この薄さと軽さが国内でも。Galaxy Z Fold7の実機を触ってきたけどめっちゃ良い

国内市場において中華メーカーが特に慎重な姿勢となっていることからも折畳式機種の展開に消極的でSamsungが市場をリードしている一方でPixelがどこまでシェアを伸ばせるかの状態となっています。

この現状だからこそやはり折畳式機種といえばGalaxyyというイメージを持っている人が多い印象を受けます。今回Samsungの国内新製品イベントに参加してきたのでGalaxy Z Fold 7など新製品の実機レポをまとめたいと思います。

Galaxy Watch 8

まず国内において発表された新製品はGalaxy Z Fold7/Galaxy Z Flip7とスマホは2機種です。そしてGalaxy Watch8が40mm/44mmのに加え上位モデルとしてGalaxy Watch8 Classicが正式発表されました。

最後にストレージが増強された上で新色が追加されたGalaxy Watch Ultraという感じです。今回ざっくり触ってきた中でデザイン的に面白かったのがGalaxy Watch8でカッコいいです。

従来Galaxy Watchの無印はサークル型のデザインですが今年はスクエアに近い印象を受けます。ただディスプレイ部分は従来と同じくサークル型となっており使い勝手に影響はない上でよりデザインを洗練してきた印象を受け今までにありそうでなかったデザインだからこそ良さげです。

前モデル対比で11%薄型化していることからも装着感が改善した上により正確な計測が可能になっています。またスマートウォッチとしては世界初の機能が2つあり一つ目としてはGeminiを標準搭載していることです。

LTEモデルを購入すればスマホがなくてもGeminiを使うことが出来るのでユーザビリティが改善しています。

そして2つ目として抗酸化指数が計測可能で簡単に言えば野菜をしっかり食べているか測定可能が可能になっています。その他直近3日間の睡眠データに基づいて就寝時刻のガイダンス機能を新たに実装しています。

あとは搭載SoCがExynos W1000となっておりピーク輝度が3000nitsとかなり強化されています。

一方で気になる部分としてGalaxy Watch8の40mmが325mAhで44mmが435mAhのバッテリーを搭載しています。そしてGalaxy Watch8 Classicが445mAhのバッテリーを搭載していますが電池持ちが不安です。

今使っているPixel Watch 3/45mmのバッテリー容量が420mAhなのでスペックで見ればGalaxy Watch8/44mmやGalaxy Watch8 Classicの方が多いですがちょっと懸念点です。

ただ実際に使ってみないと分からないのでGalaxy Watch8のどちらかは購入したいところです。

大きさ カラバリ 価格
Galaxy Watch8 40mm グラファイト/シルバー 5万7900円
44mm 6万2900円
Galaxy Watch8 Classic 46mm ブラック/ホワイト 8万2900円
Galaxy Watch Ultra 47mm ブルー/シルバー/グレー/ホワイト 12万6940円

価格に関してはそこまで安いという印象を受けませんがGalaxy Watch8 Classicの8万円は個人的に絶妙だと思っておりGalaxy Z Fold 7やGalaxy Z Flip 7と合わせて購入することで10%オフになるキャンペーンが7月31日まで開催されるのでこのタイミングで買うのがベストです。

Galaxy Z Fold 7のデザイン。

そしてやはり触っていてめっちゃ楽しく感じたのはGalaxy Z Fold7で何より薄くて感動です。他社になりますがOppo Find N5やvivo X Fold 5を触った人からすれば感動は薄いかもです。

