先日にSamsungは国内でGalaxy Z Fold7やGalaxy Z Flip7の販売を開始しており同時に正式発表されたGalaxy Watch8シリーズやGalaxy Watch Ultraの販売も開始しています。
今回はGoogle Pixel WatchユーザーがGalaxy Watch8 Classicを使って感じたことについて主観的にまとめたいと思います。
自分が求めること。
まず前提として自分はスマートウォッチを使っていますがアクティビティ面では全然使っていないです。基本求めていることは電子決済と通知の確認に最低限のヘルスケアの計測という感じになります。
なのでガチ勢の人は申し訳ないですが他の方のレビューをチェックしてもらった方がいいです。
以前まではスマートウォッチを装着するタイミングは外出する時のみですが今年の2月にGalaxy Ringを購入した際に計測の違いなどを調べるためにPixel Watch 3を睡眠計測含め常に装着するようになり現状はお風呂に入っている時くらいしかはずすことがない感じです。
慣れって改めて恐ろしいと思いますが今や手首に何もつけていない時の方が違和感があります。そして今回ここ半年弱毎日Pixel Watch 3を使ってきた自分が今回Galaxy Watch8 Classicを購入してみました。
デザインで気になること。
まず気になった部分の一つ目としては本体の重さで正直今までほとんど気にしたことがなかったです。結局スマホに比べれば圧倒的に軽いことに違いはないと思っていたので単純に電池持ちを優先してバッテリー容量が多いGalaxy Watch8 Classicを購入しましたがバンドなしの重さは63.5gです。
一方でPixel Watch 3/45mmは37gでこの26gの重さの差は想定を超えて違いを感じます。Galaxy Watch8 Classicは回転ベゼルの搭載など重くなる要素があるとはいえこれだけ差を感じると思っていなかったので使い始めて数日は重いと正直ずっと違和感を感じていました。
スマートウォッチはなかなか店頭で試着出来ないので難しいところですが今後購入を考えている人は本体の重さを意識した方がよく慣れの部分でもありますがストレスに繋がる可能性があります。
バンドの装着方法は分かりやすい。
また合わせて使うバンドで重さも変わってくるのでバンド込みでイメージした方がいいです。一方でバンドの装着方法に関してPixel Watch 3はざっくりいえばスライドさせる感じです。
そしてGalaxy Watch8 Classicは押し込むタイプなので個人的にはシンプルで分かりやすいと思います。少なくとも初見でバンドの装着に戸惑うのはPixel Watch 3なのかなと思います。
装着感の違い。
そして装着感ですがPixel Watch 3は裏面含めて半円のようなデザインなので手首に軽く触れている感じなので計測の精度は別としてもこの時期長時間装着していても蒸れにくいです。
一方でGalaxy Watch8 ClassicはPixel Watch 3対比で見れば手首に触れる面積が多いです。そのためちょっと暑苦しく感じることはありますが想定していたよりは手首に干渉しないです。
手首を曲げる時にもっと邪魔に感じるかなと思っていましたが個人的にはそこまで気にならないです。単純に重さだけで見ればGalaxy Watch8/44mmが37gなのでこっちを選んだ方がいいと思います。
電池持ちの差。
そしてUIに関してはやはりSamsungという感じで文字盤含めかなり細かく設定が出来ます。一方でPixel Watch 3はAndroid15をベースにしたWearOS5に対してGalaxy Watch8はAndroid16をベースにしたWearOS6を搭載しているので現時点ではバージョンが違います。
また今後PixelはMaterial 3 Expressiveのアップデートを控えておりPixel Watchも対象となっています。そのため現時点は評価するのが難しく拘って使いたい人ほどGalaxy Watch8 Classicを選んだ方が間違いないかもしれません。
とりあえずバージョンが違うため難しいところですが2つ目としては電池持ちの違いです。自分が以前購入したGalaxy Watch6 Classicの46mmは自分の使い方でも電池持ちが悪かったです。
