一部情報によるとGoogleは「効率性」を改善するためにコストをかけてまでTSMCにサプライヤーを変更したと言われています。またSamsungの半導体関連の特許不足や単純な技術不足に加え安定した供給を懸念した結果との話もあります。
今回GSM ArenaによるとGoogle Pixel 10 Pro Foldのベンチマークスコアが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
ベンチマークが判明。
今回Google Tensor G5を搭載したGoogle Pixel 10 Pro Foldのベンチマークがリークしたとしています。
Pixel 9 Pro Fold | Pixel 10 Pro Fold | |
搭載SoC | Google Tensor G4 | Google Tensor G5 |
シングルスコア | 1981 | 2276 |
マルチスコア | 4783 | 6173 |
あくまでも今回のスコアだけで判断するとGoogle Tensor G5は22%程度パフォーマンスが改善していることになります。一方で以前公開されたドライブレポートにおいて潜在的には6割近く改善する可能性があると指摘されていたので今回のスコアはちょっと物足りなく感じます。
他社と比較した場合。
また合わせて他社と比較してみると以下のようになります。
Galaxy S24 Ultra | Galaxy S25 Ultra | Oppo Find N5 | |
搭載SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Elite | Snapdragon(7コア) |
シングルスコア | 2120 | 3060 | 3083 |
マルチスコア | 6650 | 9833 | 8865 |
事前情報通りであればGoogle Tensor G5のメインコアはCortex-X4と言われているのでSnapdragon 8 Gen 3やExynos2400など一緒です。合わせて今回リークしたスコアも平均値ではないとはいえGalaxy S24 Ultraに近いスコアになっていることを確認出来ます。
つまりAnTuTuでみれば200万点弱まで改善している可能性があり、おそらく180万点前後が最も現実味があるのかなと思います。仮に推測通りここまでスコアが改善するのであれば批判の声はかなり減ると思います。
一方でGoogle Pixel 10シリーズが発表された1ヶ月後にはSnapdragon 8 Elite 2が発表されるので、すぐに2世代分の差をつけられる感じになります。そのためSnapdragon 8 Elite 2と比較してベンチマークが低すぎと批判の嵐になるかもしれません。
一方で何より重要なのは安定性がどこまで改善しているかです。Dimensity9400を搭載したOppo Find X8シリーズを使ったことがある人は共感してくれると思いますが、スコアが200万点前後で全然発熱しないとなると文句の言いようもなくなります。
たとえ300万点出ても爆熱であればユーザビリティは下がるだけ。何よりGoogle Tensor G5にはDimensity9400のようなスコアもそこそこ出つつ発熱抑制の方向で仕上がっていてほしいところです。