事前情報からもSonyは今年の秋ころにXperia 10Ⅶを正式発表することを明らかにしています。一方で年内に開催されるのか不明ですが、Xperiaの生誕15周年を記念したファンイベントの第2弾が開催されることも明らかになっています。
単純に考えればXperia 10Ⅶの正式発表に合わせてくる可能性があるのかなと思います。今回はXperia 1Ⅶの不具合問題からもXperia 10Ⅶは失敗が許されないので主観的にまとめたいと思います。
中国製へのイメージ。
そもそもXperia 1Ⅶから「中国製」に切り替わったことで批判的な声が増えたイメージです。世界の工場としてみれば日本なんかで作るよりも中国で作った方が生産品質が安定した上でコストも抑制できる可能性があります。
現にAppleがいまだに中国でApple製品のほとんどを製造する理由としては製造品質が高いからです。ただ先日発生したXperia 1Ⅶの文鎮化問題で中国製に対するイメージは一気に悪くなった印象を受けます。
そして歴代Xperia 10シリーズはフラッグシップと異なりタイの自社工場ではなく中国で製造されてきました。そのためXperia 10Ⅶで中国製が継続したとしても今まで通りというだけですが、Xperia 1Ⅶの不具合からも中国製というだけでマイナスのイメージをもたられる可能性が高くなったのかなと思います。
少なくともSonyによるとXperia 1Ⅶの文鎮化問題に関して原因を突き止めたうえで再発防止も問題ないとしていますが、ユーザーとしてはまだ同じ不具合が発生してもおかしくないとそのイメージは継続すると思います。
底上げが重要。
一方で歴代Xperia 10シリーズを見ると超ライトユーザー向けの機種という感じで、コスパを求めて購入するような機種ではありません。ぶっちゃけた話店頭で何かスマホが欲しいとなった時に、スペックよりも「Sony」というブランドで購入している人が多い印象を受けます。
単純に持ちやすくて軽くて電池持ちが良いとシンプルな特徴を持っていますが若年層がiPhoneから買い替えたいと思えるようなシリーズではなくSonyの新製品発表会においてもXperia 10シリーズの発表時間は数分と圧倒的に短いです。
その中で秋に発表するのはいいとしても、何かしかけてこない限り単体で発表したとしても全く注目度が上がらないと思います。そんでなくても今やXperia 1Ⅶでイメージが下がっている中で、何かインパクトがある仕掛けがないと売れずに終わってしまう可能性もあります。
そもそも何かインパクトのある仕掛けとかは「ミドルレンジモデル」に求めるべきではないです。Xperia 1Ⅶに不具合が発生したのは完全にイレギュラーだったと思いますが、Xperia 10Ⅶの完成度次第で今年のXperiaの流れが決まる可能性があり、少しでもユーザーの注目を集められなければ来年まで悪い流れが継続してしまう可能性があります。