ちょっと待って。Pixel 10シリーズは想定していたより電池持ちが改善していないかも

事前情報からもGoogle Pixel 10シリーズは同社初のTSMC製となるGoogle Tensor G5を搭載する可能性が高いと予測されています。少なくともSamsungと比較すればTSMCの方がコストが高いと言われている中で、GoogleはSoCの「効率性」を改善させるためにTSMCに移行したと言われています。

今回Evan Blass氏がGoogle Pixel 10シリーズの一部スペックに言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

カメラスペックに言及。

まずカメラスペックに言及しておりまとめると以下のようになります。

ズーム倍率 動画ブースト
Pixel 10 20倍
Pixel 10 Pro 100倍
Pixel 10 Pro XL 100倍
Pixel 10 Pro Fold

まずズーム倍率に関して事前情報では望遠センサーの刷新+AIの強化でPixel 11シリーズから最大100倍ズームに対応すると予測されていましたが、今回の情報通りであればPixel 10 ProとPixel 10 Pro XLが先んじて対応。

ただセンサーは一緒なのでAIとカメラソフトによって実現している可能性が高いので画質は何とも言えない可能性があります。一方でPixel 10とPixel 10 Pro Foldは望遠センサーが一緒なので今回の情報では言及していませんがPixel 10 Pro Foldも20倍の可能性があります。

そして個人的に気になっていたのが動画ブーストで今回の情報によるとPixel 10 ProとPixel 10 Pro XLは8Kへのアップコンバート機能に対応。一方でPixel 10に関しては記載がなく、Pixel 10 Pro Foldは現行モデルと同じであれば対応すると思いますが、8Kへのアップコンバートには非対応の可能性があります。

電池持ちが不安。

そして何より気になる部分としては電池持ちです。

スーパーバッテリーセーバー状態 Pixel 9 Pixel 10
無印 最大100時間
Pro 最大100時間
Pro XL 最大100時間
Pro Fold 最大72時間

スーパーバッテリーセーバー状態における最大駆動時間でみるとGoogle Pixel 9シリーズから変更がありません。ちなみに現行モデルはシリーズ共通で、通常の場合は「24時間以上のバッテリー駆動時間」に対応しています。

一方で公式サイト上では最も電池持ちがいい機種がPixel 9aで「30時間以上」となっています。ちなみにPixel 9aもスーパーバッテリーセーバー状態で最大100時間と同じです。

今回の情報では不明ですが重要になってくるのが「30時間」以上の駆動時間に対応しているかどうかです。Pixel 8シリーズはスーパーバッテリーセーバー状態で72時間だったのがPixel 9シリーズでは100時間に強化。

またPixel 8シリーズ対比でPixel 9シリーズは確実に電池持ちが改善していることを実感できますが、Pixel 10シリーズに関してはGoogle Tensor G5を搭載したからといってそこまで電池持ちが改善していないのかもしれません。

何よりGoogleからみれば電池持ちがかなり良くなったよねという感じではないのかもしれません。もちろん公式サイトにおける表記では一緒でも機種によって電池持ちに差があるので一概に判断することは出来ません。

ただ今回の情報通りであれば電池持ちに過度の期待はしない方がいいかもしれません。

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