早いもので今年も上半期が終わろうとしており自分がレビューした機種は全部で18機種とそれなりの台数かなとおもいます。もちろんまだじっくり触りきれていない機種もいますがある程度自分の中で評価は固まりました。
今回はXperia 1Ⅶなど上半期に登場した機種の中で満足度が高い機種について主観的にランキングしたいと思います。
vivo X200 Ultra
まず第5位としてvivo X200 Ultraと自分が好きなvivoから最上位モデルがようやく出ました。他社のUltraと大きく異なる部分としてメインカメラセンサーが1/1.28インチと1インチではないことです。
また望遠の大型化に伴い超広角が犠牲になりがちの中で世界トップクラスの超広角を搭載したのも大きな特徴とも言えます。さらに望遠を一つしか搭載しないことで大型望遠センサーをマクロから100倍までとマルチに活用しています。
ネットでは望遠に手ブレが発生しやすいとの話もありましたが自分の手持ちで特段問題ないです。加工感はかなり強めですがシャッターボタンを押すだけでびっくりするような写真を撮れます。
特にテレマクロはかなり優秀で最大20倍に対応しているからこ花にとまっている虫でも撮れます。またvivo X200 Ultraでも補正力が強化されたのか以前のように動体撮影に弱いイメージはないです。
大陸版しかないことからもスマホとのしての使いやすさは求めておらず単純にカメラがいいかどうかしか気にしていません。とりあえず旅行には必ず持っていく一台となっておりサクッと撮りたい時に安心安全という印象です。
そして残念な部分として外付けの望遠レンズで面白いと思いますが気軽に撮るのがかなり難しいです。
オートフォーカスがめちゃくちゃ遅いことに加え割と簡単に手ブレするので取り回しが悪いです。三脚を立ててじっくり撮影する時はいいのかもしれませんがvivoの取り回しの良さがほぼなくなります。
撮影キットに関しては文句がないですが外付けレンズは正直あまり使う気にはなれない感じです。あとは広角も超広角も同じセンサーを採用しているからこそ望遠の色味の違いはちょい気になります。
特に自分はツァイスナチュラルカラーモードを使用しているからこそか余計に気になるのかもしれません。また子供を撮る時は35mmの画角の方が使いやすいですが風景を撮る時がちょっと微妙に感じる時もあります。
専門性をより強化したけどカメラ専用ボタンはXperiaに慣れている自分からすると使いにくい印象を受けます。
しっかり撮れることがほとんどなのでお気に入りであることに違いはないですが全体的に中途半端に感じてしまうのかなとも思います。現状だとvivo X200 Proのグローバル版やvivo X300 Proを待った方が幸せに感じる可能性もあります。
Ultraモデルなのでそもそもおすすめしやすい機種ではありませんが前モデルより癖はかなり強めです。自分は基本ポートレートモードと動画でvivo X200 Ultraで強化された部分なので進化部分と使い方が一致していますがカメラはオートに頼るならもうちょっと分かりやすくても良かったかもしれません。
Oppo Find N5
第4位としてOppo Find N5で発表当時世界で最も薄いデザインはかなり魅力的に感じます。本体を閉じた状態で8.9mmとなるとPixel 9aなどと同じなのでちょい太めのスマホと同じです。
そして本体を開いた時の厚みは4.2mmとスペックでみるとより全然スリムに見えるので面白いです。世代を重ねるたびにどんどん大きくなっているのは残念ですがそれでも取り回しは十分に良いです。
本体を閉じている時は6.6インチの大型モデルとほぼ一緒で開けばミニタブレットクラスと良さげです。スペックでみるとディスプレイ輝度はちょっと低いですが自分の使い方では問題に感じることはないです。
また7コアバージョンとはいえSnapdragon 8 Eliteを搭載しているのでちょっと心配でした。ただベンチマークで負荷をかけても発熱を感じにくくOppo Find X8のような安定感があります。
一方でスペックを考えると電池持ちはちょっとイマイチで自分の使い方だと寝る前の電池残量が50%ちょいのことが多いのでここ最近のフラッグシップモデルの中ではあまり良くないと思います。
ただ自分の使い方であれば1日はしっかりと持つ電池持ちなので困ることは全くない感じです。
