Galaxy Z TriFoldのデザイン判明。価格はやばそうだけど未来を感じる

先日にSamsungは新製品イベントを開催してGalaxy Z Fold7やGalaxy Z Flip7を正式発表しました。ほぼ想定通りという感じですが初の廉価版であるGalaxy Z Flip7 FEは残念なことに国内販売予定なしです。

あとはGalaxy Watch Ultraがマイナーアップデートされたのもちょっと意外でした。今回Android AuthorityがSamsung初の三つ折り機種Galaxy Z TriFoldのデザインについて言及しているので簡単にまとめたいと思います。

その存在を認めた。

今年1月に開催された新製品イベントの時Samsungのプレゼンから今後登場する新製品の一覧に噂されている三つ折りタイプを確認することができましたが年内に発表されるかは不明でした。

ただ今回の情報によるとSamsungの幹部は年内を目標に三つ折りタイプを出すことを明らかにしました。現時点でスペックやデザインには言及していませんがその存在自体はしっかり認めたことになります。

そして事前情報において三つ折りタイプの名称はGalaxy G Foldになると予測されていました。ただ直近の情報によると韓国の商標からGalaxy Z TriFoldになる可能性があると指摘しています。

もちろん商品登録されているからといって絶対的に製品名になるかは現時点で断言は出来ません。ただGalaxy G Foldと比較するとGalaxy Z TriFoldの方がまだ分かりやすいかなと思います。

一方で折畳式機種の認知度が高くないことを考えるとTriFoldは一般人にとってイメージをしにくいのかよく分からずですが新しいカテゴリーの製品だからこそ最初が重要に感じます。

ただ初代こそGalaxy Z TriFoldになったとしても後継機種で命名規則を変える可能性もあります。

デザインのヒントが判明。

何より三つ折りとなるとデザインをイメージしにくいと思いますが海外サイトによるとOneUI8.0ビルド内のアニメーションファイルから初めてGalaxy Z TriFoldのデザインが判明したとしています。

現時点で三つ折り機種はHuawei Mate XTのみで大きな特徴としては内折と外折のヒンジを搭載しています。

Huaweiが歴代折畳式機種で培った技術を最大限活かしており約10インチのディスプレイを一つだけ搭載しておりシーンに合わせて開閉して楽しむスタイルとかなり分かりやすいと思います。

その形状からもサブディスプレイが不要になる一方で最大のデメリットは耐久性の懸念です。フレキシブルディスプレイが常に剥き出しの状態で本体価格を考えるとかなり神経質になります。

ちなみに中国では大量の予約が入りましたが発売直後から故障が相次いで大量のキャンセルが発生したと言われています。一方でGalaxy Z TriFoldは耐久性を担保するためにも内折のヒンジを2箇所採用しています。

少なくとも今回判明したアニメーションだと折りたたむ順番もしっかり決まっていることを確認できます。またHuawei Mate XTはZのように折りたたむのに対してGalaxy Z TriFoldはGのように折りたたむことになり全て折りたたんだ状態でも使えるようにサブディスプレイを搭載しています。

今回のアニメーションをみると展開した時の背面中央にサブディスプレイがくるのは面白いです。

また3面とも本体の厚みが一緒なのか不明ですが単純に考えると折りたたんだ時に背面になる面にカメラやUSB-Cなどを搭載すると思うので一番本体に厚みが出やすい可能性があります。

Huawei Mate XTで見れば本体の厚みは不均等でGalaxy Z TriFoldもヒンジ幅を考えればおそらく不均等の可能性があると思っており開いた時にどれだけガタガタしないか気になります。

また今回のアニメーションが実際の製品とリンクしているか何ともですがトリプルレンズカメラを搭載していることを確認できます。さらにメインディスプレイ側にパンチホールを搭載していることも確認できUDCは不採用です。

結局メインディスプレイのパンチホールの搭載位置もGalaxy Z Fold7のように中途半端です。何よりデザインのヒントが見つかっただけでも朗報でだいぶイメージしやすくなったのかなと思います。

噂されているスペック。

そして直近の情報からスペックをざっくり確認していきたいと思いますがメインディスプレイは10インチ前後と言われておりGalaxy Tab S10 Ultraのようにアスペクト比は16:10に近いかもしれません。

現状折畳式機種の最大の弱点といえばアプリの最適化でこれは開発者が最適化させるかどうかだと思います。そもそもタブレット用でさえ対応に温度差がある中でシェアがより低い折畳式機種はより冷遇されている印象を受けます。

ただタブレットとほぼ同じアスペクト比を採用すればまだ最適化されているアプリが増えます。また中華系を中心にメインディスプレイのアスペクト比が正方形に近づていてきたこともありスマホ用のアプリやYouTubeなどアスペクト比16:9を採用したコンテンツは余白が出やすいです。

その中でアスペクト比16:10あたりを採用すれば動画コンテンツは余白なしで楽しみやすいです。一方でUTGを採用しているかどうか不明でヒンジが2箇所あることを考えると折目は目立つと思います。

ただ大型モデルに採用するために開発されたと言われているUFGを採用するのであれば別の話です。

またSamsungは今後ニーズがあるのであればS-Penを復活させたいとしていますが直近で復活させるか微妙なところでGalaxy Z Fold7と同様に非対応の可能性が高いと思います。

