すでにSamsungは新製品イベントの告知をしており日本時間の7月9日23時より開催予定です。このイベントではGalaxy Z Fold 7やGalaxy Z Flip 7に加えGalaxy Z Flip 7 FEが正式発表されると予測されておりさらにGalaxy Watch 8シリーズも合わせて登場との予測です。
今回正式発表直前ということもあり直近のリーク情報を元にGalaxy Z Fold 7のスペックやデザインについてまとめたいと思います。
デザインは情報が錯綜中。
まずGalaxy Z Fold 7の最も大きな進化ポイントがデザインになると予測されています。ただ残念なことに現時点での情報だとかなり錯綜しておりどう転ぶのかよく分からない感じです。
デザイン関連の情報に精通しているリーカーによると本体を開いた時の厚みは4.5mmと予測しています。そして本体を閉じた時の厚みはカメラバンプ込みで9.5mm以下との話ですがSamsungの情報に精通しているリーカーによると本体を開いた時が3.9mmで本体を閉じた時が8.9mmとの予測です。
少なくともリーカー同士で情報にズレが生じているので余計に分からなくなっている感じです。
とりあえず本体を閉じた時の厚みはHonor Magic V5が8.8mmなのでどう転んでも世界最薄は無理なのかなと思います。一方で本体を開いた時の厚みはHonor Magic V5でさえ4.1mmなので3.9mmならチャンスありです。
また別の情報によると本体を開いた時の厚みは4.5mmで閉じた時の厚みは8.9mmと指摘しています。ただ閉じた時の厚みは開いた時の厚みの2倍以上になるのでこの情報はちょっと懐疑的です。
何よりHonorに先に正式発表されたことで世界最薄というインパクトが出せなくなったのは残念かなと思います。
一方で本体の重さに関して信憑性は定かではありませんが215gになるとの情報もあります。Honor Magic V5が217gであることを考えると情報通りならブック型の中で世界最軽量になります。
ちなみにほぼ筐体サイズが一緒となるGalaxy Z Fold Special Editionの重さは236gです。そして本体を開いた時の厚みが4.9mmで本体を閉じた時の厚みが10.6mmなので1mm近く薄型化する可能性があることになります。
そのためGalaxy Z Fold Special Editionより軽いことに違いはないですが20gも軽くなるのか疑問です。何より公式プレス画像はすでにリークしているとはいえ筐体サイズは現時点で分かってないので微妙です。
よく言えば周回遅れだったデザインが一気に進化しますが世界トップになるかは断言できずです。
4色展開になる可能性。
そしてカラバリに関してブルーシャドウ/シルバーシャドウ/ジェットブラックの3色展開になると予測されています。ジェットブラックはGalaxy S25 Ultraで採用されておりシルバーシャドウは現行モデルが採用しているので見覚えがある感じになります。
そして現行モデルのネイビーに近い印象も受けますがブルーシャドウが完全な新色扱いになるのかなと思います。またSamsungオンラインショップ限定カラバリとしてグリーンミントがあることが判明しています。
ただ発売されるかは市場ごとに異なりオンライン限定カラバリが1色だけかも現時点で不明です。あとはGalaxy S25 UltraやGalaxy Z Fold 6で採用された太めのカメラリングは廃止になっています。
ざっくり言えばGalaxy Z Fold Special Editionを薄く軽くしてカラバリを増やした感じになります。
ディスプレイを確認。
そしてディスプレイを確認していくとメインディスプレイは8.0インチになるとの予測です。リーカーによるとGalaxy Z Fold Special Edition用とGalaxy Z Fold 7用のフィルムが全く一緒だとしていることからもアスペクト比やディスプレイサイズは一緒の可能性が高いです。
そして可変式120Hz表示に対応しておりピーク輝度に関しては2600nitsと想定の範囲内です。メインディスプレイにおいて賛否が出る部分があるとすれば現行モデルほど縦長じゃないです。
そのためアプリによっては左右に余白や黒帯が出やすくなることに加えUDCを採用していないです。
単純にコストカットのために採用しなかっただけなのか別の事情があるのか現時点で不明です。ちなみにGalaxy Z Fold Special EditionでUDCが非対応の理由は新たに採用したUFGが原因とも言われていますが現時点でGalaxy Z Fold 7も同様に採用しているのか情報が全くないです。
サブディスプレイも大きく変更。
そしてサブディスプレイに関しては6.5インチで可変式120Hz表示にピーク輝度は2600nitsと予測されています。現行モデルと比較するとアスペクト比が大きく変わることからも視認性は大幅に改善します。
一方で横幅が増すことからも単純に片手操作はしにくくなると思いますが仮に事前情報通り217gとなっているのであれば全体的な取り回しは改善している可能性が高いと思います。
おそらくGorilla Glass Victus 2をディスプレイとバックパネルの両方に採用している可能性があります。Galaxy Z Fold Special Editionと比較するとほぼ変わらないですが現行モデルと比較すると特にサブディスプレイは大刷新という印象で多くのユーザーにとって使いやすくなると思います。
