見た目は変わらないけど。Pixel 10が神機種になると思う4つの理由

直近の情報通りであればGoogleは現地時間の8月20日にPixel 10シリーズを正式発表と予測されています。またこのイベントにおいてPixel Watch 4シリーズも合わせて正式発表されると予測されています。

今回はGoogle Pixel 10シリーズが神機種になる可能性が出てきたので主観的にまとめたいと思います。

Magic Cueに対応。

まず一つ目としてAIの強化でPixelにパーソナライズされたPixel Senseに対応する可能性があります。事前情報においてPixel SenseはGalaxy AIのNow Briefに似た機能になるとの予測でした。

ちなみにNow BriefはAI執事という感じでユーザーが気になる情報を一箇所で確認できる機能です。ただ直近の情報をみる限り正式名称はPixel SenseではなくMagic Cueになると予測されています。

さらにMagic Cueはざっくりと言えばAIによっておすすめのAI機能を提案してくれる機能です。Google AIが実装している消しゴムマジックやベストテイクなどは機能としての側面が強いです。

これはGoogle AIに限らずGalaxy AIやOppo AIなど現状実装されているAIはほぼ共通です。なのでユーザーが使うにはその機能を実装していることと特徴を把握しておく必要があります。

またGeminiに関しても音声経由で何か調べ物をしたり複数のアプリを跨いで指示することが可能です。ただ結局のところは機能としての側面が強くユーザーが使うかどうかの話になってきます。

一方でMagic Cueに関してはPixelでみればGoogle AIとユーザーを繋ぐAI機能という感じです。例えばネットで漫画の写真をスクショした時にこの漫画のタイトルなどを検索するか提案してくれます。

今までは実装されているAIに基づいてそのAIが機能するような使い方をする必要がありましたがMagic Cueはユーザーが日常的に使っている中でAIで何かサポート出来ることがある場合にGoogle AIと紐付けしてくれる感じで今までよりユーザーは使うという意識が薄れるかなと思います。

自分含めてほとんどのユーザーは自分が使っているスマホで出来る全てのことを把握していないです。なのでこのような使い方をすれば便利になるのにユーザー自身が知らなければ便利に使えません。

ただMagic Cueは完成度次第になりますが今までよりAIをより日常的に使うことになると思います。だからこそGoogleは今までより分かりにくい機能であってもMagic Cue経由でユーザーにアドバイスしてくれるようになるのであれば実装しやすくなるという最大のメリットがあります。

AppleがよりOSの深いレベルにAIを統合させたいと言っていましたがまさにこれという感じです。もちろん実装した直後は対応できる機能やアプリは限定されている可能性が高いと思います。

ただベースの部分され出来上がれば今後世代を重ねるごとで今まで以上に便利になるのかもしれません。

Qi2への正規対応。

次に2つ目の理由としてQi2に正規対応する可能性があることでマグネットを内蔵する可能性があります。

以前コメントでほとんどのユーザーはケースなしで使うことはないからマグネットを内蔵するなんて馬鹿げたことはしていないと頂きましたがiPhone 12から内蔵しているAppleはバカ丸出しになります。

一方でQi2のややこしい部分としてメーカーとユーザーでメリットに感じる部分が違うことです。もちろん充電器次第の面もありますがワイヤレス充電をしていると位置ずれが発生する可能性があります。

そうなると充電自体が停止してしまう場合もあれば充電効率が大幅に下がって発熱しやすくなります。一方で本体にマグネットを内蔵していると対応充電器であれば充電位置を固定することが可能です。

そのため充電中の位置ずれを基本心配する必要がなく充電効率が改善するというのがメリットです。充電効率が悪いと発熱しやすくバッテリーにも負荷もかかりやすいので充電効率を改善した方がバッテリーの長期利用含めてメーカー側からすればメリットが多いのかなと思っています。

一方でユーザー視点でみればマグネットに対応したアクセサリーを使うことがメリットになります。ケースなしで使いたいと思うユーザーであってもアクセサリーを直接使えるので単純に便利になります。

特に折畳式機種など薄型化/軽量化を意識している製品ほど相性がいいのかなと思います。また今年の後半に登場するiPhone 17 Airも折角薄く軽くするのにケースでがんじがらめにしてしまうと本来の良さを享受することが出来ないのでQi2対応の強みを活かすことが出来ます。

直近の情報だとPixel 10シリーズの純正ケースにマグネットが内蔵されていることからも本体にマグネットを内蔵していないとの話がありますがそれだとAppleの純正アクセサリー展開と矛盾します。

流石に本体にマグネットを内蔵してもケースを装着した上でマグネット対応アクセサリーを使う場合磁力が足りない可能性が高いからこそケースにもマグネットを内蔵させる必要があると思います。

