直近の情報からもSamsungは7月に第7世代となるGalaxy Zシリーズを正式発表すると予測されています。また今年はSamsungにとって初の廉価版であるGalaxy Z Flip 7 FEを正式発表との予測もあります。
何より例年通りであれば7月から8月にかけてXiaomiにHonorにGoogleと折畳式機種の新製品ラッシュの時期になると思います。今回vivoがvivo X Fold 5の正式発表日を告知したのでざっくりとまとめたいと思います。
正式発表日が判明。
すでにweiboでvivoの幹部がチラ見せをしていましたが今回の情報によると6月25日に正式発表することを明らかにしました。執筆時点で発売日は不明ですが発表から発売までおそらく最低でも1週間のタイムラグがあるのかなと思います。
となると最短でみても7月2日で仮に2週間でみた場合は7月9日と7月上旬に発売される可能性が高いと思います。一方で事前情報通りであればインドなど一部市場では7月10日より発売されると予測されています。
つまり大陸版とグローバル版のタイムラグが長く見ても1週間程度しかない可能性があるのは朗報です。この程度のタイムラグであればわざわざ大陸版を買う必要がなくとグローバル版のみでいいかもしれません。
あとはvivo X Fold 3 Proの場合はインドとインドネシアのみでの販売とかなり限定的でした。そのためグローバル版を入手するのは困難でしたがvivo X Fold 5ではどこまで販路が拡大するのか非常に気になるところです。
デザインも判明。
またvivoはweiboにおいてティザーを続々と公開していることもありデザインがようやく判明しました。現行モデルはブラックとホワイトの2色展開でしたがvivo X Fold 5は3色展開であることが判明しました。
まずは非常にシンプルですがホワイトとなっており現行モデルと同じであれば一番分かりやすい選択肢かなと思います。
次に2色目として自分の目だとブラックのようにも見えますが濃いめのグレーとちょっと雰囲気が違います。
そしてヒーローカラバリ扱いになるのか不明ですが明るめのグリーンも用意されていることを確認することが出来ます。個人的にはグリーンが一番欲しいですがグローバル展開される際に一番カットされやすそうに感じます。
ただvivo X200 Proの香港版など一部市場限定でブルーが用意されていたことを考えると販路が仮に拡大されているのであればvivo X Fold 5も市場によってはグリーンがあると期待したいところです。
とはいえないことを前提に考えておいた方がいいのかなと思っており個人的にはグレーが欲しいです。
デザインを確認すると現行モデルから大きな変更はなくサークル型のカメラデザインを採用しています。ちなみに筐体サイズはまだ判明していませんが噂通りであれば開いた時の厚みは4.2mm前後との予測です。
そして本体を閉じた時の厚みは9.33mmとされており仮にこの情報通りであれば開いた時はOppo Find N5より薄いですが本体を閉じた時に関してはHonor Magic V3とほぼ一緒という感じです。
何より現行モデルより薄くなっていることに違いはなくvivoによると折畳式機種の中で最も軽いとの話です。今までブック型の中で最も軽かったのが現行モデルの219gなのでこれよりは軽いことに違はないです。
またvivoが公開しているティザーをみる限りでは重さにかなりの差があるようにも見えます。このことをからも210g前後どころか200g以下になってくる可能性があるのでめちゃくちゃ軽いかもしれません。
デザインは大きく変わらないですが折畳式機種の中では圧倒的に取り回しが良い可能性があります。
Apple製品との連携を強化。
また公開されている情報を確認するとApple製品との連携をさらに強化している可能性が高いです。すでにvivo X200 Ultraでも実装されていますが直訳だとデュアルマシン相互接続アプリで実現していると思われます。
iPhone側にこのアプリをインストールした上で設定することでデータの共有などが可能になるとの話です。ただ執筆時点だとこのアプリ自体がiPhoneのApp Storeにおいて存在を確認出来ません。
そのため地域設定を中国もしはく中国用のApple IDが必要なのか不明ですが手間がかかります。またグローバルモデルが同時に実装されるのか現時点で不明なのでちょっと注意が必要です。
一枚のSIMで2台を管理。
その上でデュアルマシン相互接続を設定しておくと一枚のSIMでiPhoneとvivo X Fold 5の管理が可能になるとされておりiPhoneで受けた着信をvivoで受けたりvivoで受けたメッセージをiPhoneで確認することが可能とiOSとAndroidを自分の好きなように行ったり来たりできるとの話です。
あくまでもiPhoneとvivo X Fold 5の両方が必要になりますがSIMが一枚で動作するのは魅力です。なのでメイン機とサブ機が従来の概念ではなく一つのSIMを2台で共有できると画期的に感じます。
Apple Watchとのペアリング。
そしてvivo X Fold 5はAndroidでは初めてApple Watchとペアリングすることが可能との話です。詳細は分からないですがApple Watchで収集したデータをvivo Healthアプリで管理することが可能です。
そしてvivo X Fold 5への着信やメッセージなどはApple Watchで確認することが可能との話です。ただ現時点で確認がとれていない部分として電子決済の部分でvivoの決済サービスを使えるのか。
もしくはApple Payをvivo X Fold 5の方で管理することが出来るのか非常に気になるところです。これで仮にApple Payの管理が出来るのであれば喜ぶユーザーはかなり多いのかなと思います。
AirPodsとのペアリング。
次に2つ目としてAirPodsとのペアリングが可能でvivo Spatial Audioのサポートを含むとの話です。ただこれは他社のAndroidでも意識してペアリングできるようにしている機種もあるので珍しくない。