スペック部分でみればリフレッシュレートに輝度はGalaxy Z Fold7と同じ可能性があります。ただディスプレイサイズが大型化していることを考えると表示解像度は変更される可能性があります。

またサブディスプレイに関してはGalaxy Z Fold7と同じく6.5インチにしてくる可能性があります。単純に考えれば閉じた状態のGalaxy Z Fold7を横に3台並べた感じになるのかなと思います。

そしてOneUI8.0のビルド内からアニメーションが見つかったことを考えると標準搭載だと思います。

電池持ちが懸念。

アップデートサポート期間は最大7年だと思いますが本体が修理なしでそこまで持つのか微妙です。また容量構成に関してRAM16GB/ROM512GBの一択になるのが一番無難なのかなと思います。

そして搭載SoCは直近の情報からもSnapdragon 8 Eliteを搭載していると言われています。現状本体の厚みが不明のため何ともですがGalaxy Z Folld7よりさらに薄い場所があるなら発熱対策のためにもチューニングでさらに抑制して最適化を優先してくるのかなと思います。

少なくとも9月下旬に発表予定のSnapdragon 8 Elite 2を無理に搭載する必要はないと思います。そしてバッテリー容量は不明ですが一部噂によるとシリコンカーボンバッテリーを搭載と予測されています。

それだけ内部スペースに余裕がない可能性があり仮に採用なら全てSamsung製になると思います。

また充電速度は有線の場合が25Wでワイヤレスが15WとGalaxy Z Fold7から変更がないです。このことを考えるとバッテリー容量は5000mAh以下の可能性があり期待しない方がいいと思います。

何よりGalaxy Z TriFoldの最大のデメリットはGalaxy Z Fold7以上に電池持ちが悪いかもしれません。またQi2.1に対応している可能性が高いと思いますが本体にマグネットは内蔵していないかもしれません。

生体認証は側面に指紋認証で防水/防塵はかなり頑張ればIP48に対応できるのかなと思います。

Samsungが積極的な姿勢。

Galaxy Z Fold7は折畳式機種に違いはないですがSamsungによるとUltraモデルに開ける機能をつけたという考えでGalaxy Z TriFoldも同様の考えであるならカメラは一緒かもしれません。

おそらくメインカメラセンサーはHP2に望遠は3K1などGalaxy Z Fold7と揃えてくる可能性があります。ただその場合はGalaxy Z Fold7と同様にカメラバンプはそれなりにあるのかなと思います。

多分無理にセンサーを中途半端に変えると逆にコストが増す可能性があるので統一させる可能性が高いかなと思います。

販路は限定的に。

そして直近の情報からも韓国と中国のみで発売される可能性があり販路はかなり限定的だと思います。おそらくですがGalaxy Z Fold Special Editionの時と同じく最初は販路を限定してユーザーのニーズや品質テストを市場で見た上で後継機種でグローバル展開になる可能性があります。

また価格に関してアメリカでは$3000に近い価格設定になるとの話で為替次第になりますが税抜で45万円前後になる可能性があることからも個人輸入する場合は50万円を超える可能性があります。

少なくとも価格を考えればロマンを感じたい人向けで特に折畳式機種が好きな人向けです。よく折畳式機種を買うくらいならスマホとタブレットを買った方がいいと言われますがその通りだと思います。

合理的に考えばそうだと思いますがこの手は合理的に考える製品ではなくお金に余裕がある人向けかなと思います。耐久性にもちろん懸念があることに違いはなく日本で正規販売されない可能性が高いことを考えると個人輸入になるので保証という面はやはり懸念が残りメンテナンスも国内では厳しいです。

ただそれでも欲しいと思える人向けでタブレット兼スマホがポケットに入ると考えるとロマンです。特に男性は外出の際に手荷物を減らしたいというニーズが高いと思うので興味を持ちやすいと思います。

Galaxy Z Fold7の完成度の高さ。

Galaxy Z Fold7でUDCが廃止になったりS-Penに非対応と歴代ユーザーから批判の声も多いです。ただ今までの延長線を継続したとしても尻窄みになっている現状をかえることは出来ないと思います。

以前Samsungは折畳式機種を買うユーザーは既存機種を使っているユーザーしか買わないとかなり保守的な考え方でしたがGalaxy Z Fold7ではリスクをとってでも進化させたのは嬉しいところです。

正直Galaxy Z Fold6までS-Penに対応していたとしてもUDCに対応していたとしても自分の好みに合わず何よりブック型を使う最大のメリットが大型ディスプレイを搭載していることだと思います。

だからこそメインディスプレイが他社より小さいという時点で個人的にはかなりのマイナスでした。ただGalaxy Z Fold7ではしっかり大型化した上で薄型化してくれたのでめっちゃ良さげです。

すでに貸出機は返却してしまってちょっと寂しさを覚えたくらい個人的には良かったです。やはりSamsungには王者として攻めてほしいところでGalaxy Z Fold7はその第一歩に感じます。

そしていろんな評価になると思いますがGalaxy Z TriFoldにもかなり期待しています。

まとめ。

今回はGalaxy Z TriFoldのデザインに関する情報が出てきたので簡単にまとめてみました。Huawei Mate XTの時はメインディスプレイが常に剥き出しだったので持ち運ぶのも怖かったです。

ただGalaxy Z TriFoldはその心配がないので購入できる金額ならレビューをしたいと思います。

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