なので電池持ちを優先したくてUltraの次に容量が多いGalaxy Watch8 Classicを購入しました。
ちなみにGalaxy Watch8 Classicは445mAhでPixel Watch 3/45mmは420mAhです。そして普段の使い方としては基本屋内で作業しておりお風呂のタイミングで充電する感じです。
また充電が完了した後は翌日お風呂に入る時までは装着したままで1日における電池残量はGalaxy Watch8 Classicが65%前後に対してPixel Watch 3/45mmは70%前後になります。
なのでPixel Watch 3/45mmの方がバッテリー容量が少ないですが電池残量は5%くらい多いです。正直ここまでGalaxy Watch8 Classicの電池持ちが安定しているのであればGalaxy Watch8の44mmの方が良かったかなと思っており自分の使い方であればどっちも十分な電池持ちです。
スマートウォッチの使い方としては基本常に装着することが前提になってくると思いますがそうなるといつ充電するのという疑問が出てきて正直誰も明確な答えがないという感じです。
なので自分はお風呂の時を充電するタイミングと決めており電池残量が70%近くあると基本はお風呂に入っている間にフル充電が可能になるのでほぼ1日つけっぱなしの環境が構築できました。
もっと電池持ちが悪い機種だとお風呂の時間に充電が完了しないと思うのでロスタイムが発生すると思います。とりあえずこれだけ安定しているのであれば次は無印の大型モデルを買えば十分に感じます。
一方で娘を屋外プールに連れていった時の電池残量をみるとPixel Watch 3/45mmは60%前後です。そしてGalaxy Watch8 Classicは40%で生憎の天気でこれだけ消費したのでかなり差があります。
自分の日常的な使い方だとそこまでの電池持ちに差がありませんが半日近くプールで遊ぶなどちょっと負荷をかけた場合に単純にPixel Watch 3/45mmの方が電池持ちがいいです。
またPixel Watch 3はWearOS6にアップデートすることで電池持ちが10%近く改善との話です。なので今後のアップデートでPixel Watch 3との電池持ちの差はさらに広がるかなと思います。
そしてPixel Watch 4/45mmは459mAhとのリークなのでもっと電池持ちに差がつく可能性があります。ただ本体の厚みは2mm程度増すので現行モデル対比で重くなるのはちょっとマイナスかなと思います。
何より最も気にしていた電池持ちですがGalaxy Watch8 Classicでも個人的に十分でした。
バンドはレパートリーがあった方がいい。
そして3つ目として時期的なものもありますが自分はバンドをすぐに追加で購入しました。Galaxy Watch8 Classicの特徴としては時計本来のデザインを出来るだけ楽しむことだと思います。
そう考えるとレザーバンドの方がいいですがプールなどで使うとなるとちょっと避けたいところなので最もシンプルなスポーツバンドを購入しましたが価格が約8000円とちょっと高いと思います。
一方でPixel Watch 3と違くていいなと思ったのがバンドが基本共通化されていることです。
Pixel Watch 3シリーズは41mmと45mm用でそれぞれバンドが分かれておりPixel Watch 4もおそらく同様に分かれている可能性があるのでGalaxy Watch8シリーズの方が分かりやすいです。
シリーズを跨いでバンドが使えるかは別の話になってきますがシリーズ内で共通化されているのはかなりのメリットだと思っており自分の好きな組み合わせで使えるとなれば楽しみが増します。
この時期は特に手首が蒸れやすいからこそ通気がいいバンドを自由に選べるのはメリットです。
充電方法に地味に違い。
合わせて充電方式に関してPixel Watch 3を長らく使っていたことの影響もあるのかGalaxy Watch8 Classicで久しぶりにSamsungのマグネットタイプを使ったら緩く感じます。
単体で使っていれば問題はないですが他社と比較すると磁力の差に顕著な違いがあるのでびっくりです。Pixel Watch 3シリーズはピン式かつマグネットで充電の向きが固定されるのがちょっと嫌です。
一方でGalaxy Watch 8シリーズはマグネットの磁力がかなり弱く感じるのでちょっと不安です。ちなみにPixel Watch 4シリーズでは側面に充電コネクターを差し込む感じになりそうです。