あとは薄型化によって犠牲になりそうでしたが前モデルと異なりワイヤレス充電やIPX9に対応しています。メインディスプレイは流石に雑に扱えませんが折畳式機種だからといって以前ほどの脆さはないと思います。
一方でちょっと残念だった部分としてはカメラで薄型化のためか前モデルより明らかに退化しました。メインカメラセンサーに超広角と小型化しておりOppo Find X8のようにマスターモードに対応しているのでまだマシですが曇りの日や低照度の環境などになるとちょい物足りなさを感じます。
めちゃくちゃ薄いのは大きな特徴ですがカメラの退化というデメリットの方が大きいように感じます。またこの大きさなら仕方ないのかもしれませんがこの薄さならもうちょい重さも頑張ってほしかったところです。
総じて満足度が高いですがOnePlusがOppo Find N5をベースに折畳式機種を出さなかったのもちょっと分かるという感じで薄さというメリットを優先するばかりにバランスが悪い感じです。
スマホとしてのバランスで見ればOppo Find N3の方がまだまだ良かったのかなと思います。色々マイナスの部分を言いましたがOppoの折畳式機種の今後に十分に期待できる存在だと思います。
Galaxy S25 Edge
第3位として日本では未発売となっていますがGalaxy S25 Edgeでスペック以上にいいです。正直買う前までは薄くて軽くなっただけの端末に興味がなくそれこそ薄さだけなら折畳式機種の方が進んでいると思っていましたがストレートタイプでこの薄さはかなり衝撃的な存在に感じました。
スペックである程度イメージが出来るとはいえ実際に触ってみるとやはり違うなという感じです。あくまでも主観ですがGalaxyはフラグシップモデルであってもカメラが強いというイメージがないです。
これはGalaxy S25 Ultraに関しても一緒でカメラを求めるなら自分はGalaxyを選ばないという感じになります。だからこそ個人的には望遠をなくして薄型化に特化したカメラ構成は悪くないと思っています。
レーザーオートフォーカスがないためGalaxy S25 Ultraほど寄れないですがしっかりと撮れます。また望遠がなくても4倍のインナーズームに対応しているので意外と取り回しがいい印象を受けます。
そしてネックとなっている電池持ちですが自分の使い方だと寝る前の電池残量が50%前後のことが多いです。あくまでも体感的にはGalaxy Z Fold 6よりちょい優秀でGalaxy Z Fold Special Editionよりはしっかりと優秀です。
少なくとも自分の使い方だと1日は十分に持つ電池持ちでディスプレイサイズも大きいので見やすい印象を受けます。自分はコンパクトモデルより大型モデルの方が好きな理由の一つとしてディスプレイの視認性です。
またカメラが強いことが多いのでGalaxyでみればUltraを選びますがS-Penは正直使わないです。むしろS-Penを内蔵させるなら本体をスリム化させるかバッテリー容量を増やしてほしかったと思っています。
その中でS-Penが不要だけど大型モデルが欲しい自分にとってGalaxy S25 Edgeは相性がピッタリに感じます。カメラ以外はフラッグシップと同程度に仕上げているからこそ遜色なく使えるのもポイントです。
一部噂によるとGalaxy S26シリーズではレギュラー化すると言われているので非常に楽しみです。国内でも後継機種は発売してほしいところで本当であればiPhone 17 Airの前に出すべきだったのかなと思います。
今年に買った機種でも実際に使ってみないとその良さを実感出来なかった機種かなと思います。
Xperia 1Ⅶ
そして第2位として先日より国内でも発売されたXperia 1Ⅶで満足度はかなり高めに感じます。スペックでみると分かりやすい進化としては超広角センサーが強化されたことくらいかもしれません。
少なくとも前モデルと比較すると白飛びしにくくなっただけでもだいぶ安定した印象を受けます。一方で自分はそこまで超広角の利用頻度は高くないので恩恵はそこまで受けないかなと思っていましたが超広角でも最短5cmのマクロ撮影に対応したことで取り回しが良くなりました。
テレマクロで撮影するのが一番好みの写真が撮れますが屋外で風が強い日はかなり厳しいです。ただ超広角のマクロ撮影はオートフォーカスなのでシーンによって使い分けが出来るようになったのは大きいです。
またディスプレイに関して前モデル対比で20%改善したとしていますが海外サイトのテスト結果を参考にすると1500nits弱とそこまで明るくないとはいえスペック以上に明るいと感じやすいです。