基礎スペックを確認。
次に基礎スペックを確認していくとAndroid16をベースにしたOneUI8.0を標準搭載との予測です。一方でGalaxy AI含めてどのような新機能が追加されるのか現時点でほぼリークがないです。
ただ以前より言われていることの一つはOneUI7.0が大刷新だったことからもOneUI8.0は超マイナーアップデートになると予測されておりAndroid16の標準機能の実装くらいに捉えておくのがいいかもしれません。
アップデートサポート期間は最大7年だと思いますがSnapdragon 8 Eliteはハードでみれば最大8年に対応できることからもSamsungがGoogleより先に仕掛けてくるのか現時点で不明です。
RAM16GBに対応する可能性も。
容量構成は256/512GB/1TBと現行モデルと一緒ですが1TBモデルのみRAM16GBの可能性があります。ストレージ規格はUFS4.0のままでSDカードスロット非搭載も現行モデルから変わらないと思います。
そして搭載SoCですがSnapdragon 8 Elite for Galaxyを採用することはほぼ確定です。だいぶ前には発熱を抑制するためにも7コアバージョンを採用するとの予測もありましたがむしろGalaxy用にカスタマイズされたオーバークロック版を搭載する可能性が高いのかなと思います。
そしてGalaxy S25 Edgeと同じチューニングであれば発熱抑制が優先でトップパフォーマンスは控えめになっている可能性がありベンチマークスコアで200万点前後になるのかなと思います。
そしてバッテリー容量は4400mAhで有線が25Wにワイヤレスが15Wと特段進化はないとの予測です。ただQi2.1に対応していると言われているので専用ケース込みでQi2 Ready対応機種になる可能性はあります。
なのでマグネット内蔵の純正ケースがあると思いますが本体には内蔵していない可能性が高いです。基礎スペックに関してはSoCの底上げに加え市場によってはRAM16GBモデルが存在することくらいかもしれません。
あとはカスタマイズ性やGalaxy AIがどれだけ進化しているかで評価が変わるのかなと思います。
新しいS-Penの導入。
そして本体の薄型化に合わせて大きな変更点になっているのがデジタイザーがカットとの話です。一方で情報がかなり錯綜していますがGalaxy Z Fold 7用の新しいS-Penを製造中と予測されています。
このS-Penはバッテリーを内蔵していることに加え新しい制御チップを搭載しているとの話です。ただGalaxy Z Fold 6用のS-Penも反応速度が遅くなるけど使えるとの話もありよく分からないです。
基本デジタイザーがなくなればGalaxy Z Fold 6用のS-Penは使えないかなと思います。使い勝手にどこまでの違いがあるのか不明で新しいS-Penの充電方法も現時点では不明です。
ただGalaxy Z Fold 6と同じく背面部分にS-Penを固定できる純正ケースが用意中との話です。S-Penを装着することでリバースワイヤレス充電が自動でオンになるようにするのか気になるところです。
カメラは広角のみ刷新。
そしてカメラに関して広角はGalaxy S25 Ultraと同じく1/1.3インチのHP2を搭載すると予測されています。また超広角は1/3.2インチの3LUで望遠は1/3.94インチの3K1の採用と事前情報通りであればGalaxy Z Fold 6対比で広角のみ刷新でそれ以外は同じと撮影体験はそこまで変わらないかもしれません。
実際にGalaxy Z Fold Special Editionを使って感じる部分として広角がHP2なのでGalaxy S25 Ultraと同じ感覚で撮れるかと思いきやレーザーオートフォーカスがないのでポートレートなどセンサーサイズが大型化した分中途半端に取り回しが悪くなった印象を受けます。
ズームは光学3倍でデジタル30倍ズームでカメラ関連のAI機能はGalaxy S25とほぼ一緒になるかなと思います。中華系と比較すると物足りなさを感じる部分もありますがGalaxyとしてみれば無難な感じです。
価格は頑張った可能性。
そして価格に関してヨーロッパにおいて値上げになるとの話もあれば据え置きになるとの話もあります。とりあえず最悪の場合だと200ユーロの値上げで直近の情報通りであれば据え置きになる可能性もある感じになります。
そしてリーカーによると日本における価格も現行モデルから変更がないことを指摘しています。ちなみに現行モデルと全く一緒の場合直販版の256GBモデルは24万9800円からの可能性があります。
日本未発売とはいえGalaxy Z Fold Special Editionが韓国の現地価格で30万円に近い価格設定だったことを考えるとGalaxy Z Fold 7の価格はかなり頑張ってくれた印象です。
スペックでみるとめちゃくちゃ進化しているわけではありませんがデザインをこれだけいじればコストが増加することに違いはないので価格据え置きになれば個人的にはむしろ安いかなと思います。
まとめ。
今回はGalaxy Z Fold 7の正式発表が近づいてきたのでざっくりとまとめてみました。個人的には正式発表が楽しみでシルバーシャドウかブルーシャドウのどちらかがかなり欲しいです。
ただグリーンミントも色味次第では欲しくなりそうで下半期の楽しみな製品の一つに違いはないです。何より正式発表が今から非常に楽しみです。