先日にGoogleはAndroid16のソースコードに合わせて対象のPixelに対しても本配信を開始しました。前から容易に想像できたことでしたが、これでGoogle Pixel 10シリーズはAndroid16を標準搭載していると判断することが出来ます。
今回RedditにおいてAndroid16でPixel 7 Proのパフォーマンスが大幅に向上したと投稿されていたので簡単にまとめたいと思います。
パフォーマンスが大幅改善。
今回以下のように投稿されていることが判明しました。
Android 16はPixel 7 ProのGPUパフォーマンスを大幅に向上させるようですが、残りの7シリーズのラインナップも想定しています。アップデート後、かなり大幅な増加。リリース以来、いつもよりずっと良くなりました。Googleはボンネットの下で何をしましたか?これが偶然ではないことを願っています。
添付されていた上記画像を確認するとアップデート前の平均値は「4612」に対してアップデート後における計測結果は「6302」に改善していることを確認できます。
またアップデートしたPixel 6シリーズや最新世代となるPixel 9シリーズとも同程度のスコアを獲得していることを確認出来ます。逆に言うとPixel 9シリーズはGoogle Tensor G4を搭載しているとはいえそこまで強力なGPUを搭載しているとはいえないことになります。
GPUドライバーの更新が原因。
既存機種のGPU性能が大幅に向上したのは以前にも話題になっており、その時改善が見られたのはAndroid16/β版を適用した個体です。ただ先日よりAndroid16が配信されたことで全ての対象のPixelが恩恵を受けられるようになりました。
すべてのテンソル搭載ピクセルはArm Mali GPUを使用しますが、利用可能な最新のGPUドライバーバージョンは付属していません。具体的には、Tensor G1、G2、およびG3 PixelsのAndroid 15アップデートのGPUドライバーは、2024年2月にArmによってリリースされました。Tensor G4 Pixelsの場合、ドライバは2023年12月にリリースされました。Googleは、Pixel Dropのアップデートに合わせて、その後の四半期リリースで新しいGPUドライバーを出荷しました。Android 16ベータ版には、さらに新しいGPUドライバーが含まれています。
Android16に合わせてGPUドライバーが刷新されており、古い機種ほど一気に最新世代までアップデートされたことからもパフォーマンスの向上が著しいという感じです。
何よりゲームをそこまでやらなくても日常的な使い方においてより快適になったとの報告もあるので古い世代を使っている人ほどアップデートを早くするのがおすすめなのかなと思います。