なので純正ケースがマグネットを内蔵しているからと言って本体に内蔵していないと否定するには根拠が弱いと思っておりそもそもケース込みでしか使えないものにPixel Snapとブランド化するの気になるところです。

GoogleはQi2対応のワイヤレス充電器に対してPixel Snapとカテゴライズする可能性があります。つまりQi2対応のアクセサリーは同じくカテゴライズされていく可能性が高いのかなと思います。

その中でマグネットを内蔵したケースが必須となればユーザーからすれば分かりにくいと思います。というかケースありきでブランド化するなど効率性がかなり悪いので個人的にはやめてほしいです。

何より現時点での情報だと本体にマグネットを内蔵しているのか確定的な情報はないです。ただQi2対応のアクセサリーを準備している可能性が高くQi2 Readyどまりにしてほしくないです。

テレマクロに対応。

そして3つ目としてはテレマクロに対応することで撮影の幅がかなり広がるのかなと思います。先日国内で発売されたXperia 1Ⅶでは超広角センサーの進化に合わせて最短撮影距離が5cmに改善しています。

Xperia 1Ⅶのテレマクロは最短撮影距離が4cmと驚異的ですがマニュアルフォーカスなのでシーンによっては使いにくいからこそオートフォーカスである超広角と使い分けが便利に感じます。

一方で事前情報通りであればPixel 10シリーズが対応するテレマクロはオートフォーカスの可能性が高いです。また現行モデルと同じく超広角でのマクロ撮影にも継続対応すると予測されており使い分けが可能です。

おそらくXperia 1Ⅶのように被写体に寄れる感じではないと思いますが個人的にはかなり待望です。

歴代Pixelのポートレートモードは好きですが個人的に嫌な部分としては最低倍率が1倍じゃないことです。機種によって違いますが1.5倍や1.7倍と最初からクロップした状態で撮影することが前提です。

そのため画質が1倍と比較すれば劣化する可能性もあり被写体との距離感が中途半端に感じることもあります。おそらくPixel 10 Proは光学5倍だと思うのでテレマクロも実質5倍の距離感になるかなと思います。

ただ最短撮影距離が10cm程度に仕上げてくれるのであれば超広角のマクロの時のように自分の影が発生してしまってうまく撮れないみたいなことも防げる上に光学のボケ感でより自然に撮れる可能性があります。

Pixelのポートレートモードはシーンや被写体によっては背景処理が強すぎる時があります。なのでちょっと加工感が強いと感じることもありますがテレマクロであれば上手くカバーできるかもしれません。

中華系は何方かと言えばテレマクロに積極的な印象で主要メーカーだと非対応はHonorくらいです。一方でiPhoneにやGalaxyなど国内でも人気が高いメーカーは採用していないことがほとんどです。

その中でPixel 10シリーズで対応すればiPhoneやGalaxyに対して十分に牽制が出来る可能性があります。

通信が安定化する可能性。

最後に4つ目として5Gモデムが刷新される可能性があり圏外病から卒業できる可能性があります。Google Tensorに移行してからPixelの通信は安定しないと散々言われてきましたが自分の手持ちだと困ったことはなかったのにPixel 9 Pro Foldに関してはハズレ個体をひきまくった感じです。

妻の個体もダメだったので今家にはPixel 9 Pro Foldが合計4台あると訳がわからない状態になっています。ちなみに落下による破損や水濡れなどではないことからもpreferred Careの保証対象外にでした。

そしてGoogleのサポートにも時間がかなりかかった結果保証を使わず新品を買い直した感じです。少なくとも直近で見れば不運が続いたので5Gモデムが刷新される可能性が高いのは魅力的です。

ただ少し前にリークしたプロトタイプだとExynos5400を継続採用していたので現時点では断言できずです。ちなみに事前情報通りであればPixel 10シリーズは現時点で未発表のMediaTek製T900を採用すると予測されています。

リークしたプロトタイプには間に合わなかったのか事前情報が間違っていたのか現時点で不明です。個人的にはSamsung製の5Gモデムはあまり信用してないので何より刷新してほしいかなと思います。

単純に5Gモデムが安定してくれれば圏外病とおさらば出来る可能性が高いことに加え電力効率が優秀であれば本体の発熱抑制に加え電池持ちの改善とメリットがかなり大きいかなと思います。

Pixel 9シリーズでExynos5400を搭載したことでだいぶ安定した印象ですが現に手持ちはダメでした。なのでPixel 10シリーズでは正直圏外病など通信関連の不具合に遭遇したくないので刷新してほしいところです。

まとめ。

今回はPixel 10シリーズが思っていたより良さげな仕上がりになりそうなのでまとめてみました。デザインは大きく変わらないと思いますが内部は地味にアップデートがありそうで楽しみです。

そして何よりの本命がGoogle Tensor G5でどこまで安定性が改善しているのか気になるところです。

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