このまま終わるのか。Xperiaが今後復活するために絶対必要なこと

先日より話題となっているXperia 1Ⅶの文鎮化問題ですがネットでのイメージは正直良くないと思います。自分は経験したことがないですがSonyタイマーという言葉をよく見かけるようになったくらいです。

今回はXperia 1Ⅶの文鎮化問題からも今後Xperiaはどうしていくべきなのか主観的にまとめたいと思います。

サプライヤーを変更すべき。

Xperia 1Ⅶの文鎮化問題の原因は製造上の問題で予期せぬタイミングで内部基盤が故障するとしています。その結果電源が入らなくなるので文鎮化するという不具合でユーザー側で対処しようがないです。

まだ不幸中の幸いとも言えるのか文鎮化問題を抱えているのは一部バッチのみであることです。そのためリコールまでには発展しなかったですがSonyが受けたダメージはかなり大きいと思います。

その上で今後Xperiaはどうするべきなのか一つ目としてはサプライヤーを変更するべきだと思います。実際にどれだけのコストカットに繋がっているのか不明ですがXperia 1Ⅶの内部コードからもハードの開発から製造まで一貫して中国のサプライヤーに委託したことが今回の原因だと思います。

ここはユーザーの信頼を回復させるためにもタイにある自社工場の生産に戻した方がいいと思います。

もちろん製造を委託したことでコストが下がったと思いますが結局国内価格でみれば20万円を超えており前モデル対比で値上がりしていることに違いはなく高いと感じることに違いはないです。

あくまでも主観ですがこの価格帯になってくると1万円値上がりしようが正直誤差の範囲です。だとすれば文鎮化など深刻な問題を起こすよりも値上がりしてもいいから品質を優先してほしいところです。

これ以上ファン離れを加速させてはいけない。

実際の統計データが公開されていないため何ともですが今のXperiaを若年層は支持していない印象を受けます。もちろん好きな人はいると思いますがXperiaを支えているのは自分含めた中高年の男性です。

Xperiaに求めることはユーザー次第だと思いますがおそらく共通している部分として本体価格が高くても自分が気に入った機種を大切に使いたいことで安さを求めて不具合を出すことを望んでおらず変にコストカットを求めて安心して使えないならそれこそファンから見捨てられると思います。

今後登場するXperia 10Ⅶがどのような仕上がりになるのか不明ですがよほどインパクトがあるスペックや価格じゃない限りiPhoneからの買い替えを促進することは無理で正直期待は出来ません。

だからこそ売り上げを最低限担保するためにも今のファンの期待を裏切ることは避けるべきです。そのための一つの方法としては自社製造に戻すべきで今後中国製造を継続するほどマイナスです。

中国というだけでも嫌悪されがち。

ちなみに従来通りであればXperia 10Ⅶは中国製だと思うのでかなり警戒される可能性が高いです。頂くコメントをみると中国という単語だけで過剰に反応している人がかなり多いかなと思います。

特にXperiaの場合は日本メーカーだから応援したいと購入してきたユーザーが多いからより過敏な印象を受けます。ちなみに中国製という時点で終わっているとコメントを頂きましたが中国製じゃない機種を探すことが難しいと思っており自分がパッと出てくるのは最新世代でみればPixel 9aです。

あとは日本向けのGalaxyでベトナムで製造されていますがiPhoneやPixelのフラグシップは中国で製造されておりNothing PhoneやAQUOSなどは中国なので中国製以外の選択肢がほぼないように思っちゃいます。

国産だと思っていたのに裏切られたというコメントも頂いていますがXperiaが国内で製造がされていたのかも不明なくらいで数年前のarrowsくらいしか国産のスマホは知らないくらいです。

何より今回の原因はサプライヤーなのが明確なので自社製造に戻すべきなのかなと思います。

アフターケアの強化。

次に2つ目としてはキャリア含めて何かあった時のアフターケアの環境をより強化すべきに感じます。もちろん文鎮化に遭遇した人はかなり大変だと思いますがXperiaは過去にも文鎮化問題を発生させちぇいます。

この時の原因はメジャーアップデートで日本での配信が開始する前だったので特段被害はなかったと思います。また指紋認証が消失したり熱暴走で全く使えないとか残念なことに過去のXperiaはやらかしています。

なので文鎮化に関してもまたかという印象ですがそれ以上に問題なのがアフターケアだと思います。今回の不具合はかなり深刻だと判断して販売を一時停止したのは個人的には英断だと思います。

どのメーカーも何か深刻な不具合が起きても基本販売を停止することはなく個別対応になります。なのでサポートの対応によってはユーザーが泣き寝入りする状況が生まれてもおかしくないと思います。

正直販売停止をせず個別対応にしたままの方が他社と一緒なのでここまでイメージは下がらなかった可能性もあります。

交換機の重要性。

一方でSonyは交換プログラムを発表した上で該当の個体に対しては修理もしくは交換の環境を用意したところまではよかったですがまず該当の個体か判断するための診断プログラムに不具合が発生しました。

すでに修正されていますが今話題となっているのが交換機自体がなかなか発送されないことです。もともと一部容量はかなり品薄になってたいことに加え交換機用の製造となれば追いつくはずがないです。

Sonyとしても交換機がある程度準備できるまで待つべきだったのか難しい判断だったと思います。該当しているパッチが特定できているということは交換機のために必要な個数も把握しているはずです。