ただあのGalaxyがここまでデザインを頑張ってくれたことに感動で世界トップクラスに進化です。

まず本体上部を確認するとマイクにSIMトレイにスピーカーグリルを搭載しています。

次に本体右側面を確認すると音量ボタンに指紋認証が統合された電源ボタンを搭載しています。

最後に本体下部を確認するとマイクにUSB-Cにスピーカーグリルを搭載しており何より薄いです。

何より本体を開いた状態だと薄くて写真を撮りたくてもフォーカスが合わないので撮影泣かせです。

バックパネルはGorilla Glass Victus 2でマット仕上げを採用していることからも質感は高めです。

そしてカラバリに関して1色目としてGalaxy S25 Ultraでも採用されているジェットブラックです。

次に2色目としてはGalaxy Z Fold 6でも採用されていたシルバーシャドウとなっています。

最後に3色目としてネイビーとはまた雰囲気が異なるブルーシャドウが新色として追加されました。実機を見た感じではどのカラバリを選んでも失敗がないかなと思っていますが主観としてはブルーシャドウがめっちゃカッコよく感じますがすぐに飽きそうな予感もちょっとある感じです。

なのでシルバーシャドウを選ぶのが一番長く所有欲を満たしてくれそうですが指紋が目立ちます。そしてジェットブラックはGalaxy S25 UltraにGalaxy S25 Edgeで選んだので避けたい感じです。

またSamsungオンラインショップ限定カラバリとしてミントがありますが色味は確認出来ずです。カラバリは本当に悩ましいところでシルバーシャドウかブルーシャドウを選ぶかもしれません。

Galaxy Z Fold6と比較。

そしてここからは直近のモデルと比較してどのような進化を遂げたのか比較したいと思います。まず前モデルであるGalaxy Z Fold 6と比較していきたいと思いますがまさに大刷新になります。

縦幅でみると0.5mm程度なのでそこまで大きな違いはないですが横幅に関しては1cm近く大型化しています。

単純に本体を開いた時に持った印象としてはデカくなったのに24gも軽量化したので軽く感じます。一応本体上部を確認してみるとマイクとスピーカーグリルは一緒ですがSIMトレイの位置が違います。

そして本体側面を確認すると物理ボタンは一緒ですが特に電源ボタンはスリム化しています。会場で試すことは出来ませんでしたが指紋認証をする際に影響が出るのか気になるところです。

最後に本体下部を確認すると物理ボタンは一緒ですがかなり薄型化していることを確認出来ます。そして多くのユーザーにとって違いを感じやすいのは本体を閉じた時の取り回しだと思います。

前モデルは横幅が70mm以下だったので持ちやすかったですがGalaxy Z Fold7はほぼ73mmとなっています。標準モデルよりちょい横幅がある感じなので決して持ちやすい横幅ではないのかなと思います。

ただ一方で本体の厚みが3.2mmも薄型化したこともあり本体の厚みの感じ方が全然違います。前モデルは掴みやすいからこそ厚みを感じやすかったのがGalaxy Z Fold 7はバランスが良くなったと思います。

さらに軽量化したことで大型化したとはいえGalaxy Z Fold7の方が単純に持ちやすいです。

Galaxy Z Fold Special Editionと比較。

次に日本では未発売ですがGalaxy Z Fold Special Editionと比較したいと思います。スペックでみると僅かにGalaxy Z Fold7の方が大きいですがスペックほどの差を感じません。

そして本体を閉じた状態において横幅は完全に一緒となっているからこそ薄型化の恩恵がデカいです。Galaxy Z Fold Special Editionを購入した時はかなり薄型化した印象を受けました。

ただ本体を開いた状態で0.7mmも薄型化しており本体を閉じた状態でも1.7mm薄型化しています。さらに21gも軽くなっていることからもぱっと見似たように感じても全然印象が違います。

現時点ではHonor Magic V5が開いた時は4.1mmで閉じた時は8.8mmと世界でトップです。ただこのサイズを実現しているのはホワイトのみでvivo X Fold 5もカラバリによって異なります。

一方でGalaxy Z Fold7はカラバリによって本体サイズに違いがないのは分かりやすいと思います。

Galaxy Z Fold 7のディスプレイ。

次にディスプレイを確認していきたいと思いますがGalaxy Z Fold 6対比で一気に大型化しています。単純に考えればコンテンツがより大きく表示されることになりますが最適化されていないアプリはGalaxy Z Fold7は縦幅がほとんど変わらず横幅が増していることから余白ができやすい可能性があります。