おそらく背面に搭載した照度センサーのお陰で必要だと思う明るさにしっかり調整してくれます。その結果スペックではもっと優秀な機種よりも明るいと感じることが多く非常に見やすいです。
また自分が一番びっくりした部分としてはスピーカーで音量に加え音質もかなり改善した印象です。前モデル対比で真正面でなくても音の広がりが改善していることを実感することが出来ます。
さらに音がこもった感じも緩和されておりハードは前モデルと一緒だからこそびっくりです。アプリ間の音量差がありすぎてストレスを感じることもありますがスピーカーの改善は嬉しいところです。
他のメーカーも世代を重ねるごとに強化しているとはいえSonyほど力を入れている印象はないです。
また差別化にもつながっているイヤホンジャックもコストをかけて強化してくれたのが嬉しいです。発売されたばかりのWH-1000XM6と有線でもワイヤレスでも相性が良いので満足度が高いです。
そしてカメラに関してSnapdragon 8 Eliteを搭載したことが大きいのかSonyがアルゴリズムを強化したのか不明ですが広角と望遠はセンサーが一緒でも画質の改善をしっかり確認出来ます。
特に望遠は今までがかなり厳しかったからこそ多少は使い勝手がました印象を受けます。一方で自分が一番嬉しかった部分としては多用するポートレートモードがHDRに対応したことです。
まだまだ他社と比較するとフォーカス精度が甘い上処理もかなり雑に感じることが多いです。さらに処理が遅い時があり手ブレの原因になるなど動体の撮影には全く向かない感じです。
ただそれでもようやく白飛びしにくく使ってみたいと思えるレベルになったのは嬉しいところです。前モデル対比で電池持ちは悪くなった印象ですが特徴がさらに際立ったのは嬉しいところです。
不満がないわけではありませんがXperiaがスマホとしてもガジェットとしても底上げされた感じです。
Oppo Find X8 Ultra
最後に第1位としてOppo Find X8 Ultraでグローバル版があれば文句なしの状態でした。Ultraモデルの中では珍しくフラットディスプレイを採用した上にアスペクト比も変更されました。
その分本体サイズも大きくなっていますが単純にディスプレイが大きくて見やすい印象を受けます。スペックでみればディスプレイ輝度は低いですが個人的には特段暗いと感じることもないです。
Snapdragon 8 Eliteを搭載した影響かDimensity9400を搭載したOppo Find X8と比較するとかなり発熱する印象を受けますが電池持ちに関しては海外サイトで16時間以上を獲得しています。
少なくとも今期登場したUltraモデルの中では最も電池持ちが優秀と単純にバランスがいいです。
またカメラに関して3倍の望遠がLYT-700になったことで画質が底上げされた上にテレマクロに対応しています。6倍望遠に関してはLYT-600なので最短撮影距離が長いのがネックですが全体的に底上げされた印象を受けます。
超広角は犠牲になった印象を受けますが自分は使用頻度が低いので特段気にならない感じです。少なくともvivoの超広角やXiaomiの望遠のように分かりやすい特徴があるわけではありません。
ただマスターモードと合わせることで十分な写真が撮れる感じで広角であれば動体撮影も最低限はいけます。本当に大陸版しかないことでGMSに標準対応していないのが本当にもったいないという感じです。
また大陸版だと強化されたAIも中国語でしか使えないことがほとんどなので自分は正直使えないです。何よりUltraモデルでスペックはしっかり揃えているけど単純にスマホとして完成度が高いです。
これでGoogle Play Storeに正規対応しているのであればかなり売れたのではと思うくらいです。最近のOppoをみるとGalaxyやiPhoneのように使いやすさにフォーカスしている印象を受けます。
ただ中華メーカーらしさというかスペックもしっかり拘っているからこそ面白みもしっかりあります。今年の後半に登場が予測されているOppo Find X9シリーズも今から非常に楽しみという感じです。
まとめ。
今回は今年の上半期に触った機種の中から主観的にランキングをしてみました。自分の中ではかなりのハイペースで購入している印象で下半期に関しては各社折畳式機種に加えiPhoneにPixelにXperiaに加え9月下旬には中華系とまだまだ出費が続くのかなと思います。