とはいえvivo X Fold 5はAirPodsを探すことも可能なのでただペアリングできるだけじゃないのは魅力だと思います。
iCloudとの連携。
3つ目としてはvivo X Fold 5からiCloudにログインした上で管理することが可能としています。内蔵ファイルにおいて一度iCloudにログインさえすればいつでも写真や動画にアクセスすることが可能になるとしています。
またAppleのメモ機能をvivo X Fold 5で閲覧や編集も可能な上にリアルタイムで同期との話です。そして4つ目としてvivo X Fold 5をMacのセカンダリーディスプレイとして使用することが可能になります。
まだ正式発表されないと見えない部分が多く繰り返しになりますがグローバル版が対応しているか不明です。ただこの機能がグローバル版でも使えるということになればゲームチェンジャーになる可能性があります。
Appleからシェアを奪うというよりApple製品にまぜてもらう感じなので逆に面白いかなと思います。
明らかにされた一部スペック。
リークをみる限り折畳式機種の中で最も軽い可能性があることApple製品との連携を強化していることです。またvivoが公開したティザーから確認できるスペックを確認していくとバッテリー容量は6000mAhとなっています。
前モデル対比で500mAhも増えており現時点で折畳式機種の中では最もバッテリー容量が多いです。ちなみに事前情報通りであれば有線で90Wでワイヤレスで30Wとワイヤレス充電に対応したのは嬉しいところです。
耐久性の強化。
また耐久性も強化されており前モデルと異なりIPX8に加え水中撮影に使えるIPX9に対応しています。さらに防塵規格単体で見れば初ではありませんが折畳式機種として初めてIP58に対応した機種です。
Galaxy Z Fold 6などはIP48に対応していますがIP58に強化されたことで本体が故障するような粉塵が内部に入ることはないので今まで以上に様々なシーンで使うことが可能になるかなと思います。
現時点でディスプレイの耐久性やヒンジの耐久性などは分かっていませんがvivo X Fold 5は折畳式機種の中でもトップクラスに近い状態でスペック上では氷点下20度の状態でも使える見たいです。
ただディスプレイがそんな環境で本当に長時間耐えることが出来るのか個人的には疑問に感じます。
搭載SoCと電池持ち。
一方でvivoは明らかにしていませんが事前情報通りであればSnapdragon 8 Gen 3を搭載との話です。
Oppo Find N5やGalaxy Z Fold 7などライバル機種がSnapdragon 8 Eliteを搭載しているためスペックで見れば物足りないと思うかもしれませんが同じSoCを搭載しているvivo X Fold 3 Proのスコアは200万点を超えることもあるので少なくともOppo Find N5と同程度かそれ以上です。
また薄型化に特化したGalaxy S25 Edgeも200万点弱なのでGalaxy Z Fold 7も同程度の可能性があります。結局パフォーマンスが高すぎると消費電力も増加するのでユーザビリティを考えると制御するしかないです。
なのでそこその制御で事足りるSnapdragon 8 Gen 3の方が結果的にパフォーマンスが高い可能性もあります。
現時点でvivoがどのようなチューニングをしているか不明なので実機で試してみる必要があります。ただSoCの世代が古い=パフォーマンスが見劣りしているか現時点で判断するのは難しいと思います。
またディスプレイスペックをみるとvivo X Fold 3 Proとほぼ一緒なので消費電力がほぼ一緒ならバッテリー容量が多いvivo X Fold 5の方が電池持ちが良い可能性があり折畳式機種で最高かもしれません。
ちなみに海外サイトを参考にするとvivo X Fold 3 Proは13時間半なので超えてくればすごいです。もちろん使ってみないと分からない部分でもありますが型落ちSoCをそこまで悲観する必要はないです。
意外とまとまっているカメラ。
そしてカメラに関してメインカメラセンサーは1/1.56インチのIMX921を搭載しているとの予測です。型番でみればvivo X Fold 3のIMX920より新しいですがセンサーサイズで見れば僅かに小型化しています。
超広角に関して現時点で判明しているのは50MPというくらいでセンサーの詳細は不明です。ただ本体の薄さを考えるとそこまで大きなセンサーを搭載している可能性は低いかなと思います。
そして望遠に関してはvivo X200 Pro miniと同じく1/1.95インチのLYT-600を搭載との予測です。おそらく光学3倍に対応していると思いますが最短撮影距離が長いのがネックになる可能性があります。
ちなみにvivo X200 Pro miniと同じであればデジタルズームは最大100倍に対応している可能性があります。
あとはvivoのことなんでおそらくですがテレマクロに対応と汎用性はかなり高いのかなと思います。現行モデルは望遠というよりはポートレート専用センサーを搭載していたので方向性が違います。
単純にvivo X Fold 5は普通の望遠を搭載したのでマクロからズームまでマルチに使える可能性があります。あとは現行モデルはV2チップですがvivo X Fold 5ではV3チップで画像処理が底上げされているかもしれません。
正直vivoにしてはカメラスペックはちょっと物足りないですがフラッグシップと同等に仕上げているように見えます。これでメインカメラが1/1.3インチ前後のセンサーを搭載していれば印象が変わったのかなと思います。
何よりvivo X Fold 3 Proに近い写真や動画を撮れる可能性があるので非常に楽しみです。
まとめ。
今回はvivo X Fold 5の正式発表日が明らかになったので改めてまとめてみました。何より大陸版の魅力がグローバルモデルにどこまで継承されているかで評価が変わるかなと思います。
また7月10日頃に発売であればGalaxy Z Fold 7に多少は牽制できるのかもしれません。