先日の情報からもGoogleはアップデートサポート期間が終了しているGoogle Pixel 4aに対して最新のアップデートを配信。このアップデートを適用した一部個体はバッテリー容量が制限され結果電池持ちが悪くなります。
一方でGoogleはバッテリー交換プログラムも合わせて提供しており、アップデートで制限された個体のユーザーにバッテリーの交換を促進させる狙いがあると思います。
今回GoogleはそろそろPixelに対してバッテリーのコストをしっかりかけた方がいいと思うので主観的にまとめたいと思います。
バッテリーに問題がある可能性。
先ほどのバッテリー容量が制限されるアップデートがネットの世界において「死のアップデート」と呼ばれています。
対応 | 死のアップデート | 交換プログラム |
Pixel 4a | ◯ | ◯ |
Pixel 4a 5G | – | – |
Pixel 5a | – | – |
Pixel 6a | ◯ | ? |
Pixel 7a | – | ◯ |
Pixel 8a | – | – |
Pixel 9a | – | – |
またバッテリー交換プログラムや死のアップデートの対象となっているのは基本aシリーズに集中しています。このことを考えるとコストカットのために質がよくないバッテリーを採用していることが原因の可能性があります。
結局バッテリー自体が劣化しやすいことからバッテリーが膨張しやすいと思われます。一方でYouTubeで頂くコメントをみるとPixel 7aまでは割とひどい印象を受けますが、Pixel 8a以降はサプライヤーが変更されたのかバッテリーの問題はあまり聞かないです。
Google Tensor G5は重要。
またバッテリーの劣化を防ぐという面ではSoCも非常に重要になってきます。従来のGoogle Tensorは電力効率が悪いことからも発熱しやすく電池持ちが悪いです。
発熱しやすいということは内部コンポーネントに負荷がかかりやすい。さらに電池持ちが悪いということは充電する頻度が増えバッテリーに負荷がかかりやすい。つまりバッテリーが劣化しやすい条件が整っているとも言えます。
もちろんSoCだけが原因とは言い切れませんが、分かりやすい対処方法としてはSoC自体の効率性が重要になってきます。だからこそGoogleとしては効率性が優れているTSMC製に切り替えたのかもしれません。
Google Tensor G5で効率性が改善するのであれば電池持ちが良くなり充電頻度も減ります。また消費電力の抑制は発熱抑制にも繋がります。何よりGoogle Tensor G5の搭載で一番恩恵を受けるのはPixel 10シリーズよりもPixel 10aなのかもしれません。
Googleはアップデートサポートの拡張に合わせてバッテリーの劣化を防ぐための機能も導入していますが、結局ソフトでやれることに限界があります。Googleが少しでも長く使ってほしいという願いを叶えるにはSoCの改善が非常に重要だと思います。
そしてSoCを底上げした上で、バッテリーの質も改善できれば「死のアップデート」なんて今後配信しなくて済むようになるかもしれません。