Pixelと同じ方向性?XperiaのAIは他社に遅れているように見えるけど方向性が違う

今年の5月にSonyはXperia 1Ⅶを正式発表した際に、「Xperia intelligence」も合わせて正式発表しました。もちろんXperia 1Ⅶで追加されたAIの新機能もありますが、何方かと言えば今までバラバラだったAI機能を一つのブランドにまとめたと解釈するのが分かりやすいのかもしれません。

今回RedditにおいてXperia 1ⅦのAIと他社のAIについて投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

機能としては限定的。

今回以下のように投稿されていることが判明しました。

電源の問題でXperia 1 VIIをWonda Mobileに送り返したので、一時的にOnePlus 13を使用しています。

この電話のAIの量は、通話スクリーニング、ノイズリダクション、ライブキャプション、さらにシーン検出、皮膚補正、低照度ブースト、モーショントラッキング、安定化などのカメラ/ビデオAIの負荷です。私が留守の間、ソニーはアップデートを通じてXperia 1 VII/VIにAI機能を追加しましたか?

まず今回の投稿者の疑問に対して文鎮化問題が発生している間に他社のようなAI機能は追加されていません。少なくとも「機能面」としてみた場合Google AIやGalaxy AIと比較するとXperia intelligenceは大幅に遅れていることに違いはありません。

どう捉えるかはユーザー次第。

Xperia intelligenceの特徴としてはバックグラウンド型というべきなのか、例えばディスプレイの画質調整をAIが行うとか、再生している音楽の調整をAIが行うとか、撮影したい被写体の姿勢をAIで推定することでフォーカス精度を改善するとか、ユーザーがスマホを使う時にAIが自動的にアシスタントしてくれる感じです。

なので他社のように機能として存在しているというよりは、普段スマホを使っている時にAIの恩恵を受けている感じになります。もちろん今回の投稿にあるように機能面として充実している方がより多くのニーズに対応することが出来ます。

ただ一般層からすると「AIが進化したと言われても結局は使わない」との声が多い。AI関係なく新機能が追加されたとしても使うか使わないかは結局ユーザー次第で、その全ての機能を使っている人は超限定的だと思います。

だからこそAIを知らず知らずに使っている方がユーザーにとっては恩恵を受けやすく、Appleが開発しているAIを統合したSiriやGoogleのMagic Cueも機能というよりはユーザーにAIに触れてもらえる機会を増やすことに注力している印象を受けます。

またXperiaの場合良くも悪くもGoogleのサービスに依存していることからも、Geminiにかこって検索に、クロスアプリ機能やGemini Liveを経由したアドバイス機能などは対応していけると思います。

なので機能面としてはGoogleの力を借りて、自分たちがAIを使ってやりたいことは自動化してしまう。AIの認知がかなり拡大するまでの間はこれが一番効率的なやり方なのかなと思います。

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