現時点でマグネットタイプなのかまでは確認できませんがピンがあるのでマグネットじゃないかもしれません。
電子決済の感度。
そして4つ目として今後しっかり使ってみる必要がありますがSuicaを使った時の感度です。Galaxy Watch6 Classicの時はFelicaチップの搭載位置の問題からも駅の改札機に対して垂直にかざして認証する流れでしたがGalaxy Watch8シリーズからは改札機に対して水平です。
つまりApple WatchやPixel Watchのような認証が可能になりましたが感度がイマイチに感じる時があります。本体が決済機に触れるくらいまで近づければ問題はないですが改札を通過する時に少し浮かせて認証させようとした時に何回か失敗したのでPixel Watch 3の方が感度が良く感じます。
あくまでもPixel Watch 3でタッチする感覚と比較した場合の話で特段困ることはないです。
むしろ以前までの垂直にかざす方法だとタッチ感度が悪い自販機だと本当に反応しない時もありました。自分のやり方が悪かっただけかもしれませんがGalaxy Watchを装着してディズニーに行った時園内の自販機でほとんど反応しないことがあったので垂直にかざすのはちょっとトラウマでした。
Galaxy Watch6 Classic以降Galaxy Watchを使ってなかったので時がとまってましたが以前はペアリングしているスマホ本体からGoogle Walletを開く方法がなかった気がします。
そのためGalaxy WatchからGoogle Walletをタップして本体での作業に移動することで本体からチャージなどをしていた記憶でしたが久しぶりに使ったら本体からも直接アクセスが可能になったと思います。
少なくとも水平にかざすことが可能になりスマホ本体からアクセス可能になったことで便利に感じます。またGalaxy Watch8シリーズはPASMOにもしっかり対応しているので個人的にありがたいです。
ちなみにSuicaと異なりPASMOは現時点で定期券機能にも対応しているので助かるユーザーもいると思います。
初期設定は丁寧に。
最後に5つ目としてソフト関連で気になった部分としてカスタマイズ性が逆に面倒に感じます。文字盤の設定は細かい方がより自分好みにできるのでカスタマイズ性があった方が便利です。
一方で個人的に気になった部分としては通知で電池持ちに配慮しているのか純正アプリはまだしもサードパーティ製のアプリはデータ移行次第にもよりますが基本オフです。
自分がPixel Watchに慣れていることもあり基本通知はオンであとは任意でオフにする感じでした。一方でGalaxy Watch8 Classicだと任意でオンにする感じなので挙動として真逆でした。
Pixel Watchでは特段設定していなくても通知が来ていたからこそ最初戸惑いました。ただこれは今までどのメーカーのスマートウォッチを使っていたかで印象が変わると思います。
とりあえずカスタマイズ性が豊富ということは自分好みに設定できる一方で初期設定時にちゃんと一通り確認しておかないと自分みたいなことになるので初期設定に手間をかけるべきかなと思います。
あとはSuicaのデータ移行がほぼスマートウォッチ上で出来るようになったのは便利です。一方で確認しませんでしたがGalaxy Watch8 Classicはおサイフケータイ関係のプラグインが最初からインストールされている感じに対してPixel Watch 3は初期化する度にインストールが必要です。
そのためSuicaの設定をする時にPixel Watch 3はかなり時間がかかることがあるので注意です。
まとめ。
今回はGalaxy Watch8 Classicを購入して短期間使ってきたのでPixel Watch 3からみて気になった部分を主観的にまとめてみましたがデザインの高級感は半端ないかなと思います。
一方で電池持ちにビビりすぎてClassicにしましたが自分はGalaxy Watch 8でも良かったのかなと思います。あと気になる部分としてGalaxy Watch8 ClassicのLTEモデルが販売されていないことでLTEモデルが欲しいとなった時にGalaxy Watch8シリーズだとキャリア専売になることです。
とりあえず今後もじっくり使っていきPixel Watch 4が出たら再度比較したいと思います。