先日にGoogleは9月のFeature Dropのβ版となるAndroid 16 QPR 1 Beta版の配信を開始していました。つまりAndroid16の次のバージョンの開発を進めていることになり、Android16自体も6月に公開されていることが判明していました。
今回9To5GoogleによるとGoogleがAndroid16を一部Pixelに対して配信を開始したと報告しているのでまとめたいと思います。
Android16で追加された新機能。
先日のGoogleの幹部の発言からもAndroid16自体は6月に公開されることはほぼ確定していました。ただ公開と合わせてPixelに対して配信されるかは別の話でどうなるのか何ともの状態でしたが、今回の情報によるとAndroid16の公開に合わせてPixelに対しても本配信を開始したとしています。
ちなみに対象機種はGoogle Tensorをを搭載しているPixelです。一方で新機能をざっくりと確認すると以下のようになります。
Android16での新機能 |
ライブアップデートに対応 |
追加のセキュリティ対策を有効化できる「高度な保護」に対応 |
聴覚デバイスのエクスペリエンスの工場 |
常時表示ディスプレイにおいて、時計部分はダイナミックカラーで表示が可能に |
Pixel VIPSのウィジェットを追加 |
電源ボタンにカスタマイズオプションの追加 |
GboardからAIステッカーの作成が可能に |
バッテリーの状態が追加 |
特に気になった部分としては「ライブアップデート」でUberなど配送の現在状況をアプリを開かずともステータスバーで確認することが可能になるとの話です。もともと追加されることが判明していましたが想定より早く追加された感じに。
また電源ボタンのカスタマイズオプションも追加されており、従来のカメラの起動だけではなくGoogle Walletの起動も選択することが可能に。
多数の不具合も修正に。
また6月のセキュリティアップデートも包括されており、主な修正点を確認すると以下のようになります。
修正内容 | |
生体認証 | 特定の条件下での指紋認識と応答の一般的な改善 |
Bluetooth | 特定の条件下で特定の Bluetooth デバイスが切断される問題の修正 |
カメラ | 特定の条件下でカメラの安定性を向上させるための修正 |
通信 | 特定の条件下でのネットワーク接続の安定性とパフォーマンスの一般的な改善 |
上記は一部修正内容ですが「通信」が久しぶりに含まれた印象を受けます。またセキュリティに関しては18件の問題改善されたとの話です。何より以前のような分かりやすい新機能があるわけではありませんがPixelを便利にしてくれることに違いはないです。
手持ちのPixel 9シリーズにも配信されており、容量は約1.4GBで時間があるときにアップデートすることをおすすめします。