SamsungとGoogleは協力してAIの開発を進めている印象で、その第一弾となったのが「かこって検索」です。一方で新製品の発表のタイミングからもSamsungの方が最新のAIを追加する印象を受けますが、Samsungが最新機種を発表した後にGoogleもPixelに対して同様の機能をアップデートで追加することが多いです。
今回Android AuthorityがGalaxyにはないPixelの魅力について言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
エレガントに解決するのが上手い。
シンプルなUIを採用しているPixelに対してカスタマイズが豊富なGalaxyとユーザーからの評価は真逆な印象を受けます。そのためPixelを好きな人はGalaxyがあまり好きではない印象を受け、その逆も然りだと思います。
そして今回同サイトが「Pixelが好きだからといって、Samsungが嫌いだと限らない理由」に言及しています。まず真逆に見えるソフトですが、Pixelに関してはユーザーの抱えている問題をエレガントに解決するのが上手いと評価しています。
たとえば、長年の問題は、スクリーンショットをたくさん撮ると、フォトギャラリーが散らかってしまうことです。そのため、Googleはそれらを保存するための専用の場所を作りました – 適切なタイトルのピクセルスクリーンショット – スクリーンショットをメインギャラリーから遠ざけるだけでなく、AIを使用して検索可能にし、整理します。
また周囲で流れている音楽を検索する場合に、Pixelの場合は別のアプリも必要なくロック画面のままで音楽を検索できることも指摘。一方でSamsungはこの手のことが得意ではないと指摘しています。
実際、Galaxyスマートフォンのユーザーのペインポイントを解決する機能の多くは、実際にはGoogleから来ています。Circle to Searchは最初にSamsungの携帯電話でデビューしましたが、Google製の製品です。Galaxy AIには、写真からオブジェクトを削除してギャップを埋めることができるジェネレーティブAI編集ツールがありますが、これはGoogleのMagic Editorから取り除かれたばかりです。
結局ソフトにおける革新性という部分ではGoogleが常にリードしているとしています。
GalaxyユーザーがPixelを買わない理由。
ソフトに関してもカメラに関してもGoogleとSamsungは目指している方向性が違います。なのでユーザーはどちらのメーカーに共感を持つかという話で、結局どっちが正しいということもありません。
ただ完璧なスマホなんて存在しないことからも、PixelはGalaxyは相互補完できる存在になるかもしれません。またGalaxyと比較してPixelは買えない地域が圧倒的に多いことも指摘しています。
サムスンの携帯電話は、世界のほぼすべての国で販売されています。比較すると、ピクセルはほんの一部で販売されています。例えば、ブラジルに住んでいる人は、ほとんどのサムスンの携帯電話を購入できますが、ピクセルは購入できません。ブラジルの人口は2億人を超えているため、サムスンのファンである可能性が高い2億人です
最初に戻りますが、Googleはユーザーの困りごとをAIを組み合わせることで解決しようとしているのに対して、Samsungは豊富なカスタマイズ性で改善しようとしているように見えます。
自分はカスタマイズ性に拘りがないためPixelでも十分で、むしろ動体撮影に強いPixelのカメラの方が今の自分の使い方に合っています。何を求めるかはユーザー次第で、自分の使い方に合わせて選ぶのが一番で、自分の使い方に一致しないからとって敵対する必要はないのかなと思います。