先日にGoogle Japanは韓国のPantechの特許権を侵害したことが確定し、東京地方裁判所はGoogleにPixel 7の国内の販売禁止を命じたとしています。また同企業はPixel 8シリーズやPixel 9シリーズに関しても同様に提訴したとしています。
今回Pantechの提訴はGoogle Pixel 10シリーズの発表に影響する可能性があるのか主観的にまとめたいと思います。
Googleの不誠実な対応。
そもそも今回販売禁止にまで至った理由の一つとしてGoogleの不誠実な対応が問題視されたとしています。事前情報からも裁判所はGoogleに対してライセンス交渉について和解を勧告していたにも関わらず情報開示や交渉に非協力だったことが原因だとしています。
またPantechの6401224号を使用するにあたって、ラインセンス料の計算もかなり複雑で分かりにくかったとも言われています。少なくとも今回の裁判結果はPixel 7シリーズに限定されますが、同社はPixel 8シリーズとPixel 9シリーズに対しても同様の理由から販売差し止めを求めて提訴したとしています。
Googleがこれ以上大事になることを避けたいのであれば今回の裁判結果とは異なる結果になってもおかしくないです。
Pixel 10シリーズへの影響。
自分は完全にこの手のことに素人のためただの勝手な推測になりますが、そもそも今回の裁判が提訴されたのは2023年と言われています。ちなみにGoogle Pixel 7シリーズは2022年10月に発売されており、発売されてから特許侵害が判明して提訴した形になります。
少なくともPixel 7シリーズの裁判結果が出るのに2年近くの月日を要しています。単純に同じ流れになるのであればPixel 10シリーズが販売されてすぐに特許侵害が認め得られたとしても実際に販売差し止めになるまでには1年以上の月日が必要になるのかもしれません。
今回のことをGoogleがどのように受け止めたのか不明ですが単純に考えるとPixel 10シリーズの発売には影響が出ないと推測することが出来ます。少なくともPixel 8シリーズやPixel 9シリーズが提訴された以上何かしらの解決方法を模索する可能性が高いのでPixel 10シリーズまで影響が出ないようにするのかなと思います。
Pixel 7シリーズは国内での新規販売が終わっているためGoogleへの影響は少ないと思われます。とはいえ今回の事例を放置してPixelの国内全面禁止になったら笑えないので売り上げを全部失うくらいであればライセンス料を払った方が合理的に感じます。
何より現時点でPixel 7シリーズに対する判決が確定したとは言い切れず今後Googleが控訴する可能性もあります。なので今後の動向に注意を払う必要はありますが、直近の最新機種に影響が出る可能性は低いのかなと思います。