単純にスマホ用コンテンツを表示するのであれば従来の縦長の方が相性が良かったと思います。

またUnder Display Cameraが廃止になったことでコンテンツの邪魔になりやすい可能性もあります。そして会場でざっくりとみた感じだとメインディスプレイのベゼル幅は地味ににスリム化された印象を受けます。

またSamsungによるとメインディスプレイに採用されているUTGは前モデル対比で50%分厚いとの話です。さらに本体を薄型化するためにヒンジ構造を大きく見直した結果ヒンジ部分が小さくなったのに内部スペースに余裕ができたことで割と余裕を持ってディスプレイを曲げられるようになったとの話です。

その結果前モデルと比較すると折目の傾向は一緒ですが目立ちにくくなったことを確認出来ます。ただ一年近く使った前モデルとの比較なのでGalaxy Z Fold 7は今後様子見が必要だと思います。

ディスプレイの大型化に伴いメインもサブも表示解像度には違いがありますが可変式120Hzやピーク輝度などは特段変更がないのでサイズ以外に大きな進化はないと思ってもいいかもしれません。

一方でサブディスプレイに関して前モデルと異なりGorilla Galass Ceramic Shield 2を採用しています。

Galaxy Z Fold Special Editonと比較。

そしてGalaxy Z Fold Special Editionと比較する基礎的な部分はほとんど一緒という感じです。

またメインディスプレイのベゼルに関してほとんど一緒に見えます。

ただその上で気になった部分があり一つ目としては同じくUDCを採用していませんがGalaxy Z Fold 7の方がインカメラが目立ちやすい印象を受けセンサーの大型化が影響したのかもしれません。

そして2つ目としてディスプレイの折目でGalaxy Z Fold Special EditionはUFGを採用すると予測されています。会場で比較した感じだと約半年使用したGalaxy Z Fold Special Editionの折目の方が目立ちにくいという印象でUFGの方がコストが安いと言われている中大量生産がまだ厳しいのかもしれません。

少なくともGalaxy Z Fold 6と比較してどうなったか気になる人がほとんどだと思うので心配はないですがGalaxy Z Fold Special Edition対比だとちょっと微妙なのかなと思います。

あとは良くも悪くもGalaxy Z Fold Special Editionとの共通点としてS-Penに非対応です。リーカーによるとSamsungはバッテリーを搭載した新たなS-Penを製造中であることを指摘しています。

さらにGalaxy Z Fold6用と非常に似たS-penがセットできる純正ケースを準備中との予測でした。

今後新しいS-Penに対応するのかもしれませんが現時点だとあくまでも非対応とのことでした。Samsungによると折畳式機種を出来るだけ薄く軽くしてほしいというニーズを優先するためにS-Pen非対応という決断をしたとの話で愛用者にとっては残念な結果になった可能性があります。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペック部分を確認するとAndroid16をベースにしたOneUI8.0を標準搭載しています。以前SamsungによるとGalaxy AIは2025年まで無料で提供することを明らかにしていました。

ただ今回の体験会において具体的な時期への言及はありませんでしたが今後とも無料との話です。ざっくりと大きな特徴としてはGemini Liveの有効活用とOneUI8.0によるAIの最適化がメインです。

その中で個人的に面白いと思ったのがオーディオ消しゴムでGalaxy S25よりさらに進化しました。

従来のオーディオ消しゴムはAIが6つのカテゴリーで識別した後ユーザーが任意で調整する流れとなっていました。一方でGalaxy Z Fold7のオーディオ消しゴムは写真版消しゴムと同じくワンタップで調整が可能になりました。

何よりGalaxy S25シリーズで対応したクロスアプリ機能でアプリを跨っての指示が可能になりました。さらにここにGemini Liveを組み合わせることでよりユーザーのニーズに答えやすくなった印象を受けます。

そしてアップデートサポート期間は最大7年とSoCに対して最大化はしてこなかった形になります。

容量構成を確認。

次に容量構成に関してストレージオプションは一緒ですが1TBモデルのみRAM16GBに対応しました。特にゲームをやりたい人やAIをそれなりに使いたい人にとってRAM16GBモデルは嬉しいところです。