それで交換機が発送されないということは十分に揃う前にプログラムを開始したと判断できます。

先日アンケートをさせて頂きましたが自分のチャンネルでも予備機がないユーザーは全体の3割です。つまりプログラムに申し込んで交換機が届かないとなると手持ちにスマホが一台もなくなることになります。

だからといって交換機の在庫がある程度揃うまで待ちたいと思っても文鎮化が発生する可能性があります。つまり予備機がない人にとって交換機がないというのはチェックメイトに近い状態になっています。

また直販版とキャリアモデルで僅かに対応が異なるのもユーザーからすればややこしいと思います。

キャリアごとに対応が微妙に異なる。

先日コメントで情報共有をして頂きましたがauにおいてまず返金や返品の対応は一切しないこと。そして交換機が届くまでに代替機を用意することはなく例え通信が出来ない状況でも料金は継続発生すること。

またauの対応が嫌だと思っても交換プログラムを申し込んでいる場合は交換機がくるまで解約は出来ないです。一部情報では返金をしてもらえたとか代替機を借りれたとかの話がありますが直販版との情報が混ざっている可能性が高くauはこの対応であってもSoftBankやdocomoでは対応が異なる可能性があります。

また問題が発生した当初とサポートのマニュアルが固まった今では同じキャリアでも対応が違う可能性があります。あとは基本キャリアショップは代理店なので代理店独自の判断をしている可能性もあると思います。

何より今回のauの対応をみるとだいぶシビアに感じますがSonyがキャリアに対して十分なサポートを出来ていない可能性があることに加えキャリアモデルはキャリアのオリジナル製品と捉えることもできキャリアがメーカー問わず今回のような事例があった場合のサポート体制が不十分に見えます。

これらが重なってアフターケアの部分でユーザーの信頼を失っている可能性があるのかなと思います。

コストカットは後回しでいい。

個人的にはSonyに完全に不具合が発生しないようにしろとかは全く思っておらず自社製造に戻すことと何かあった時のアフターケアをより強化するとこの2つが重要かなと思います。

とりあえずアフターケアに関してはネットの情報だと完全に見えない部分があるので何ともです。ただ製造地に関しては今後新型Xperiaが出る度に話題になると思うので変更した方がいいです。

市場調査会社の調査結果によると2000万台近く販売しているGalaxy S25 UltraですらSoC単体のコストは前モデル対比で21%も増加しており販売台数が少ないXperiaはもっと負荷が大きいと思います。

なので最新機種を出せば出すほど高くなる可能性が高いので出来るだけ最適化した上で値上げ幅を最小限に抑えたいという気持ちも分かりますがコストカットの末に販売停止になったら意味がないです。

最悪のまま今年が終わる可能性も。

単純に考えればSonyがXperia 1Ⅶの文鎮化問題がある程度落ち着いた頃には新型iPhoneが発表される可能性が高くXperia 1Ⅶの販売が正常に戻ったとしても今後伸びない可能性があります。

なので来年の後継機種を万全の状態で発表するためにも一からしっかりと見直してほしいところです。昨年にはXperia 5シリーズから最新機種が登場しなかったことからも販売台数は地味に減少しています。

SonyによるとXperia 1Ⅵが想定以上に売れたことからも利益率は改善したことを明らかにしています。ただ販売台数が減少していることに違いはなくシェア維持に必要なXperia 10シリーズは下半期に移動したことで未知数です。

そして利益を稼ぐために必要なXperia 1Ⅶは信頼が失墜と今年は売り上げも利益もだめな可能性があります。Xperia 10Ⅶも結局のところXperia 1Ⅶのマイナスイメージに足を引っ張られる可能性があります。

ここ近年でも今年は最悪な年になる可能性があるからこそ来年が非常に重要になると思います。これで新型Xperiaはサプライヤーが変更されず値上げでもされたら結局非難だらけになると思います。

今後も応援をしたい。

正直sonyは日本メーカーだと思いますがグローバルからの出資比率が高いことからも日本のメーカーではないとの意見もあればSHARPは中国のFoxconnに買収されたけど吸収合併ではなくSHARPとして残っている以上日本メーカーだとの声もあるなどどう線引きしていいのか不明です。

少なくともSonyのモバイル部門は日本市場のためにかなり頑張ってくれていることに違いはないと思います。もしグローバルを中心に考えているならイヤホンジャックはまだしもSDカードスロットは廃止されるかもしれません。

他社と比較して差別化するために継続しているだけの可能性もありますが優先市場である日本でニーズが高いから拘って継続してくれていると思っておりこれからもしっかり応援したいところです。

あくまでも主観ですがどのメーカーとかどこで作っているかとか個人的には全く気にしないです。結局自分が興味を持つかどうかの話で例えば日本製だとしてもその機種に面白みがないなら買わないです。

自分がXperiaを好きな理由は単純に自分が求めていることをXperiaが拘っているからです。正直日本メーカーだから買おうと思ったことは一度もなくXperiaが好きだから応援したいだけです。

何よりこれ以上ファンが離れてしまうと本当に厳しいことになると思うので頑張ってほしいところです。

まとめ。

今回はXperiaが今後どうするべきなのか主観的にまとめてみましたが何より製造地の変更です。同サプライヤーは過去にもZenfone8で文鎮化問題を発生させておりXperia 1Ⅶでも再度発生させています。

十分な再発防止策をしたとしても正直説得力がないのでコストをかけてでも変更してほしいです。

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