先日よりXperia 1Ⅶは販売停止になるなどゴタゴタしている印象を受けますが、歴代Xperiaと比較しても抜群の安定性を誇る印象を受けます。前モデルは「一般化」したイメージが強かったですが、Xperia 1ⅦはSonyらしさもより強化したことで上手くバランスがとれている印象を受けます。
今回Phone ArenaによるとXperia 1ⅦはSamsungやAppleに十分に勝負できる機会があるがそれを無駄にしていると報告しているのでまとめたいと思います。
目立つことが出来るスペックを搭載。
まず同サイトはXperia 1Ⅶに対して以下のようにコメントをしています。
事実上他の誰とも異なり、ソニーはフラッグシップ電話からハードウェア要素を除外していません。そのため、Xperia 1 VIIは、3.5mmヘッドフォンジャック、microSDカードスロット、前面のステレオスピーカーを備えた数少ないものの1つです。
またディスプレイにはクリエイターモードがあることからも、非常に正確な色を表現することが可能、で高解像度のオーディオとLDACへの対応はオーディオファンにとってエキサイティングなサウンドに聞こえるはずと絶賛しています。
いままではSonyらしさばかりが強調され、スマホとしての基礎的な部分が疎かな印象を受けました。ただXperia 1Ⅵから底上げされたことで発熱や電池持ちの問題も改善したことでユーザビリティも改善するようになりました。
最高の機種になれない理由。
一方でXperia 1Ⅶは何が問題になるのか。同サイトは以下のようにコメントしています。
ソニーがXperia 1 VIIを市場で最も高価なスマートフォンの1つとしてリリースしていなかったら、これはそれほど大したことではありません。この電話は、iPhone 16 Pro MaxとSamsung Galaxy S25 Ultraの両方よりも高価な256GBバージョンで、ヨーロッパで1,499ユーロ、英国で1,399ポンドから開始されました。その上、ソニーは米国でXperia 1 VIIすら販売していません。
同サイトが行ったアンケート調査においてXperia 1Ⅶに否定的な回答は全体の僅か15%となっていることからも「価格」をもっと勝負することが出来ればSamsungやAppleにも十分勝負ができる可能性があると指摘しています。
ヨーロッパでみると購入特典としてオーバーヘッドフォンがもらえたりしますが、単純に特典をなくして、その分本体を価格安くした方がインパクトがあると指摘しています。
Sonyはモバイル部門を継続するためにも利益重視であることからも販売台数を追い求めていません。とはいえXperia 1Ⅶをみる限りSamsungやAppleに届くところまできたことを考えると勝負をしかけて販売台数をより拡大するのもありなのかもしれません。