体でみた場合はHuaweiに抜かされることが多く厳しい状況になっています。

今回GSM Arenaによると2024年/ヨーロッパ市場における折畳式機種市場のメーカー別シェアに言及しているのでまとめたいと思います。

市場シェアがさらに減少。

今回市場調査会社が2024年通期におけるヨーロッパ市場/折畳式機種の市場調査結果を公開していることが判明したとしています。まず全体でみた場合に前年対比で37%も拡大しています。

とはいえヨーロッパ市場全体でみた時に折畳式機種のシェアはわずか2%しかないとしています。少なくとも市場が拡大していることに違いはないですが、Samsungに関しては売上自体は10%も増加しているのにシェアでみると50%まで減少しています。

その要因の一つとしてはブック型が市場を牽引しており売上は伸ばしやすいですが販売台数は限定されやすいこと。そして2つ目としてはHONORの勢いが増していることで市場シェアが34%と拡大していることに加え売上に関しても377%と大幅な成長となっています。

少なくとも2024年でみるとSamsungにとってあまり順調ではないことに。

Googleは堅調。

一方でGoogleでみると市場シェアは9%と前年と一緒ですが売上でみると72%の成長と堅調なのかなと思います。一方で今後重要になってくるのが2025年に登場するPixel 10 Pro Foldなど最新世代だと思います。

実際にどのような動きを見せているのか不明ですが、Honor Magic V5に関しては前モデル対比でそこまでインパクトのある進化を遂げていません。一方でGalaxy Z Fold7はかなりインパクトのある進化を遂げておりアメリカや韓国でみると絶好調という感じです。

その中でデザインだけでみるとインパクトに欠けるPixel 10 Pro Foldがどこまで存在感を示すことができるのか。2025年はSamsungが一人勝ちになるのか。それともHONORやGoogleが堅調な成長を見せるのか非常に気になるところです。

何より今回の情報をみるとフリップ型の方が圧倒的に売れている印象がありましたが、すでに市場が飽和したのか今後はブック型の方がしっかりと伸びるのかもしれません。

こう考えるとGoogleはフリップ型を出していないのはある意味正解なのかもしれません。

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