そして搭載SoCはSnapdragon 8 Elite for GalaxyとGalaxy S25シリーズと一緒です。ちょっと会場で触っていたデモ機がどのような状態だったのか不明ですが特段操作することなくデザインの素材を撮影しているだけでも発熱しているのを感じたのでちょっと不安が残る感じです。

この時期なんで仕方ないと思いますが本体が薄いからこそ余計に発熱は感じやすい可能性もあります。

バッテリー関連を確認。

そしてバッテリー関連を確認するとバッテリー容量は残念なことに前モデルから据え置きです。いくら大型化したとはいえ本体がかなり薄型化しているので維持できただけでもすごいと捉えるべきなのかSamsungはバッテリー容量の増加に消極的だと捉えるべきなのかはユーザー次第だと思います。

やはり気になる部分としては電池持ちで単純にディスプレイサイズが大型化した分消費電力は増えるのでGalaxy Z Fold Special Editonと同じであれば電池持ちは悪化する可能性があります。

一方でSnapdragon 8 EliteとOneUI8.0のチューニング次第ではそこまで悪化しない可能性もあります。そして充電速度はほぼ変わらずですがGalaxy Z Fold7はQi2に対応だけどマグネットは内蔵していないです。

その他生体認証は顔に指紋で防水/防塵規格はIP48と前モデルから特段進化はありません。

カメラを確認。

あとはカメラですが現時点で詳細は確認できていませんが広角が200MPに刷新されました。少なくともSamsungの表現を見ている限りはGalaxy S25 Ultraと同じくHP2を採用している可能性があります。

一方で超広角と望遠は画素数でみれば一緒ですが超広角のマクロ撮影に対応したのは嬉しいところです。

ちなみに事前情報通りであればGalaxy Z Fold6と超広角と望遠は一緒のセンサーを採用している可能性があります。そしてGalaxy Z Fold Special Editionと比較すると全く同じセンサーの可能性があります。

これは実機を入手できればおそらく確認できると思いますが事前情報通りなのかなと思います。

発売日と価格。

最後に販路に関してSamsungオンラインショップだと7月17日から予約開始で8月1日に発売です。正式発表から約3週間のタイムラグがあることからも今回も第二次販売地域なのかなと思います。

またストレージオプションに関して1TBモデルが欲しいならブルーシャドウかジェットブラックの2択です。

Galaxy Z Flip7 Galaxy Z Fold7
256GB 16万4800円 26万5750円
512GB 18万2900円 28万3750円
1TB 32万9320円

そして価格に関して256GBモデルは26万5750円と前モデル対比で約1万5000円の値上げです。リーカーによると日本では価格が据え置きとの話だったので全然リークがあたってないことになります。

また予約購入した上でアプリで応募するとGalaxy Buds 3が貰えるキャンペーンが7月31日まで開催予定です。ちなみにGalaxy Buds 3はSamsungオンラインショップで2万7500円なのでそれなりに高いです。

ただ自分の場合は次で貰うと4つ目になってしまうので別の購入特典が良かったと思っちゃいます。

その他同時購入割引キャンペーンとして純正ケースは同時に購入することで50%オフなのでデカいです。またGalaxy Buds 3シリーズが15%オフでGalaxy Watch8シリーズやGalaxy Tab S10が10%オフになるので購入を考えている人は最低でも純正ケースは一緒に買った方がいいと思います。

ちなみに会場では10種類くらいのケースが展示されていて個人的にはカーボンケースが気になりました。

ただ本体の薄さを活かすにはいいと思いますがケースとしての保護力は微妙なのかもしれません。今回はSamsungさんに2025年下半期における国内イベントにご招待頂いたので実機レポをまとめてみましたがGalaxy Z Fold7は絶対に購入予定でGalaxy Watch8は悩みの種です。

ただキャンペーン期間内に思い切って購入しちゃうのもありなのかなとも思っています。

取材協力: Samsung Japan

 

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